2015年12月31日木曜日

キッチンタイマーのスタート忘れ防止のためのプラス4秒でセットしてます


作業をするときに、時間を15分とか20分とか短く区切ってキッチンタイマーを活用するといいと言われています。

とくに、あまり気がすすまない作業をするときに有効とも。

そこで僕も部屋の片づけのときに何度かためしてみました。
その結果、片づけのときのタイマーは僕には合わないんじゃないかなと思いました。

時間を区切って集中するのがタイマーのメリットなのに、僕は時間が気になってソワソワしちゃいます。
逆に集中できない。

それが分かってからは、作業のときにキッチンタイマーは使っていません。
もっと成長してからためしてみようと思います。

いま使っているのは、仮眠のときです。

気がすすまない片づけとはちがって、寝るのは大好きです。

タイマーを使って仮眠するときに失敗しやすいのは、時間をセットして、スタートさせるボタンを押したつもりなのに押してなかったというものかと思います。

仮眠は15分ぐらいが効果的というのが定説のようです。
僕は座って軽く本を読んでから仮眠に入りたいので23分ぐらいにすることが多いです。

このときスタート押し忘れ対策として、23:04 でセットします。
そして5秒間は手を離しちゃいけないという自分だけのルール。

片づけのときはタイマーでソワソワしちゃうくせに、寝るときはタイマーのことが気にならないでよく眠れる自分がふしぎです。

2015年12月30日水曜日

黒い服のホコリをとるのにスポンジとエチケットブラシ


何か新しいことを試すと、新しい発見がついてくることが多いです。
期待していなかった意外な発見をすることもあって、そういうときはちょっとうれしかったりします。

黒い服のホコリが目立つので、取る方法をネットで調べてみました。

そうじ用のコロコロがいいという記事が多かったんですけど、穴が大きめのスポンジが便利という声もありました。
とくに洗車用の物がいいらしいです。

これは僕にとって意外な発見といえそうです。

でも洗車用のスポンジは持っていませんでした。
代わりに、メラミンスポンジはありました。

ぜんぜん穴のないスポンジですけど、これしかないからしょうがないです。
とりあえずこすってみたらホコリを取るどころか、白いカスで余計に汚くなりました。

ダメだと思って、そのあとエチケットブラシでこすったら、これがなかなかキレイに。
遠回りではあったものの、エチケットブラシだけよりいいみたいでした。

意外な発見と言っていいレベルなんじゃないでしょうか。

必死に服をこすってると体が暖かくなる効果もありました。
動いて暖かくなるのは当たり前すぎるので「意外な発見」部門には入らないでしょう。

でも「期待していなかった効果」みたいな部門ならノミネートぐらいされそうな気がします。

ホコリをとったあと、その服を着て暖まることもできます。

2015年12月29日火曜日

「ホワイトカラー」のピーターが金貨をオシャレに説明したセリフ


「ホワイトカラー」というアメリカのドラマがあって、日本でもけっこう人気があるみたいです。

若いけど伝説的な詐欺師がその知識や発想力を買われて、詐欺事件を解決するためにFBIの捜査に協力するという内容。
主役のニール役のマット・ボマーという俳優は「超絶イケメン」なんて言われてます。

ニールの上司みたいな立場のピーターという捜査官が、部下たちを部屋に集めて、1枚の金貨を見せる場面がありました。

とりかかっている事件の手がかりになる金貨らしいんですけど、それを手に持って最初にこう言うんです。

「この金貨は、カブスの2塁よりよく盗まれてる」

このドラマ自体もオシャレな作品でした。
「スタイリッシュ」とも言われていました。

上に挙げたセリフも気の利いたオシャレなセリフです。

ピーターがニヤけた感じのちょっと憎たらしい顔で言ってて、それもおもしろかったです。
ただ、なぜカブスなのかは僕にはぜんぜん分からないです。

この「ホワイトカラー」というドラマはニューヨークでの撮影が多くて、お金がかかりすぎで終わっちゃったらしいです。

話がつまらなくなったわけでもなく、お金をけちるぐらいなら終わりにしちゃおうというのが、スタイリッシュな決断だったのかもしれません。

このセリフが出るのは「ホワイトカラー」シーズン5 第9話「過ちの正し方」という回です。

2015年12月28日月曜日

空気入れを3つ買って、やっと自転車のタイヤに空気を入れられた


物置の中がどうしようもなくなってちょっと片づけてみたら、自転車の空気入れが3つ出てきた。
自分で買ってそのままにしてるんだから、そこにあるのが当然。

使ってるのは、最後に買ったひとつだけ。

安物だけどクロスバイクといわれる自転車を買ったとき、店員さんに空気圧を高めに入れてと言われた。
その場では分かったような気がしたんだけど、それをちゃんと理解できるまでに何ヶ月もかかった。

単純に空気をたくさん入れればいいだろうと思ったら、そう簡単なことではないみたい。

ホームセンターで普通の空気入れを買って、がんばって空気を入れようとしたけど、空気圧が高いというレベルまでいけない。

もっといい空気入れが必要なんだなと思って、またホームセンターでよさそうなのを買ったけど、結局これも普通の空気入れのようだった。
必死に空気を入れてたら、どこか抜けちゃったみたいでスースー言ってるだけで空気がまったく入らなくなった。

これじゃ、いつになっても僕は自転車に空気を入れられない。

このへんでやっとアセリが出てきて、真剣にネットで調べたりした。
TOEAKというメーカーが出してるジョーブローというものならまちがいないようだと分かって、サイクルベースあさひに行って買ってきた。

やっと空気を入れられて、前のふたつの空気入れは必要なくなった。
ひとつは壊れた時点で必要ないし。

捨てちゃおうと思ってから5年はたってる。

実は物置の片づけをして何とかしなくちゃと思ってからも1年はたってる。

2015年12月27日日曜日

ダイソーのメガネクリーナーという液をちょっとした掃除のときに使っています


ダイソーの商品でメガネをふくオイルみたいのがあって、メガネクリーナーという名前がついています。
すぐに使えるように、これを1つか2つ常に置いてあります。

最初は普通にメガネをふくために買いました。

ある日、メラミンスポンジに水をつけて窓のそうじをしているときに、ふとこのメガネクリーナーを思い出したんです。
汚れを落とすためのオイルですから当然なんですけど、水よりも汚れが落ちやすいです。

ただ、ふいた跡が薄く残ったりして、けっきょく水拭きも必要かもしれません。
値段が安いんだから、まあいいかと思っています。

日頃から水とゾウキンでまめにそうじしてるひとには、このようなオイルはあまり必要ないかもしれません。
僕のような、汚れが目立ってからやっとそうじするようなひとに向いているものと思われます。

ちょっと汚れを見つけてしまったときにこのオイルをティッシュにつけてササッとふいたりとか、そういう手軽に使えるのが便利に感じています。
シッカリとそうじしたいときにも役立ちますけど、1本の量はさほど多くないのですぐなくなっちゃいます。

よく探せば、世の中にはもっといい商品があるような気もします。

探すことに時間を使うより、その時間にそうじしたほうがいいのかなとか、いろいろ考えさせてくれます。

そんなメガネクリーナーですけど、これをそうじに使うというのは、自分ではちょっといい発見だったと思っています。

2015年12月26日土曜日

思い出してみると朝ガムのスッキリ感はよかった気がします


いくら寝ても寝足りないほうの人間です。
できれば毎日9時間ぐらいは寝たいと思っているんですけど、なかなかそういうわけにもいきません。

世間では、ちょっとした早起きブームのようです。

僕もブームに乗って早く起きてみることがあります。
がんばって5時ぐらいに起きると、朝7時ぐらいには耐えられなくなって昼寝しちゃったりします。

昼にすらなっていません。

一日を元気よくスタートしてその日全体を充実して過ごしたいんですけど、そうする方法はないものでしょうか。

ネットでいろいろ見て、朝のガムというのがちょっと気になりました。
イメージ的にも朝のガムというのは効果がありそうですけど、たかがガムとも言えます。

なんとなくためしてみたら、意外にスッキリと目が覚める感じ。

昼間、ちょっと眠くなったときにもガムをかむのもいいなと思いました。

さほど長続きはしないし、とんでもないパワーで出るわけじゃないですけど、落ちていた集中力が少し戻ってくる感じがします。
手軽に効くのもポイントかと。

まるでいいことだらけのようですけど、じつは今はガムは全然かんでいません。
いちいちガムをかむのが面倒になっちゃってるからです。

僕の場合はもっと根本的なところから考え直さなくちゃと思いながら、ときどき朝ガムの効果を思い出したりします。

2015年12月25日金曜日

試合に負けたあとの邪道外道コンビのコメントにおどろいた


プロレスを見ることには、世の中にはこんなにワガママなひとがいるんだと発見できる楽しさがあります。
こんなに自分勝手でもけっこう許されるんだと、なんか安心させてくれます。

ザ・グレート・カブキさんは「週刊ファイト」のインタビューで

「武藤も蝶野もひとがよすぎる。もっと欲を持ってほしい」

と言ってたことがあって、僕はビックリしたことがあります。

それまで僕は、武藤さんも蝶野さんも欲のかたまりのようなひとだと思っていました。
もちろんそれが魅力なわけです。

邪道外道というコンビで活躍しているレスラーがいます。
ビートたけしさんの番組から出てきて、インディ団体から実力でのし上がってきたひとたちです。

この邪道外道コンビの活躍が認められたのでしょう。
新日本プロレスのタッグ・リーグの大きな大会に出ることになりました。

チャンスをつかんだんですけど、そう簡単には勝てません。
カウント・スリーをとられて負けた試合のあと、控え室に戻るふたりをカメラが追っていました。

途中で、たぶん外道さんだったと思うんですけど、カメラに向かって、

「おいレフェリー、なんであそこでカウント・スリーとるんだよ」

みたいなことを言ったんです。
レフェリーは公平に試合をさばいてるだけで、普通に考えればフォールをとられるほうが悪いです。

さらに続けて

「オレたちはなあ、あそこからネバるんだよ」

なんて言ってました。
ぜんぜんネバれてなかったのに。

僕はテレビを見ながら、なんていうワガママなひとたちなんだろうと思って、このふたりが大好きになりました。

今では邪道外道のふたりは、誰もが認める名タッグ。
とてもプロレス的な魅力をもっているコンビです。

2015年12月24日木曜日

プロアルファ ゼリー状という接着剤が93円のわりに役立ちました


お米やダイコンを買おうと思ってヤオコーに行ったときに、プロアルファ ゼリー状という接着剤が売ってるのが目に入りました。

税抜き価格で93円だったし、アロンアルファを切らしたところだったので、買ってみました。

なぜアロンアルファを切らしたかというと、郵便受けの窓っぽい役目のプラスティックがはずれちゃったからです。

アロンアルファでとめると何日かはついてるんですけど、また取れちゃいます。
中途半端にブラブラした状態で、接着剤はなくなりました。

プロアルファを買ったので、今度はそれでためしたんですけど、これは全然つきませんでした。

僕のつけかたが悪かったのかもしれないですけど、接着剤のせいにしてます。
93円だからしょうがないなとか思って。

そのあと、ボールペンがちょっとこわれたんです。
ポケットに挿したりするときの止めの部分が折れちゃいました。

書きやすくて気に入ってるのでプロアルファで直したいんですけど、どうなんだろうと思いました。

郵便受けの件があったし、今回はとめる部分が小さい。

期待していなかったというより不安だったぐらいなんですけど、これは完璧な感じでついてます。
つけて2週間ぐらいたって、指で引っぱってパッチンパッチンいわせても問題なし。

乾いたあと白い跡が残って拭き取るのがけっこう大変でしたけど、よくついてくれてよろこんでいます。

ちなみに郵便受けは、針金でとめてあります。
そこにも白い跡が残ってます。

2015年12月23日水曜日

「GRIMM/グリム」でジュリエットにニックの秘密を言っちゃったおじさんのセリフ


修理のおじさんはニックの秘密を知っていて、とても恐れていました。
アメリカのドラマ「GRIMM/グリム」での話です。

ニックは、ケモノ的な不思議なパワーを持つグリムという一族のひとですけど、それを隠していました。

ニックの婚約者のジュリエットは普通のひとで、悪いケモノに記憶の一部を消されてるんですけど、ニックに秘密がありそうだと怪しんでいます。

修理のおじさんも実はケモノ系のひとながら、弱いほうのケモノ。
ある日おじさんは、ジュリエットに呼ばれていろいろ聞かれます。

ジュリエットも知ってると思い込んでいたおじさん。
ポロッと「グリム」と言ってしまったのを、ジュリエットは聞き逃しませんでした。

それが重要なキーワードだと感じ取ります。
「グリムって何?」

おじさんは「何でもないって」と答えるんですけど、そんな答えでは納得してくれません。
食いついてくるジュリエットに困ったおじさんは、こう続けます。

「別の言い方なんだ、何でもないことの」

この必死な感じのセリフがすごくおもしろかったです。

なんというか、トンチの効いた切り返し。
おじさんアタマいいなあと思いました。

ごまかし切るのはムリだとしても何とかしなくちゃというガッツのようなものも感じられます。

言葉より大切なのは、このガッツなのかもしれません。

(このセリフが出てくるのは「GRIMM/グリム」シーズン2・第21話「ウェイキング・デット」というエピソードです)

2015年12月22日火曜日

前歯と上唇のあいだにフリスクNEOを入れて口臭エチケットしてます


いわゆる、お口のにおいが気になるときとか、そうでないときも。

鼻の下あたりというか、歯茎のあたりと言ったほうがいいでしょうか。

何人かにすすめたことがあるんですけど、どうしてもそのへんにはさめないひともいるようなんですね。
その場合、ちょっと横の位置にしてもいいかと思います。

フリスクNEOは粒が大きいので、はさんでおくと1粒が2時間ぐらいもちます。
どのぐらい息がさわやかになってくれるかは正直に言うとよく分かっていないんですけど、気休めぐらいにはなるかと。

粒が入っていたらしゃべりにくくなりそうですけど、口の中が乾きにくくなって、意外に舌の動きがよくなったりします。

僕はペパーミントの青い缶のものを買っています。
フリスクNEOが発売される前は古いほうのフリスクを買っていました。

でもNEOのほうの味を知ってしまうと、もう前のには戻れないです。
値段は300円を越えてたりと、ちょっと高くなってるんですけどね。

フリスクNEOはアルミっぽい缶に入っていて、ポケットに入れておくと歩くときにカラカラと音がうるさいのが欠点だと思っています。

自分に自信があるひとは平気なのかもしれないですけど、僕は気が小さいです。

対策として、メラミンスポンジをハサミで切って缶の中に入れてます。
中の粒が動かないようにして、音が出ないように。

スポンジがジャマで粒を取りにくくなったり、スポンジがすぐボロボロになったりして、ちょっと面倒ではあります。

2015年12月21日月曜日

DHCのエディソンを週3粒、1箱1年ペースで飲んでます


エディソン。英語で書くと EDiSON となるんですね。

男性パワーに効果、みたいなのが売りで。
それにつられたのはもちろんなんですけど、グータラですぐ眠くなっちゃう僕が元気になれるかもと期待をこめて買ってみました。

DHCの直営店でも普段から置いてる店はほとんどないみたいですね。
数日かかるんですけど取り寄せをたのんで買っています。

エディソンは1袋に6粒入っていて、それを1日で飲むのが普通なんですよね。

僕も最初は毎日1袋ペースで飲んでました。
男性パワーもふくめて、バクゼンとながら効果があるように感じられました。

ただ、これを飲んだせいと断言はできないんですけど、すごく食欲が出てきたんですね。

食欲が出るのは、きっといいことなのでしょう。
でもちょっと複雑な気持ちにもさせてくれます。

急だったからビビッたこともあって、僕はエディソンを飲む量を減らしてみました。

1日6粒から少しずつ減らしていって、1日1粒ペースになって、さらに週3粒になっています。

それでも何となく効果があるように感じてるし、値段が1箱1万円ぐらいしますから1年ぐらいかけて飲むのもいいかなと。

エディソンのほかにスッポン粉末とかリンゴ酢とかを飲んでることもあるんですけどね。
当分はこのペースでいってみようと思っています。

2015年12月20日日曜日

石川雄規さんがカール・ゴッチさんに会えるまでのムチャな話


石川雄規さんといえば、格闘探偵団バトラーツの設立や闘魂ファイトで知られるプロレスラーです。

若いころは藤原組での印象が強いですけど、アメリカでカール・ゴッチさんに弟子入りしてプロレスラーになったひとなんですね。

「週刊ファイト」というプロレス新聞の昔のインタビュー記事でゴッチさんに会えるまでの話をしていて、それがおもしろい。

石川さんは、雑誌でゴッチさんがフロリダ州のオデッサというところに住んでいるという記事を見たらしいんです。
写真もあって、ゴッチさんのうしろに湖が写っていたと。

それで石川さんは、オデッサにある湖の近くにいけばゴッチさんに会えると思ったそうです。

空港からタクシーでオデッサに行って、ドライバーに「湖のところに」とたのんだところまでは順調。
でもそこで「オデッサには数百の湖があるよ」と言われてこまっちゃいました。

ドライバーと一緒に探しまわったけど、数百なんてムチャですよね。

途中でコーヒーを飲んで休憩しながら、その店のお客さんたちにもゴッチさんの写真を見せたらしいです。
するとその中のひとりが「その人ならウチの裏に住んでるよ」。

石川さんも「ラッキーとしか言いようがないですよね」と言ってます。

やみくもに行動に出て失敗したひとは、きっと大勢いるんだと思います。
「もっと慎重に、安全にやればよかった」というひとたちが。

石川さんの例は、とても確率の低い奇跡のようなものでしょう。

でも僕のような弱気で何もしない人間にとっては、行動すれば何かが着いてくるんじゃないかと前向きモードにさせてくれる話です。

それにしても石川さんらしい豪快なエピソードだと思います。

2015年12月19日土曜日

うぬぼれとフリスビーと犬


ひとがやってると簡単そうに見えることが、自分でやってみるとすごくむずかしかったりする。

あのぐらいできるだろうと思ってうしろ廻し蹴りをやって足をぶつけることが、ある意味で僕にとっての成長だった。
ひとつのことを習得するには、努力とか訓練とかが必要で、僕に廻し蹴りはムリ。

江戸川の横のグラウンドで、フリスビーをしているひとたちを見たことがある。
ちょっと本格的なフリスビーだった。

見た目は大学のサークルっぽい若い男女なんだけど、趣味でフワーッと投げてるんじゃなくて、明らかに競技としてやっている感じ。

動きがキビキビしてるし、投げかたや捕りかたも手慣れていて、普段からトレーニングしていることが分かる。

厳しい雰囲気なのに、見ているとすごく楽しそう。

それを見ながら、僕だってこのぐらいできるんじゃないかなとか思ってた。
できるわけないのに、ひとがやっていると簡単そうに見えちゃう。

さらに僕のうぬぼれ。

小学生のころ野球チームに入っていて、僕はヘタで打つのも投げるのもダメだったけど、キャッチだけはまあまあうまかった。
それが変な自信になってる。

江戸川のグラウンドでは、犬がフリスビーをキャッチしてるのを見かけることもある。

犬のスピードは、さすがにすごい。
持ってる能力が人間とはちがう。

実はそれを見ても、僕もあのぐらいできるんじゃないかと思ったりする。
飼い主さんにたのんで投げてもらいたいぐらい。

うぬぼれるにも節度は必要だと思いながら、部屋でまた廻し蹴りをする。

2015年12月18日金曜日

草野進さんがプロ野球選手を語る文章にとつぜんエレベーターの淑女


草野進さんの「世紀末のプロ野球」という本に、野球選手と帽子について書いた文章があります。

グラウンドでは帽子をかぶったままでいてほしいと主張する草野さん。

勝ったチームのピッチャーが帽子をとってハイタッチしたり、ホームランを打った選手が守備位置に走りながら帽子をとってファンにおじぎしたり、そういう姿に対しては不満なようです。

草野さんの場合、怒りかたにも品があって、こんな文章が出てきます。

「エレベーターに淑女と乗り合わせたわけではなくまぎれもなく球場で衆人環視のもとにあるのだから、彼らはどこまでも正装をまもってほしい。」

最初の「エレベーターに淑女と…」というのがおもしろい。
実際に見たことはないですけど、外人のひとにはそういうマナーがあるような印象です。

男が帽子をとるのはそういうときなんだと示しておくことで最後の「正装をまもってほしい」が活きてる感じがします。

草野さんのこの文章のタイトルは「知らぬ間に選手の頭から帽子が離れている試合ほど人を興奮させる」で、実は帽子がとれちゃう姿を見るうれさを書いている文章なんです。

長嶋さんが空振りしたときや、外野手がファインプレーをしたときに帽子が飛ぶ姿について語っていて、先ほど引用したあたりはその前フリにもなっています。

きっとこういう工夫が、説得力のある文章とか言い回しとかをつくるんだろうなと思います。

見習いたいポイントですけど、野球選手の帽子からエレーベーターの淑女を連想できるようになるには、そうとうな訓練が必要な気もします。

2015年12月17日木曜日

Airwalkのサイドショルダー型のバッグを捨てなくてよかった


クロスバイクとかいう自転車を買ってハマッていった時期と、そうじに一生懸命になり始めた時期がかさなった。

それが変な心理とイキオイを生んでしまった。
僕は自転車とともに生きていくんだから、自転車に向かないものは捨てちゃおうみたいな。

そして実際にどんどん捨てていった。

とくに服。
僕は汗っかきで、自転車に乗ると服がビチョビチョになる。

乾くのに時間がかかるものはアッサリ捨てちゃった。
これはもったいなかった。

最近はどちらかというと自転車より歩くほうが楽しくなっているし。

15年ぐらい前に買った Airwalk のサイドショルダー型のバッグがある。

黒いナイロン素材のもので、機能優先な感じの見た目が味気ないバッグ。
たぶん、こういうのはトートバッグとは呼ばないかと思う。

自転車に乗る前は、ずっとこのバッグを使っていた。
でもサイドショルダーなので自転車に乗るのには使えない。

そうじのイキオイに乗ってこれも捨てちゃうことに決定したんだけど、なぜか捨てられなかった。
バッグが僕に逆らって捨てさせまいとする意志のようなものまで感じさせた。

4,000円ぐらいのものだし何年も使ったからもういいだろうと思うのに、このバッグを持って職安にかよってたことなんかを思い出させてくる。
横のポケットにボトルを入れやすくて便利だったことでもアピールしてくる。

けっきょく5年ぶりぐらいに復活して、今は歩いて出かけるときにすごく役立ってる。

Airwalk のサイトを見ても同じバッグが見当たらないので、捨ててたらもう手に入らなかったかもしれない。

バッグがアピールしてくれてよかった。

日記をつけていた20冊ぐらいのノートはアピールしてくれなかったので捨てちゃって今は悔やんでいる。

2015年12月16日水曜日

ボーは馬が大好き BELIEVE/ビリーブ 8話


第8話 潜入工作 AXN

1行あらすじ
パワーを感知する機械をチャニングが細工しに。ボーはおじさんのピンチを察知

セリフ
「彼女の感情は?」
「自分をブサイクだと」
 --テート & ボー


ボーの絵が出てきませんでしたね。
代わりに今回は水を使っていました。

ボーがおじさんを助けようとする話と、チャニングの話、2本立てのように進んでいったんですけど、水の件をきっかけに2つの話に分かれていく流れがスムーズでした。

ボーにたのまれて、テートがおじさんに話しかける場面がありました。

見ず知らずのおじさんに超能力のことは言えないので「実は娘はカンが鋭くて…」とか言って。
説明にこまっている様子がよく出ていて楽しいシーンでした。

おじさんについては、ボーのパワーを経由して最悪の事態を先に見せちゃっていたのが工夫されていと思います。
その最悪をどう避けるかという進めかたで。

あと5分もすれば解決という場面から急にピンチになったり、決着がついたことの見せかたもヒネリが効いていました。

そして最後は、不思議な終わりかたでしたね。
チャニングの働きの成果が出たことは分かるんですけど、それ以外はぜんぜん意味が分からないです。

絶体絶命のシーンでも落ち着きはらったようなチャニングの表情がなんか面白かったんですけど、このあとどう展開するんでしょうか。

2015年12月15日火曜日

選挙カーのウグイス嬢の「うなずいてのご声援、ありがとうございます」にとまどう


夏の暑い日だったので窓を開けたかった。

でも投票日が近い時期で、窓を開けると選挙カーからの声がうるさかった。

ちょっとした板ばさみな状況。
たぶん英語でいうとジレンマ、シャレたひとがいうとディレンマみたいな。

やっぱり暑いのはイヤなので窓を開けて、うっとおしいなあとか思っていたとき。
女性の力強い声で「うなずいてのご声援、ありがとうございます」と言ってるのが聞こえた。

そのあとしばらく僕は「うなずいてのご声援」について考えていた。

選挙カーが、近所のおじさんか誰かとすれちがったんだろうか。

おじさんはその候補者を支持してるわけじゃないけど、目が合って気まずかったので軽くうなずいてみた。
それを「うなずいてのご声援」。

その女性はいろいろなことをプラスに受け止められる前向きなひとなのかもしれない。
コップに水が半分残っていたら「あふれてます!!」ぐらいの。

あるいは、選挙カーだから何か言わなくちゃと追い込まれていたんだろうか。

おじさんがいいリアクションしてくれれば、大げさに「ありがとうございます」と言える。
でも、ちょっとうなずいただけ。

何か言わなくちゃいけないのに、言うネタがないディレンマ。

イキオイまかせで「うなずいてのご声援」とか言っちゃって、家に帰ってからさすがにあれは調子に乗りすぎたなとか思ったりして。

残念ながら、その候補者の名前は聞いていなかった。
ぜんぜん根拠はないんだけど、選挙結果のほうも残念だったような気がする。


2015年12月14日月曜日

パパイヤパラノイアから名前の大切さを思う


何年も前のことだけどCDショップでパパイヤパラノイアの「バニラ・ムーン」というCDを見かけた。

パパイヤパラノイア。
音を聴いたことはなかったけどその名前は自然に名前を覚えちゃっていた。
評価も高いようだし、なんとなく気になる存在。

雑誌で見た記事を思い出して、そういえば再結成したんだとか思ってCDを買ってみた。
ジャケットの石嶋由美子さんの姿も美しかったし。

そうして初めて曲を聴いてみて、なんでもっと早くから聴かなかったんだろうと後悔した。
パンクっぽい曲もファンクもまざってるし、派手で頭にこびりつくようなサウンドが大好きになった。

過去に3枚のアルバムが出ていると知って、それも聴きたくなったけど、何年も前に出たインディ盤。
見つけるのはムリだろうと思っていた。

それがある日、池袋の店で中古CDの棚をボケッと見ていたら、その3枚のアルバムが並んで売られていた。

とつぜん訪れた夢のような瞬間。
「おおーっ」とか声が出そうになったけど、店員さんにそんなに価値があるCDなのかと値上げされちゃったらマズイと思ってこらえた。

この3枚も、僕をとても幸せにしてくれるCDだった。

パパイヤパラノイアという印象に残る名前じゃなかったら最初に「バニラ・ムーン」を見たときに買っていなかったかもと考えると名前って大事だなと思う。

「パパイヤ鈴木と関係あるの?」とか聞かれちゃうと僕はちょっとくやしくなる。

2015年12月13日日曜日

ドトールのレジ横のイチジクのお菓子がうれしかった


最近はコンビニのレジ近くにドーナツがよく置いてある。

つい買いたくなっちゃう心理をうまく突いてる感じ。

僕もコンビニでバイトしていて、やっぱりレジの近くにはドーナツがある。
店の狙いどおりにひとがつい買ってしまう姿を見ると、なかなか複雑な気分。

ドトールでコーヒーを飲むときには、アンパンなんかが目に入って一緒に買っちゃうことがよくある。
前にたしか日暮里のドトールに行ったとき、レジの横に、イチジクを乾燥させたようなお菓子があった。

子供のころ、近くに親戚の家の畑があって、なんか野菜を育てていた。
その畑のすみにイチジクの木が10本ぐらい並んでいた。

それは出荷する目的じゃなく、ついでに植えてあったもので、実がなったら好きなだけ食べちゃっていた。

子供でアホなので、自分がどれほどイチジクに恵まれた幸せな環境にいるかそのときは分かっていなかった。
もちろん「無花果」なんていう漢字も知らなかったし。

知っていたのはイチジクがおいしいことだけ。
でも、その畑は埋め立てられて誰かの家が建って、僕はそれ以来イチジクを食べたことはなかった。

なのでドトールでイチジクのお菓子を見たときは、ちょっと特別なうれしさがあった。

大人になってコーヒーなんか飲むようになって、さらにいま手を伸ばせば一緒にイチジクも食べられる。

ふたつがセットになったらどんな幸せを味わえるんだろうとか思ったけど、100円ちょっとのお菓子だし、さほど感激するような味でもなかった。
まあ、そんなものなのかもしれない。

それでもちょっといい気分でコーヒーを飲ませてくれたイチジクのお菓子にありがとう。

2015年12月12日土曜日

What's the Fundayで古川タロヲさんが桜の咲きかたを恋心にたとえた


日曜の午前中は、なるべく部屋のそうじをするようにしています。
そのときに InterFM897 の「What's the Funday」という番組を聞いています。

朝からパンクとか、やたらノリのいい曲がかかる番組で、日本の Su凸ko D凹koi(すっとこどっこい)というステキなバンドもここで知りました。

DJがジョージ・ウィリアムさん、マイク・ロジャースさん、そしてもうひとり古川タロヲさんという巧みなトークを聞かせるひとがいます。

2015年の3月末ごろの放送で、桜が一斉に咲いたという話が出ていました。
咲かたがとつぜんな感じだったということで、それをタロヲさんはこう表現しました。

「きのうまで友達だと思ってたのに急に好きになっちゃった、みたいな」

これにはビックリでした。

花が咲いたことを言ってるのに、ぜんぜん高級感のないフレーズ。
むしろ幼稚でアホッっぽい言い回しで、それがとてもおもしろいです。

どうすれば桜の話からこんなフレーズに結びつけることができるんでしょう。

数あるラジオ番組のなかでもとくに好きな番組なんですけど、そうじしながら聞いていると、ついラジオよりそうじに夢中になっちゃうこともあります。

ぞうきんでホコリをふきたいのに、せまい所になかなかとどかなくて必死になってたり。
本棚をふいてるときに目についた本を読んでしまって、いつのまにか時間がたっていることも。

気がついたら終わっていたりして、もっと真剣に聞いておけばよかったと後悔することも多いホロ苦い番組です。

2015年12月11日金曜日

「そんな彼なら捨てちゃえば?」 乙女心を武器に突進するジジの魅力


  よくある話だわ。結婚を信じないと言ってた男が半年後に、
  ジムで会った24歳の女と結婚してる
  ーーベス・バーレット

ヒット作らしいので、この映画を好きなひとは多いのかと思います。

僕にとっても、一生のあいだにこれほど楽しい映画を観ることは少ないだろうと思える「そんな彼なら捨てちゃえば?」です。

女優陣が軽く豪華なんですけど、その中ではあまり有名ではないと思われるジニファー・グッドウィンが演じるジジが光ってるんですよね。
スカーレット・ヨハンソンよりかわいく見えちゃった僕はおかしいでしょうか。

彼氏をつくるために積極的に行動するけど、男の態度を都合よく解釈してしまって失敗続きのジジ。

バーテンダーのアレックスにボロクソに言われながらアドバイスをもらうんですけど、やっぱりカン違いが止まらないのが面白いです。

やみくもすぎるジジと、ドライな目で人間を分析するアレックスの噛み合わないやりとりが、何度見ても僕の心を捕らえて離しません。

所々でこまかいワザを見せていて、話の組み立てで楽しめるポイントも豊富ですね。
ジジとアレックスの会話に仕込んでおいたネタ振りがショボい感じで決まるし。

別のカップルの話は、かっこよくまとまったりするんですけどね。
とくにベン・アレックス演じるニールは、ズルイぐらいのいい役で。

ドラマ「NCIS」のケイト役だったサッシャ・アレクサンダーが少し出てるのも、僕はちょっとうれしいです。

この映画がきっかけでドリュー・バリモアとジジャスティン・ロングの交際が始まったという今となってはマヌケなエピソードもほほえましいです。

2015年12月10日木曜日

「だから片づかない。なのに時間がない。」の、とても安心させてくれる言葉


読むとナゼかそうじや片づけをしたくなる「だから片づかない。なのに時間がない。」(マリリン・ポール著、堀千恵子訳)という本があります。

おかげで僕の汚かった部屋がだいぶマトモな感じになっています。

この本の前半に「隠そうとするから解決しない。助けを呼ぶ勇気を持て。」という章があります。

ひとりでがんばるのがいいことで助けを求めるのは弱さのように思われがちだけど、ちがうんだという内容。

でも、自分のダメなところはなかなかひとに言いにくいものです。

作者のひともそのへんは分かっていて、まずは、さほど当たり障りないことを心のやさしいひとに話してみるといいと書いてます。

「片づけが苦手」とか、
「何がどこにあるかわからない」とか。

たしかにそのぐらいなら言えそうですね。

これだけでもアドバイスとして十分なぐらいなんですけど、作者はさらに勇気を与えようとして、こんな文章が続きます。

「そのくらいでは、相手もゾッとして卒倒したり、二度と口をきかないことはまずない。」

いい意味でダメ押し的に、とことん安心させる言葉。
そのぐらい言ってもらえれば、できそうな気持ちになってきます。

安心させるためには、こうやって大げさに言うと効果がありそうだと学ぶことができました。
そうじの本なのに。

この本は僕にとって重要なので、常にすぐ手に取れる場所に置いてあります。

2015年12月9日水曜日

怪物は煙突に住んでる BELIEVE/ビリーブ 7話


第7話 囚われの父娘 AXN

1行あらすじ
スタンドでゼペタたちに見つかる。ボー、昏睡状態で別の自分が見てる

セリフ
「サンタみたいに?」
「サンタは煙突に住んでない」
 --テート & ボー


パワーを持った新しいキャラが登場したので今回からまたボーの戦いが始まると思っていたんですけど、すんなりとは進んでくれないんですね。

冒頭でボーが描いた絵を見て、ウィンターとチャニングはそれがどこかすぐに分かったようでした。

ふたりにとっては避けたい場所だったのに、絵が予言していたかのように、行くしかない状況に。

お約束になっているボーの絵をうまく使って、そこが特別な場所だと自然に伝わる流れになっていました。

テートは軽くプレッシャー的なものを感じてるところにボーが危険な状態になって、自分を責めている様子。

ウィンターやチャニングと意見がズレていく前に、テートの複雑な心理を強調しいてたのが効果的だったと思います。

ボーの言う「怪物」がキーワードのようになって、それは何なのかと思わせながら話が進んでいました。

けっきょく何だかよく分からなかった気もするんですけど、怪物への恐怖が消えるタイミングに、テートの件や色々なものを合わせてくるのが巧みでした。

父親が誰なのかをボーが知るという、それだけでひとつの話をつくっちゃった感じです。

次あたりは、ボーのパワーが炸裂する話に戻るんでしょうか。

2015年12月8日火曜日

トカゲにビビッていたのにミーコちゃんは助けてくれなかった


朝、玄関をあけるとミーコちゃんが入ってくる。
離れたところから走ってくることもあるし、玄関の前で待ってることもある。

その日は、玄関があいたことに気づいて走ってきたんじゃないかと思う。

ちょっとしたスキに、ミーコちゃんより先にトカゲが玄関に入ってきた。
思いがけないお客さん。

小さめのトカゲだったけど、僕を恐がらせるには十分だった。
なんとかしないと、これからトカゲと一緒に住むことになっちゃう。

ここはミーコちゃんに助けてもらおうと思った。
日頃からニャンコ・マッサージをしてあげてるし。

早く入ってトカゲを退治してと願っていたのに、ミーコちゃんは玄関の前で入るのをためらっている様子。

ネコとしての野性のカンが、僕がビビッているのを感じとって慎重に行動しているのかもしれない。

その野性のカンこそ、僕がいま求めているものだ。
それをこの場で発揮してほしい。
攻撃的な感じで

ドアを大きく開けて大歓迎ムードにしたら、やっと入ってきたミーコちゃん。
どんな戦いを見せてくれるんだろうと思っていたら、トカゲを素通りして部屋のほうに行っちゃった。

玄関には、ポツンと取り残されたトカゲと僕。

素早く入ってきたわりにはトカゲはじっとして動かないでいてくれた。
これは本当によかったと思う。

ホウキでそおっと外のほうに動かしたら、素直に出ていってくれた。
トカゲを追い出すなんて、すごく野性的な男になった気分だった。

ミーコちゃんにはしばらく冷たくしてやろうと思ったけど、またニャンコ・マッサージしちゃった。

2015年12月7日月曜日

矢作俊彦さんが元高校生ピッチャーの実力をあやふやに説明した文章


矢作俊彦さんの「ライオンを夢見る」というエッセイ集があって、海外での出来事がおもしろく書かれています。

その中で、矢作さんがスペインにいるときに偶然、知り合いの小説家と会います。
最後まで読んでもその小説家が誰なのかは分かりません。

名前は書かれていなくて、そのひとのことはずっと「甲子園崩れ」と書かれているんです。
偶然会った場面でその小説家について、高校で野球をやっていてピッチャーだったと、軽く説明があります。

どのぐらいの実力のピッチャーだったのか、矢作さんはこう書いています。

「もし肩を壊さなかったら、近鉄の2軍で4勝ぐらいはできたかもしれない。」

近鉄というプロ野球チームがあったことは説明の必要ないですよね。

2軍とはいえプロで4勝するってけっこうすごいことだと思うんですけど、むしろけなしているように感じられるフレーズです。
実際に4勝したわけでもないし。

大きな活躍はしなかったものの、そこそこのひとだったという。
そんなハッキリしない感じを伝えるために、このような表現が必要だったのでしょうか。

矢作さんの文章は、そのあとこう続きます。

「肩を壊したので、午後六時から酒を飲める権利を手に入れ、四六時中それを行った。」

内容はやっぱりけなしてるようですけど、表現がかっこいいです。

このひとは、ちょっと出てくるだけのひとなんですけどね。
こんな文章で紹介されて、うらやましく思えます。

2015年12月6日日曜日

釣りビジョンとカネショウの和風つゆ


釣りはぜんぜんしないんだけど、CSの釣りビジョンという局の番組をなんとなく見ることがある。

知識がなくても、釣りの番組を見ていると楽しい。

ハデにガンガン釣ったり、しぶくヘラブナとかアユを釣ったり、中には笑いを狙ってる番組もあって多彩。
車がバンバン通ってる橋の下で大きなナマズを釣りあげる映像には、ちょっとビックリした。

見てると楽しそうだなと思うけど、僕はあまり積極的ではないこともあって自分で釣りはしない。

釣りビジョンの番組では、女性の起用のしかたも工夫されてる。

タレントのひとも出るし、「釣りはじめます」という番組では一般の女性が初めて釣りをするまでの様子を追っていて、ナゼかいつもキレイなひとが出てくる。

そんな女性たちまで見たらさらに楽しそうに思えるけど、釣りはしない。

カネショウという会社のリンゴ酢が好きで、牛乳で割ったのをほぼ毎日飲んでる。

ホームページから注文した商品といっしょに、たまにオマケがついてくる。
別のお酢が入った小さいビンや、ゼリー・スティックの商品など。

「たけくらべと」いう名前の和風のつゆがオマケで入っていたこともあった。
麺つゆにも使えるし、しょうゆの代わりにかけると何にでも合っておいしかった。

その商品は今は名前が「津軽海峡 焼干だしつゆ」と変わっている。
オマケでついてきたときに気に入ってしまったので、それから2年ぐらい、僕はその和風のつゆを買い続けている。

これはエサがよかったということか。

僕は釣りはしないけど、釣られちゃうことはけっこうある。

2015年12月5日土曜日

防水のクツと普通のクツと使い分けて長持ちさせたいけど…


防水のクツをはいて初めて雨降る中を歩いたときは、おどろいたものです。

こんなものがあったのか、という感じでしょうか。

僕は自転車がきっかけで雨対策をいろいろ考えるようになりました。
カッパのちょっといいやつなんかを買ったら、けっこう快適で。

それで調子に乗って、次はクツもなんて。
ゼイタク言い過ぎなんですけど、ガマンできなくなっちゃいました。

防水のクツは、自転車より歩きのときに役に立つかもしれません。

長グツなら別ですけど、雨の中を歩けばクツもクツ下もビチョビチョになるのが当たり前。
バクゼンとそんなふうに思っていたのに、1時間ぐらい歩いても水がしみ込んでこなかったんです。

正直に言うと、ちょっとしみ込んできたんですけどね。
それでもかなりの快適具合でした。

新しいうちはよくても、使ってるうちにだんだん防水の機能が落ちてきます。
ゴアテックスの素材でも水がしみ込んできちゃいます。

長持ちさせるには、晴れてる日は別のクツをはくのがいい方法かと思います。
防水なぶん値段が高いですから、必要なときに大事にはいていく。

でも僕は、雨の心配がないときも防水のクツをはいています。
なぜなら、そこまでおカネがないから。

クツが痛むのが速くなって余計におカネがかかると思うんですけど、まあしょうがないかなと。

なかなか全てがうまくはいきません。

2015年12月4日金曜日

「オールモストヒューマン」でムチャを通そうとするジョンのセリフ


2048年のアメリカの警察が、ドラッグ製造組織を捜査していました。
「オールモストヒューマン」というドラマでの話です。

少し未来の世界を描いた作品だったんですけど、一般的な人間よりかなり高い能力を持つクロームというひとたちが普通に暮らしてたりします。
一般のひとは、ナチュラルなんて呼ばれて。

世界を大きく隔てているウォールというものがあったりもするようです。
ウォールの向こうに何があるのか説明のないうちに番組が打ち切りになっちゃったんですけどね。

ドラッグ組織を捜査する話では、近未来でも誰かが中に入らなければ詳しいことは調べられないようでした。

知識が豊富なルディというオタク分析官を、組織のコックとして潜入させたらいいんじゃないか。
そう提案したのが主人公のジョンです。

しかし女性ボスであるサンドラ警部は賛成できないようでした。
「ラーメンもつくれないひとがコック?」

たしかにムリがありそうで、不安になるのも当然ですね。

反論のしようもないとも思える言葉でしたが、それに対してジョンは力強くこう言いました。

「注文はできる」

だから何なんだ、という答えですね。
苦し紛れとか、その場しのぎな感じなんですけど、そこに妙なおもしろさがあります。

こんな切り返しがキレイに決まったら気持ちよさそうで、ぜひ自分でもやってみたくなります。
かなりアタマの回転の速さが必要になりそうですけどね。

(このセリフが出てくるのは「オールモストヒューマン」第4話「潜入捜査」という回です)

2015年12月3日木曜日

小物整理袋は大きいのも便利。汗っかきにも便利


パンを買うためにサイフから千円札を出したら、そのお札が茶色くよごれていたことがあります。

その日は夏の暑い中、自転車で20キロぐらい走ってからパン屋さんに寄りました。

帰ってからサイフの中を調べたら、他のお札も茶色くなっていました。
僕はかなり汗っかきで、汗がズボンの尻ポケットのサイフを濡らして、お札に染みたようです。

茶色くなったお札を出すのは気まずいので、解決する方法を考えてみました。

汗っかきがなおれば一番いいんですけど、体質なのでむずかしそうです。

新しいサイフを買うという方法もあるかと思いますが、また汗をかいたら同じかと。
あまりお金を使いたくないし。

思いついたのが、ホームセンターなんかで売ってるビニールの小物整理袋です。

小さい整理袋が便利なので前から使っていたんですけど、ちょっと大きめの、お札が丸ごと入るものを買ってみました。

整理袋をサイフの中に入れておいて、その中にお札を入れる。
これで汗をかいても、まず大丈夫です。

雨の日に、ケータイや小さいデジカメなどを整理袋に入れてからカバンに入れれば濡れないことにも気づきました。
いろいろな使い道がありそうです。

最初の話にもどりますが、パン屋さんで千円札が茶色くなっていることに気づいたとき。

「汚いお札ですいません」と言ってお札を出したら、女性の店員さんが
「ぜんぜんOKです」と言ってくれました。

ちょっとうれしかったです。
三郷市のパンエッセンというお店で、ここのコロッケサンドと穀物食パンみたいなやつが大好きです。

2015年12月2日水曜日

テート、ボーを人間ウソ発見器に BELIEVE/ビリーブ 6話


第6話「リベンジ」 AXN

1行あらすじ
テートが故郷で真相を探る。恋人と思われてチャニング怒る

セリフ
「眠れよ」
「眠くないよ。まだ明るい」
「お昼寝だ」
 ーーテート & ボー


テートの容疑の件はどこかでハッキリさせなくちゃいけないでしょうけど、意外に早めのタイミングできた印象です。

同時に、スクーラスが計画の中心にショーンという青年を選ぶ話をかぶせてありました。

おとなしくて繊細な感じを強調していたのは、これからどんどん凶暴になっていくということでしょうか。

前回のジョシュアは、ショーン登場のイントロのような存在だったのかもしれません。

今回はテートの話を済ませて、ボーとショーンの対決に進んでいく区切りになっていた感じです。

テートに罪を着せたのは誰なのかというポイントで二転三転していく途中で、ボーとテートが「誰も傷つけない」と約束していました。

大事なシーンだと強調するかのように、指切りまでして。

そしてテートのピンチで、その約束を思い出す場面にもっていくんですね。
準備万端の展開でした。

どうやってピンチを切り抜けたのか、いつ説明してくれるんだろうと思っていたら、説明なしで終わっちゃって少しおどろき。

超能力がありなんだから、それもありなんですかね。

関係ないんですけど、メグと警官が話してるシーンでうしろを大きなネコが通るのがおもしろかったです。

2015年12月1日火曜日

端切れを机の上に敷いてテーブルクロス代わりにしています


机の上にテーブルクロスをするひとは、あまりいないような気がします。

そもそも、さほど必要でもないですからね。
する理由がありません。

僕の場合、机のデザインがしょぼいもので。
上のほうだけちょっと隠したいなという気持ちがあったんです。

マイナスな動機で始めたんですけど、やってみたら、なかなかいいんじゃないかと。

今は白地に軽くラインが入った綿の端切れを敷いてあります。
300円ぐらいで買ったもので、普通はこれをテーブルクロスとは呼びません。

それでも敷けばちょっとしたアクセントというか、机を前にしてるときの気分がちがってくる感じがあります。

単なる綿の布なので、机の上に置くとスルスルとすべってしまいます。
机の上に固定させるのは、やや手間かもしれません。

僕は上にPCモニタやテレビ番組雑誌を置いたり。
それでもけっこう動いちゃうんですけど、まあいいかなと。

安い端切れなので、汚れたり飽きたりしたら気軽に交換できます。

洗濯して使い続けることだってできるんですけど、シワシワになるのでアイロンも必要になります。
そこまでやるなら、新しいのを買ったほうがいいかなと。

新しいのと交換するときには、どうしても机の上全体を片づけなくちゃいけなくなります。
面倒ではありますが、これがきっかけで机の上がキレイになったりします。

ただし僕は1枚の端切れをダラダラと使いつづけるので、キレイになるのは2年に1度ぐらいです。

2015年11月30日月曜日

立ち食いホカ弁ビジネス


ビジネスをする気力も資金もまったくないんだけど、立ち食いホカ弁というのをやったら、いけるんじゃないかと妄想している。

多くのホカ弁屋さんは持ち帰って食べることになるけど、店に席が10ぐらいあってすぐ食べられるようになっていたら……。

このビジネスはきっと儲かる。
実行したひとはお金持ち。

すでに立ち食いソバ屋さんというものがあって、そこにはお客さんも入ってる。
ソバの代わりにホカ弁を食べたいひとだっているはず。

立ち食いホカ弁ができたら、今までソバだったものがどんどんホカ弁に変わっていく。

ソバがホカ弁に変わるんだから、年越しソバも、年越しホカ弁になっちゃうかもしれない。
大晦日に食べるホカ弁が1年の疲れをとってくれる。

年末は、大そうじだけでもけっこう疲れてる。
台所の換気扇の油汚れなんか大変だし。

換気扇をカバーしてる感じのプラスティックの板はとくに油がべっとり。
こまかくデコボコになってる部分の油なんか全然とれない。

こういう油汚れを簡単にそうじできる道具や洗剤を開発したら、きっと儲かる。
実行したひとはお金持ち。

でもやっぱり、立ち食いホカ弁のほうがすごいと思う。

2015年11月29日日曜日

「ダニーのサクセスセラピー」でTKが美女の誘惑をかわすセリフ


アメフトのスター選手 TK は、本来はとても女性に積極的なバッファローのようなひと。
海外ドラマ「ダニーのサクセスセラピー」での話です。

メカッド・ブルックスというスキンヘッドの俳優が TK を演じているんですけど、欲望のかたまりが頭をツルツルにしてアゴヒゲをはやしてるレベルです。

その TK がレストランでマーシーという美女と食事中で、熱いお誘いを受けていました。
「部屋をとってあるから」なんて言いながらマーシーは TK の足を触ってきます。

大変うらやましい状況なんですけど、このときの TK には事情がありました。

美女マーシーはマネジメント会社のひとで、TK はその会社と契約したいと思っていたんです。

誘惑に対して、相手を傷つけないようにヤンワリかわしたい TK。
足を触られてる状態からスッと席を立って、マーシーにこう言います。

「なんだか風向きが、触れ合い重視って感じだよね」

すごく遠回しな言い方です。
「風向き」とか「重視」とか、何を言ってるのか分からないぐらい遠回し。

ちょっとかわいい感じが出てるのもいいんじゃないでしょうか。

これはきっと、翻訳したひとも素晴らしいんだと思います。

アメリカのドラマなので実際は英語で言っているんですけど、そういう意味でも僕には何を言ってるか分かりませんでした。

(このセリフが出てくるのは「ダニーのサクセスセラピー」シーズン3、第2話「愛を求めて」という回です)

2015年11月28日土曜日

一度だけ中野駅に行ったときに買った、あらきなおみさんのCD


まわりに誰もいないと、僕はよく鼻歌をうたう。

いちばんよくうたうのは、あらきなおみさんの「青い日々」という歌。
あまり知られていない曲でマニアック自慢みたいだけど、僕は大好きな曲。

前に会社づとめをしていたときに、中野駅のちかくにある得意先にたまたま行くことになった。
その得意先に行ったのは一度だけで、僕が中野駅で降りたのも人生でその一度だけ。

仕事が済んだときは夜で直帰していいことなって、電車に乗る前に見かけたレコード屋さんに入ってみた。

そのころ僕は、日本のインディCDを音も知らずに買うのがちょっと好きだった。
中野のそのレコード屋さんはインディ作品もなかなか豊富で、そのとき買った中の1枚が、あらきなおみさんの「東京トラッド」というミニ・アルバム。

早川義夫さんの「サルビアの花」をレゲエ・アレンジにした曲なんかも入ってる。
そして聴いた瞬間から強烈に好きになってしまったのが「青い日々」という曲だった。

生ピアノだけの演奏をバックにうたわれる教会音楽のような曲。
何度も聴いたし、それ以上に何度もうたった。鼻歌で。

この曲を世界でいちばん多くうたったのは僕なんじゃないかとすら思う。
あらきさん本人より多いんじゃないかと。

歌詞の最初が「坂道」という言葉で、ひょっとしたら「坂道」という言葉を世界でいちばん多く言ったのも僕なのではとも。
でも、さすがにこれはほかに強敵がいそう。

そのぐらい好きな曲なんだけど、あの日たまたま中野に行なかったら聴くことすらなかったと思う。
中野の得意先に行って何をやってきたのかは完全に忘れちゃった。

でもこのCDを買ったことで、中野は僕にとって素晴らしい場所になってる。

2015年11月27日金曜日

惜しいひとたち


関東地方に山梨県を加えた地域を、首都圏というらしい。
ひとつプラスしたら言い方がけっこうちがっちゃう。

そこに長野県と新潟県もいれると「関東・甲信越地方」になって、最初の呼び方に近くなったりする。

僕は埼玉県で生まれてずっと住んでるのに、そういうことをまるで知らなかった。
もっと世の中のことを知ってるひとになりたい。

それでというわけでもないけど CNN でも見ようかなとチャンネルを合わせてみたら、画面の上のほうに英語の文字がゾロゾロと出てきた。

なんだろうと思ったら、しゃべってることがそのまま入力されて文字になっているようだった。

ニュース番組のトークに、一字一句レベルの細かい台本はないと思う。
入力するひとは言葉を聞いて、それをすごいスピードでタイピングしているのだろう。

次々と出てくる文字を見ておどろきながら、ひとむかし前にいた、ガラゲーの入力の速いひとたちを思い出した。

ケータイ電話のボタンは小さいやつがきゅうくつな感じで並んでいてうっとおしい。
それを両手を使って、とりつかれたような勢いで打つひとたちがいた。

入力が速いという点では、CNN のタイピングのひとと似てるとも思える。
「関東」と「首都圏」ぐらい似てるかも。

でもこれからの時代に必要とされるかを考えると全然ちがってくる。
一方が「スキル」だとしたら、もう一方は良くて「特技」ぐらいか。

僕はいまだにスマホを持っていなくてガラゲーを使っていて、ぜんぜん速く打てない。
ガラゲーの速打ちをしていたひとたちは、ほとんどのひとがもうガラゲーを使っていないと思う。

すごい技術なのに、今では何もなかったのと同じような感じ。
僕に言われたくないだろうけど、なんか惜しい気がする。

2015年11月26日木曜日

おとなしいと思っていた犬は、おとなしくなかった


歩いて近所のパン屋さんに買い物に行く途中で、よく見る犬がいる。

道沿いの家で飼われていて、いつも道の近くにいる。
そこを通るときは、犬のすぐそばを通ることになる。

種類とかはよく分からないんだけど秋田犬っぽい感じの、中ぐらいの大きさの犬。

けっこう迫力があるのに、この犬はすごくおとなしい。
僕と目が合っても、キョトンとした顔で座ってる。

ある日、その道を通ってパンを買いに行ったら、前から、けっこう大きな犬を連れたおじさんが歩いてきた。

おじさんと大きい犬が、おとなしい犬がいる家の近くにきた。
そこでナゼかおじさんが突然ダッシュして、連れてる犬を引きずるように走り出した。

何やってるんだろうと思ったら、すごみのある「ワン、ワンッ」という声が聞こえた。

おじさんが連れてるほうの犬はしかたなく走ってるだけな感じで、吠えてはいなかった。
ということは、あのおとなしい犬が吠えたということだ。

おじさんはそれを分かっているからダッシュしたのだろう。

ずっとおとなしい犬だと思っていたけど、ほんとうは気性の荒い犬なのかも。

おじさんと大きな犬は通りすぎて、そのあと僕が、おとなしい犬の前を通ることに。
激しく吠える声を聞いたので、けっこうビビッていた。

恐る恐るという気持ちで通ったら、犬はいつもどおりのキョトンとした顔。

やっぱりおとなしくてホッとしたけど、僕はかくれた一面を見てしまった。
その道を通るときはなんか気まずくなって、もうあの頃にはもどれない。

2015年11月25日水曜日

ボーvs.ジュースの販売機 BELIEVE/ビリーブ 5話


第5話「超能力vs.超能力」 AXN

1行あらすじ
オーケストラ計画の情報が内部から漏れる。ブログに書いたら炎上

セリフ
「これは一面トップを飾るほどの重大ニュースだ」
「上出来よ。証拠をもらうまで殺されないで」
 ーーベンと新聞社のジル


自動販売機のシーンがおもしろかったですね。

ジュースのためにボーはパワーを使っちゃうのかと思わせておいて、子供っぽい無邪気な対応、そして意外な決着で命拾いした販売機。

その場所でタリンと出会うことになったし、ジュースがボーの絵に影響を与えたりと、話がこまかく計算されていました。

ボーはジュースごときにパワーを使わない、というのを見せておく狙いもあったのかもしれません。

代わりにもっと重要な場面、タリンやベンを心配するところなんかで、ボーの感情を刺激したらエライことになると小出しにしてありました。

かなりピンチになってもテートやチャニングにまかせて、ボーはおとなしくしていてパワーを持っていることを考えたくないような様子。

そこからクライマックスで、目の前にいるひとを助けられるのは自分しかいないという状況に追い込まれる展開が見事でした。

ちょっと感動して固まってるところに、スローモーションが細切れに続く映像も効果的。

ボーという女の子の存在感のようなものがとても重要で、それがあるから成り立っているようなドラマなんですけど、子役のひとの演技がうまいですね。

AXN のサイトを見ると女優はジョニー・セコイヤという子で「主役に大抜擢」なんて書いてあります。

すごいひとがいるものです。


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ボー、手紙を届けて真実の愛を見る BELIEVE/ビリーブ 4話



2015年11月24日火曜日

自転車のチューブ破裂と、おとなりの奥さん


自転車に乗っているとだんだんタイヤがすり減ってきて、そろそろ交換しなくちゃと思う。

すり減るのは、うしろのタイヤのほうがだんぜん速い。

デコボコがなくなってきても、しばらくは見て見ぬ振り。
うしろのタイヤは、意外に見ないで済ますことができちゃったりする。

でもやっぱり危険だから交換しなくちゃと思って、やっと行動を起こす。

タイヤの交換はまだ数回しか経験していなくて、けっこう手こずってしまう。
着けかたが悪いと、チューブが破裂することもある。

僕が最初に破裂させてしまったとき。

タイヤを正しく着けたつもりだったけど、空気を入れながら、気がついたらチューブがはみ出すような感じでボコッとふくらんでいた。

初めてのことだったけど、これはマズイということは分かった。
速く空気を抜かなくちゃ、と思った2秒後ぐらいに破裂した。

ちょっとした爆発のような音がして、しばらくはアタマの中が真っ白でボーゼン。
これは心の傷のようになって、その後は空気を入れるときは恐くてドキドキしてる。

さらにこのときは、おとなりの奥さんまでおどろかせてしまった。

僕は破裂の直前に察知だけはできたけど、奥さんは心の準備ゼロ。
さぞかしショックを受けたことだろう。

あれは申し訳なかったなあと思いながら、たまに奥さんを見かけてドキドキしてる。

ボー、手紙を届けて真実の愛を見る BELIEVE/ビリーブ 4話


第4話「脅威のライバル」 AXN

1行あらすじ
隠れ家に古い手紙。ボーが抜け出して、テートはアセる

セリフ
子供を食べるゾンビだって、あなたよりマシな子守だよ
 ーーボー・アダムス


ボーたちが逃げる中に過去シーンをうまくからめてあるし、追う側のスクーラスとフェレルの対立なんかもありそうで。
もう、それだけでも成立しちゃいそうなドラマですね。

そんな設定の中、ちょっと隠れるのに使った家から別の話が始まったら、ほかはみんなオマケになっちゃうぐらいのおもしろさでした。

テートの「3日も寝てない」というセリフや、手袋をめぐるちょっとしたやりとりが何気なく大事な役目をしていて、スムーズな流れをつくっていましたね。

ほんの数秒のシーンで、キャサリンの婚約者がなんかイヤな奴だと印象づけてあったのも職人ワザでした。

真実の愛のために奮闘したボーなんですけど、不本意なところで手を引くことになっていました。

手紙の話に、逃げてる話をつなげるタイミングがうまかったし、スーパーパワーがあるとはいえまだ子供のボー。
何から何まで解決しちゃうより、本人にまかせて現実感があったように思えます。

少し調べたら、このドラマは1シーズンでもう打ち切りになっているんですね。
よくできてると思うんですけど、なんか大変な世界です。

最近あまり海外ドラマを見ていなくて、この作品もいきなり第4話から、さほど期待しないで見始めました。

見終わったときには、1話から見ておけばよかったとくやしくさせてくれました。


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2015年11月23日月曜日

古家正亨さんがオシャレなグループをオシャレにほめた


K-POP を好きになったのはいくつかの魅力あるガールズ・グループを知ったことがきっかけでした。

それで楽しめていたからもう十分だったんですけど、その後、日本に古家正享さんというひとがいることを知ってしまいました。
このひとのせいで、僕はさらに K-POP の深みにはまることになりました。

古家さんは頭がよくてトークも達者なのに、ナゼかくだらないことばっかりしゃべりたがるひとです。
いい感じでねじれ具合を出してるといいましょうか。

K-POP の番組ではおもしろいアーティストを紹介してくれるし、その紹介のしかたにも味があるんです。

古家さんが司会する BS11 の「韓ラブ」という番組があって、そこでセンチメンタルシナリーというグループを紹介していました。
K-POP にくわしいひとでもあまり知らないグループだと思います。

僕も初めて聞く名前で、普通ならそのまま忘れちゃっていたはずです。
でも名前を覚えているのは、古家さんの紹介コメントにおどろいたからなんです。

古家さんはこのグループを、こう紹介しました。

「リラックスしたときに聴くと、コーヒーや紅茶をおいしく飲める音楽かと思います」

ホメかたのセンスがいいですね。

このときバックで流れていたセンチメンタルシナリーの音楽もオシャレなものでした。
それに匹敵するぐらいの古家さんのコメント。

この言葉は僕が何かをホメようとするときの、ひとつの方向のお手本のようになっています。

ほんとにコーヒーや紅茶がおいしくなるのかは、よく分かりません。

2015年11月22日日曜日

QBで僕のあとに来たバリカン少年


冬の寒さにも弱いけど、夏の冷房の寒さにも僕はかなり弱い。
夏だと自分が薄着だし。

冷房の聞いた床屋さんは、僕にとってけっこう苦手な場所。

そもそも髪を切ってもらうだけでも緊張する。
そのうえ冷房が強いとツライし、トイレにも行きたくなっちゃう。

QBだと料金も安いし、時間が10分で済むのも助かるんだけど、それでもちょっとツライことがある。

その日も外は暑かったけど冷房の効いたQBでカットしてもらっていて、やっぱり寒かった。
これはQBが悪いんじゃなくて、寒がりの僕が悪い。

「早く終わらないかな」とか思ってるところに、少年と思われるハキハキした声のお客さんがきた。

店員さんに「バリカンの、いちばん短いので」と、すがすがしく頼んでいた。

いちおう店員さんは「1ミリだよ。お坊さんみたいになっちゃうよ」と確認してた。
少年は「友達と決めたんです。大丈夫です」という返事。

僕よりあとに来た少年だけど、すばらしい速さで先に終わって出ていった。
なにしろバリカンだけだから。

寒さもトイレも心配ないぐらいのスピードがうらやましかった。

それから数ヶ月後、僕はバリカンを買って自分で髪をカットするようになった。

いろいろなものから、一気に解放されて楽になった。
でも勇気がないからお坊さんみたいな頭にはできなくて、中途半端な髪型をしている。

そしてたまに失敗して恥ずかしい頭になる。

2015年11月21日土曜日

ベルト代わりになるヒモは、カバンの中の安心


カバンの中に、ムダなものがけっこう入ているほうです。
手帳のリフィル、クリーム玄米ブラン、小さめのビニール袋とか。

つまんで挟むタイプのクリップなんかもあります。
自転車でコケてズボンが破れたときにそのクリップでとめて家まで無事に戻れたことがありました。

すれちがうひとには気づかれて恥ずかしかったですけど、遠くからは分からなかったと思います。

そんな僕のカバンの中には、ズボンのベルトになる長さのヒモがあります。
古いズボンを捨てるときに、腰の部分のヒモを1本とっておきました。

もし外にいるときにズボンのベルトが壊れたり切れたりしたら、どうなるでしょう。
ズボンが破れることだってあるんですから、ベルトだって油断できません。

壊れたら、手でずっと押さえながら過ごさなくちゃいけません。
キツめのズボンであっても、たまには持ち上げることは必要かと思います。

そんなピンチのときでも、カバンにヒモを1本入っていれば大丈夫。
手は常にフリーでいられます。

これで、外に出るときの安心感が全然ちがってきますね。

そんなふうに考えて、カバンにヒモを入れてあります。
でも外出中にベルトが壊れたことは今のところないので、そのヒモは使ったことがありません。

2015年11月20日金曜日

朝6時からの女子プロレス番組は早起きのモチベーションをくれた


NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」の中で、脱税が発覚する前の茂木健一郎さんがモチベーションについて語っていたことがありました。

モチベーションさえあれば潜在意識が働くから、問題があったとしても大抵は乗り越えられる。
何かをやるために一番大切なのはモチベーションなんだ。

みたいなことを言っていて、僕はいいことを聞いてトクしたような気分になりました。

CSのVパラダイスという局で、WAVE という女子プロレスの試合を放送しています。
「女子プロレス」と入力しただけで僕のモチベーションは上がりそうです。

2年半ぐらい前の時点で放送が50回ぐらいだったと思うんですけど、平日の朝6時からオビで最初から再放送を始めたんです。
毎朝30分の女子プロレス。

結婚したというウワサの栗原あゆみさんも現役だったし、今は ASUKA としてアメリカで活躍してる華名さんなんかも出ていました。
かわいい女子選手を見られてうれしいのはもちろん、試合を見て朝から気合を入れられるのもよかったです。

早起きが楽しくなるような効果がありました。
茂木さんが言ってた「モチベーションがあれば問題を乗り越えられる」って、こういうことかなと思いました。

朝の再放送はそのうち終わって、普段の放送だけになりました。
それはしょうがないです。

でもそのあと色々な変更があって、料金が高いほうのコースに入らないとVパラダイスそのものを見られなくなっちゃいました。
グラビア・アイドルの番組とかも好きだったのに、ずっと見られない状態です。

モチベーションの力でこの問題も乗り越えたいんですけど、なかなか強敵です。

2015年11月19日木曜日

クエン酸の容器の大きさを笑われたすっぱい思い出


古代エジプトではスイカの栽培をしていて、スイカの実よりタネのほうをメインで食べていたらしい。

なんか、もったいない。
食パンだったら耳だけ食べて、白いフワフワ部分は捨てちゃうんだろうか。

おいしさより栄養が優先の、自分にきびしいひとたち。
ピラミッドとか作っちゃうし。

そういうひとはスイカの実を食べるときも塩はかけないのかもしれない。

疲労回復のいい方法がないかなと検索して調べたことがあって、クエン酸が妙に評判がよかった。
値段も高くないようだし、それならためしてみたい。

ポカリとかの粉末を溶かしたのを前から飲んでいたので、そこにクエン酸も入れるようになった。

ポカリのやや甘いところに、クエン酸のすっぱさが味付けして、ちょっとおいしくなる気がする。
スイカに塩をかけるのに近いかもしれない。

そうして何年かクエン酸を飲みつづけているんだけど、健康への効果はよく分からない。
でも500グラムのが1,000円とかで半年ぐらいもつから、多少でも疲れをとってくれるならと思って飲んでる。

店によっては、クエン酸はレジのうしろに置いてあって、店員さんにたのんで取ってもらったりする。

いちど、500グラムの容器をもってきた女性の店員さんが、その大きさに笑っていたことがあった。
なんとなく、うれしいような気がした。

それ以来、クエン酸を買うときに店員さんがどんな反応をするかと楽しみ。
スイカに塩的なちょっとした味付けになっている。

2015年11月18日水曜日

耳当て、イヤーウォーマー、イヤーマフ。呼び方は色々でも暖かいです


いろいろな名前があって、出世魚みたいですね。

とりあえずここでは「耳当て」と呼んでおきます。

僕は寒がりなので、冬にはどうしても耳当てが必要です。
風をさえぎって耳が暖かいのはもちろんだし、体全体の暖かさもちがってきます。

自転車のときはニット帽をかぶるんですけど、僕がヒップホップのひとみたいな恰好をするのはややムリがあります。

実は耳当てをしてるのも、ちょっと恥ずかしいと思っています。
女性がフカフカのを着けてるのはかわいいですけど、男がしてるのはどうなのかと。

あまりにも恥ずかしいときは、耳当てをはずしてショルダーバッグのヒモに引っ掛けておいたりします。
小心者なのでいろいろと対策を考えてます。

耳当てのことなんか知らないような顔で、自然にふるまいながら歩きます。

たまに引っかけてあった耳当てを落としちゃって、あわてて拾いに行ったりすることも。

何日も使ったら耳当てを洗うんですけど、洗って乾かすのがちょっと手間です。
中に金属だかプラスティックだかが入ってるので、洗ったあとよく絞れないんですね。

耳当てを使うのは寒い時期ですから、乾くのに時間がかかっちゃう。

なんとなくグチを言ってみましたけど、それでも便利で手離せない耳当てです。

2015年11月17日火曜日

羽生善治さんの振り幅の大きな言葉に影響されたい


何年も前なんですけどテレビで、将棋の羽生善治さんが少年少女たちと対話しているのを見ました。

ひとりの少年が羽生さんに
「どうしてそんなに集中力があるんですか?」
と質問していました。

いい質問してくれたなあと思って答えをたのしみにしていたら羽生さんは

「ふだんボーッとしてるからです」

と答えていました。

さすが、日本の伝統ある文化の頂点に立っているひと。
味わい深いことを言いますね。

やっぱりメリハリのようなものが必要なんでしょうか。

僕はふだんからバチが当たりそうなぐらいボーッとしてるんですけど、ぜんぜん集中力はありません。

羽生さんの言葉から、僕なりに考えてみました。
もしかしたら1日ぐらい本気でダラける日をつくることで、ほかの日にシャキッとできたりするんじゃないだろうか。

アホだとは思いながらも、日にちを決めて、前の週からスケジュールに「ダラける日」と書いておきました。
当日はいつも以上にダラダラして、1日ボーッとしつづけて終わりました。

予定どおりできたのでそれなりに気がすんだんですけど、あの1日はなんだったんだろうとか思い出します。

僕のメモのなかには羽生さんの
「歳をとるとブレーキを踏むのがうまくなるから、意識してアクセルを踏め」
という言葉もあります。

そういう言葉を見習えばいいのに、それはなかなかできません。

2015年11月16日月曜日

ヨーカドーのパンダレジで買ったコーヒー豆がおいしかった理由


コーヒーの豆はスーパーの安いものを買ってる。
ヤオコーの200グラムで税抜き258円のやつとか。

コーヒーの専門店では、豆の種類を注文してから袋に入れてくれたりする。
ごくまれにそういう店で買うこともあるけど、値段が高いのはやっぱりネック。

それに、味も分からないくせに「コロンビア」とか「キリマンジャロ」とかたのんでると自分が情けなくなってくる。

味どころかコロンビアがどんな国かも知らないし。
キリマンジャロは山の名前だと思うけど、それすら不安でいちおう検索して調べたりした。

せっかちなので、袋に入ってるのを買うほうが速くていいとも思っている。

イトーヨーカドーで豆を買おうとレジに行ったら、少し列ができていた。
袋に入れてもらう手間はないけど、スーパーではここで時間がかかることがある。

どのレジが速そうかなと見てたら、離れた場所の無人レジが空いているのに気がついた。
行ってみたら、パンダレジという名前がついてる。

なんでパンダなんだろうとか思いながらバーコードをスキャンしてたら、途中で読み取ってくれなくなった。

どうすればいいのか分からない。
コロンビアもキリマンジャロも知らないうえに、無人レジも使えない男。

店員の女性に「そこに置いてあるものをどかしてください」と言われて、やっと買うことができた。

出てきたレシートには「担当者:パンダさん」と書いてあった。
パンダさんから買った豆も味はよく分からなかったんだけど、おいしくいただけたような気がする。

2015年11月15日日曜日

K-POPグループ TWICE のきらめきがケタはずれです


ここ2年ぐらいでしょうか、K-POP のガールズ・グループに新しい流れのようなものができて、とても華やかな状態になっています。

かわいいひと、キレイなひと、歌のうまいひともいるんですけど、最近はダンスのレベル・アップぶりがえらいことになってます。

実力のあるひとがどんどん出てきて、しっかりと人気を獲得できているのも理想的な環境で、K-POP とその周辺がとてもうまくまわっているように感じられます。

そこに登場した、女性9人組の TWICE というグループがあります。
このひとたちが、とてもかっこいい。

デビュー曲「Like OOH-AHH」で見せるダンスのキレ味が、もうすさまじいです。
ときおりコミカルな動きや、かわいいしぐさをはさみながら、シャープなグルーヴ感でガンガン盛り上げます。

デビュー前のことはぜんぜん知らなかったんですけど、メンバーを決めるオーディション番組があったらしくて、デビュー時点でかなり人気があるようでした。

Youtube の動画を見ていたらとつぜん日本語で話すひとがいておどろいていたら、メンバーのうち3人が日本人と知ってビックリ。
サナさん、モモさん、ミナさん、という3人です。

僕はこの数年ぐらいしか知らないんですけど K-POP 界に日本人のひとはほとんどいないと思うんです。
とくに女性グループにはいません。

それが、ひとつのグループにいきなり3人。
しかも今後がとても楽しみなグループです。

少女時代、KARA 以降、日本で目立った活躍をした K-POP の女性グループはないので、日本側も韓国側もあまり積極的ではなくなっているように見えます。

でも、この TWICE は日本の芸能界も放っておかないんじゃないでしょうか。
ぜひたくさんのひとが見てビックリしてほしいと思うんですけど、どうなるでしょう。

2015年11月14日土曜日

ドラマ「NCIS:LA」のネルが犯人にナンパされたときのことわりセリフ


空港の受付をしている女性が、飛行機に乗ろうとしてるおじさんに誘われました。

「空席がある。私のおごりで遊びに行こう」

実は受付の女性は、ネルという潜入捜査官なんです。
そしてナンパおじさんは追われている犯人。

NCIS:LA というドラマでの話です。
レネー・フェリス・スミスという可愛らしい女優がネル捜査官を演じていて、逃げてるおじさんもグッときてしまったようです。

ナンパに応じていては捜査の作戦がくるっちゃうのでネルはことわるんですけど、そのことわりのセリフがこういうものでした。

「母が重い大腸炎にかかっているんです」

本当だったお気の毒ですけど、ウソに決まってると思って聞くと、とてもスケールの大きなことわりかたに思えます。

この破壊力に、犯人のおじさんもスンナリと引き下がっていました。
興味ない男からの誘いにこまっている女性もいるかと思いますが、この拒絶パワーは参考になるんじゃないでしょうか。

(このセリフが出てくるのは、NCIS:LA シーズン5 第11話「潜伏」という回です)

2015年11月13日金曜日

森博嗣さんはシドニィ・シェルダンの本をポカリに例えた


「森博嗣のミステリィ工作室」という400ページを超える本があります。

3部に分かれている第1部で、森さんが100冊のミステリー作品について語っています。
それぞれ短い文章にまとめられていて、とても中身が濃いです。

その51冊目でシドニィ・シェルダンの「ゲームの達人」という作品について、森さんは、

「たまたま主人公の視点からずっと見ているからミステリーではないけれど、他人の視点から描写すれば立派なミステリィになるでしょう」

と書いています。

僕は「ゲームの達人」という本は読んだことがないんですけど、どんな作品だろうと興味が出てくる文章です。
さらに、人生が変わるほどではないけど面白い、みたいなことも言っています。

そのへんのことを総合して最後に、

「味はないけれど喉が渇いたときには美味しい、ポカリスエットみたいなものじゃないでしょうか。」

と締めているんです。

小説を解説するのにポカリをもってきちゃう。
ほどほどのおもしろさみたいな中途半端っぽいものが分かりやすく伝わってきます。

このような解説が100冊分ある「森博嗣のミステリィ工作室」は、物の見方や表現のヒントが詰め込まれていて、いろいろ勉強になる本です。

2015年11月12日木曜日

2匹の茶色いネコと日本の社長


ウチのまわりによく現れる茶色いネコがいて、母が「ミーコちゃん」という名前をつけた。

そのネコにエサをあげるようになって何年もたつ。
近所のひとたちに訴えられちゃうかもしれない。

今では玄関や窓を開けると、ミーコちゃんがダッシュで飛び込んでくる。
そのまま家の中で寝てたりする。

ほかにもネコを見かけるんだけど、1匹、ミーコちゃんにそっくりなネコがいる。

僕が外から帰ってくると、茶色いネコと目が合う。
ミーコちゃんなら、僕より先に玄関の前まで走ってきて開くのを待ってる。

そのネコは離れたところから見てるので、ミーコちゃんじゃないんだなと分かる。
よく見ると、そのネコのほうがちょっと毛並みがいい。

家の中に興味がありそうな感じで見てる。
知らん顔して入っても分からないレベルだけど、自分がミーコちゃんそっくりとは知らないのだろう。

僕もひとに言われるまで、自分の顔が宮尾すすむさんに似てるとは知らなかった。

宮尾さんといえば日本の社長とかでよく知ってるひとだったのに。
顔が似てると知ってからは、顔の左右に手をそえる「ハイッ!」のポーズも練習してみた。

宮尾さんが亡くなったときは、僕も残念だった。

2015年11月11日水曜日

「ディフェンドー 闇の仕事人」 カット・デニングスはちょい役かと思ったらヒロインだった


  それ、テストに出る?
  --ディフェンドー


映画の中でも触れられているんですけど、「ディフェンダー」じゃなくて「ディフェンドー」なんですね。

前知識なしに見始めたら、登場した女優の姿に「あっ、マックスだ」というおどろき。
「NYボンビーガール」主役のカット・デニングスがヒロインのキャットを演じているんですね。

映画そのものが十分に面白いんですけど、カット・デニングスを好きなひとならさらに楽しめると思います。

キャットはドラッグ中毒のひねくれたキャラで、主役のディフェンドーのほうは純粋すぎて周りを困らせちゃう変な関係で。

ヒロインが主役に影響を与えて主人公が成長したり強くなっていったりというパターンは多い気がしますけど、この映画は逆な感じの流れです。
ディフェンドーによってキャットのほうが変わっていくという。

何をやってもダメなディフェンドーが、ダメなキャラのまま人々から理解されてくるところが山場になっていて、このへんの盛り上げかたがうまいです。
みんなが暖かい気持ちでディフェンドーを応援する様子は、見ていてうれしくなってきます。

その暖かい流れを、キャットが受け継ぐ展開がまたいいですね。

そんないい映画なんですけど、僕がこの映画を繰り返し見ているのはカット・デニングスを見たいのが理由だったりします。

2015年11月10日火曜日

期待に反してオジサンは完璧に水道を直してくれた


その日はコーヒーをいれたり、ベランダをそうじしたり、いつも通りおだやかな朝だった。

テレビでも見ようかなと思ったところで、母に呼ばれた。
洗濯機につながるホースから、水がたれてるという。

見てみたら、器具のスキマがおかしくなっているようだった。
シロウト考えで、器具をいったん外して、しっかり着ければ直りそうにも思えた。

その時点で、重要なことを忘れているのに気づいていなかった。

何気なく器具をはずしたら、蛇口から思いっきり水が出た。
当然だ。

床も、僕のズボンもビチョビチョ。
全然おだやかな朝じゃなくなった。

いちおう器具をしっかり着けてみたけど、まだスキマから水が出る。
けっきょく僕には直せなくて、電気屋さんを呼んだ。

ウチによく来てくれるオジサンが作業してるあいだ、僕は台所でヤカンを洗っていた。

僕としては、オジサンもうっかり器具をはずしてビチョビチョになってくれないかなと、ちょっと期待。
もしそうなったら「いやあ、さっき僕もやっちゃったんですよ」とか言いながら僕のズボンを貸してあげよう。

ヤカンを洗いながら、頭の中でセリフの練習やイメージトレーニングをしていたら、オジサンから修理ができたという報告。
問題の器具を一部取ってしまって、蛇口に直に近い感じでホースが着いてた。

オジサンのズボンも無事だった。
さすが。

我が家はおだやかな日に戻ったけど、なんか残念だった。

2015年11月9日月曜日

映画「ニューイヤーズ・イブ」で世界に発したクレアのハッタリ


ピンチをごまかしたり言い訳したりするには、ピンチの度合いが大きいほど、スケールの大きな開き直りのようなものが必要かと思われます。
さらに、それが予想外の方向からくるとき、ひとは混乱して思考力が低下するのかもしれません。

「ニューイヤーズ・イブ」という映画を見るまで知らなかったんですけど、新年を迎えるボール・ドロップというイベントは世界的に有名なものなんですね。

タイムズスクエアの上のほうにキラキラのボールを持ち上げて、それを TOSHIBA の看板の所まで落としながらカウントダウンすると。
これからは世界中のひとが TOSHIBA の文字を見て「不正会計の会社だ」とか思いながら新年を迎えるのかもしれません。

そんなハッピーなイベントなんですけど、映画の中ではトラブルが起きて、ボールが上がらなくなって大騒ぎに。

ヒラリー・スワンク演じる主催者のクレア・モーガンが緊急会見をします。
とりあえず何か言わなくちゃいけない状況なんですけど、そこでクレアはこう言うんです。

「これは、メッセージではないでしょうか」

いい感じで混乱させてくれそうな言葉です。
続けて

「いちど立ち止まって1年を振り返る」とか、
「そして0時になったら優しさと思いやりのある1年を」とか。

まじめな顔で語る様子が中継されて、みんなが感動しちゃったりするのが面白いシーンです。

単なる配線の問題だったんですけど、ひとの心や生き方までからめた壮大なその場しのぎ。

トラブルの規模が大きいほど効き目がありそうなセリフですけど、まったく相手にしてもらえない恐れもありそうです。

2015年11月8日日曜日

ハンドジェル的な消毒液は心を複雑にする


消毒ジェルという呼び方もあるようですけど、どちらでも通じそうですね。

僕はドラッグストアでどの名前も思い出せなくて、手をこするジェスチャーだけで通じたことがあります。
店員さんの心の広さに感謝です。

ちょっと恥ずかしかったですけどね。

床にホコリがたまってるのに気づいて軽くクイックルワイパーでふいたあとや、PCのキーボードをいじってる途中など。
ふと、玄米ブランでも食べようかなと思ったりします。

カロリーメイトでもソイジョイでも、あるいはオニギリでもいいんですけどね。

流しまで手を洗いにいくほどではないけど、ちょっと手をキレイにしたい。
そばにハンドジェルを置いておくと、やっぱり楽です。

こんな楽をしていいのかとも思えてきます。

髪の毛のカラーリングをしたあとや、自転車メンテナンスをしたオイルなんかで爪のスキマが汚れたときもハンドジェルを利用しています。

メラミンスポンジにハンドジェルをしみ込ませて爪のスキマをこすっていると、汚れはまあまあ落ちます。
でも指先をチマチマとこすっている動作が、なんかわびしく感じることもあります。

便利なのに、なぜか心を素直にさせてくれないハンドジェルです。

2015年11月7日土曜日

横浜フリューゲルスのエドゥー選手を見てJリーグに興味を持ちました


近所にゴルフの打ちっ放しがあって、おもにオジサンたちがズラッとならんでボールを打ってる。
ゴルフに興味はないんだけど、横を通るときは練習してるゴルファーたちを見るのがちょっと楽しい。

このひとはきっとうまいんだろうなと思えるひともいる。
おじいちゃん、がんばってるなあと微笑ましくさせてくれるひともいる。

中には、ただヤケクソに打ちまくってるとしか思えないオジサンもいる。

ひどい連想なんだけど、そんなヤケクソ気味のオジサンを見ると僕は、横浜フリューゲルスにいたエドゥー選手を思い出す。

実は僕はサッカーもよく知らなかったんだけど、Jリーグというものができたというので、どんなものだろうと思った。

それでテレビで試合を見てるうちに、なんか、フリーキックがとんでもないひとがいることを知った。

ハーフラインあたりからでもゴールしか見てない感じで強烈なシュートを打ってる。
エドゥーという名のその選手が気になってたまらなくなってきた。

バラエティ的な番組で、選手だったか解説のひとだったか、

「最初、日本のキーパーがナメられてるのかと思った」

みたいなことを言ってるひとがいた。
でもエドゥー選手のキックの正確さを見て納得したとも言っていた。

エドゥー選手を見てよろこんでいた者としては、なんかよく分かる意見だった。

調べてみたらエドゥーさんの本名はカルロス・エドゥアルド・マランゴンさんというらしい。

Jリーグっておもしろそうだと、僕に最初に思わせた選手はエドゥーさんだった。

ゴルフのヤケクソのオジサンと一緒にしちゃいけない。

2015年11月6日金曜日

A4の紙にメモしてどんどん捨てる。マインドマップも鬼になって捨てる


紙なしでやっていければ一番いいとは思うんです。
パソコンとか便利なものがあるわけだし。

でも紙には別の使いやすさがあるものですね。
僕はかなり頼っています。

とにかくメモしやすくするのが大事と思って、机の上にA4の紙を2枚は置いてます。

1枚は、今週やることを書き出した紙。

やり終わったものはペンでグジャグジャッと消していきます。
消すときは、ちょっとうれしかったりします。

さらに毎朝、新しい紙を出してその日のメモ用にしてます。
別に何か考えをまとめたいときなどは、別の紙を使うことも。

紙に書いた中で必要なことはPCにメモして、あまりたまらないうちに紙は捨てるようにしています。

でも捨てられなくてダラダラと置きっぱなしになったりして、このへんはちょっとした勝負所です。

とくにマインドマップなんかは愛着のようなものまで出てきます。
何年か前のものでも、がんばって書いた自分を思い出しちゃったりして。

紙をためるのは悪だ、と心を鬼にして捨てていく。
これも紙を活用するためのコツじゃないかと思います。

A4の紙はホームセンターで500枚入りのを買ってきます。
歩いて持って帰るのが重いんですけど、電子レンジを持って帰ったときよりは、だいぶ楽です。
あれは重かったです。

2015年11月5日木曜日

歌ってたり独り言を言ってるときに、うしろから自転車


うしろから来る自転車に気がつかなくて、ぶつかりそうになることがある。

むやみにターンすると危険。
よろけたりすると、もっと危険。

ぜんぜん危険じゃないけど恥ずかしいことも、たまにある。

誰もいないと思って何気なく「フニクリフニクラ」を歌いながら歩いてるときに横を自転車で抜かれたことがあった。
このときは自転車の男のひとがイヤホンをしていたから、もしかしたら聞こえてなかったかもしれない。

土手のサイクリングロードで自転車に乗りながら「上からマリコ」を歌っているときに、うしろから来た自転車に抜かれたこともある。

けっこう大きな声で歌っていたけど、僕を抜いた自転車はロード・バイクでかなり速かった。
聞こえたのは一瞬だったと思いたい。

天気予報でこのあと雨が続くなんて言っていたので、買物を済ませておこうと思って歩いて出かけた帰り。

道のはしに、小さいネコがいた。
すぐ逃げちゃうネコが多いけど、そのネコは僕が近づいてもジッとしていた。

むしろ、気のある素振り。
子供のネコだと思うけど誘惑上手。

写真を撮っても大丈夫かもしれない。

しゃがんで撮ろうとしたら、それまで動かなかったネコがノロノロと歩きだした。
カメラを持ちながら、僕は思わず「あー、行かないでー」。

うずくまってネコに呼びかけてる僕の脇を、自転車が通り過ぎた。

女性が運転する自転車のうしろに幼い男の子が乗っていた。
男の子が首を曲げて必死に僕を見てた。

ネコは完全に逃げた。

2015年11月4日水曜日

ドラマ「ママと恋に落ちるまで」のテッドが質問されてムダに慎重になった答え


最初はマザコンのドラマかと思ったんですけど、そうではありませんでした。

主人公のテッドが子供たちにとってのママ、つまり自分の奥さんと結婚にいたるまでを聞かせていく話で。
このひとがママなのかな? と思わせてジラすのが巧妙で、にくたらしい番組でした。

ロビンは、テッドの恋人だったりルームメイトだったり、ときには体だけの関係だったり色々。
あるとき会話に「ジャマイカ」という言葉が出て、ロビンがテッドに聞きます。

「ジャマイカって、島よね?」

関係は変わってもふたりには、油断しておかしなことを言ったら攻め込まれてとんでもないことになるような緊張感がありました。
島だと即答しても問題はないようにも思えますが、このときのテッドの返事は、こういうものでした。

「話の方向による」

肯定も否定もしないで、ひとまず慎重に相手の出方をうかがう受け答え。
状況に応じて逃げ道を作れそうな便利なセリフです。

番組の中ではこのジャマイカの話の続きはなくて、「話の方向」がどう進むのかは見せてくれませんでした。
こういうところも、にくたらしい番組でした。

(このセリフが出てくるのは「ママと恋に落ちるまで」シーズン8、第3話「完ぺきな子守を求めて」という回です)

2015年11月3日火曜日

ぜんじろうさんは、失敗の意味を変えてくれた


前に平日の夕方にぜんじろうさんが司会のテレビ番組があって、僕はたまに見ていた記憶があります。

その番組に、浜田マリさんがゲストに出たことがありました。
まだモダンチョキチョキズがあった頃だと思います。

浜田さんが番組を盛り上げようとして、音楽に合わせてノリノリでヘッドバンギングとかしてウケていました。

そのあと若手芸人のひとが、浜田さんのハジケっぷりを軽くからかうようなことを言ったんです。

すると、ぜんじろうさんがものすごく怒って、その若手のひとに
「言葉に気ぃつけえー、どアホッ!」
と怒鳴っていました。

おどろきながらも、そのマジメさというか、礼儀を大事にする姿勢に僕は好感を持ちました。

NHKの午後の番組にぜんじろうさんがゲストで出たときにはトークの中で「失敗」というテーマになりました。
ぜんじろうさんは失敗について、こう語っていました。

「僕は失敗したらラッキーって思います。ネタができたぞって」

これは、魔法のような言葉ですね。
ネタになると考えれば、失敗がプラスに変わる。

ぜんじろうさんは最近は、外国で活動したり、ロボットと漫才とかしてるそうで。
ネットで調べて知りました。

どんどん新しいことにチャレンジしているのも、そんな前向きさが土台にあるからなのでしょうか。

ぜんじろうさんの言葉を思い出すと、僕も見習ってどんどん失敗しなくちゃと思います。

2015年11月2日月曜日

寒がりで厚着な男が考えていること


夏とか冬は、暑いか寒いかハッキリしてることが多いので、服を選ぶのにさほど困らない。
寒いのはキライだけど、寒いなら厚着という分かりやすさがある。

春とか秋は中途半端で、服装の差が出やすい。
僕はまわりと比べて着込んでいることが多い。

夏の終わり頃から暖かめの下着を着るし、1枚で寒いと2枚重ねにする。
その上に普通の長袖を着て、ごまかしてみる。

これならみんなと大きな差はないだろうと思って外に出ると、いきなりTシャツのひとが歩いてたりする。

もう少し涼しくなると、差はさらに広がる。

ウィンドブレーカーとかちょっとした上着を着ても寒くて、風邪を引いちゃうかと心配しながら外を歩いてる。
そろそろフリースなんかを着なくちゃとか考える。

そんなときでも、たまにTシャツのひとが歩いてる。

あのひとたちは、ほんとは寒いけどガマンしてるんだと思う。
そうでないと両者のちがいを理解できない。

世間との差が大きくなると、いっそのこと早く冬になって寒くなればいいのにと思う。
そうすれば、みんなが寒くて厚着で、平等な世の中になるのに。

中途半端な寒さの中、変に厚着をして、僕はまわりの目を気にしてる。
絶対に浮いてるし。

べつに寒がりじゃなくてファッションでこんな服装をしてるんですよ、みたいな顔をしようと必死になってる。

僕はたくさんの服といっしょに、自意識も過剰に着込んでいる。

2015年11月1日日曜日

山口瞳さんが「江分利満氏の優雅な生活」で、ステレオを山本富士子さんに例えた文章


何かを伝えようとするとき、分かりやすく伝えるのは大事なポイントかと思います。

でもこれがなかなか、むずかしかったりするんですよね。
自分にとっての分かりやすさが、相手にも分かりやすいとは限らないし。

そういうときに、何か物差しのようなものを例に出す方法を見ることがあります。
大きさが分かるように、横にタバコの箱を置くような感じで。

山口瞳さんの小説の中で、江分利満氏がステレオにどれほど憧れていたかを山本富士子さんを使って表現した、このような文章があります。

「山本富士子さんと一緒に暮らしたいと切に希っている独身男性が何人かはきっといると思う。しかし、山本富士子さんと結婚できる可能性は零に近い。江分利にとってステレオは山本富士子さんだった。」

伝わってくるものがありますね。
当時の山本富士子さんがどれほど人気だったのかもよく分かります。

ひとの名前を出せば分かりやすくなるのかというと、そうでもないようなんです。
同じ山口瞳さんの「還暦老人ボケ日記」というエッセイには、こういう文章があります。

「頭がボーッとして岡本綾子の最終日みたいになっている。」

これはサッパリ意味が分かりません。
でも、なんかおもしろいです。

2015年10月31日土曜日

100円、あるいはオマケのスケジュール帳を立てかけてカレンダー兼用にしています


グータラなもので、壁に大きめのカレンダーをかけてると放置してしまいます。
めくりもしなくなって、3年ぐらい同じカレンダーがかかっていたこともあります。

それでやっと、僕には大きめのカレンダーは荷が重すぎると分かりました。

カレンダーを使いこなせなくても、たまに何日か先のことをザッと見渡したいと思うことがあります。

思いつきで100円ぐらいで売ってるスケジュール帳を買って、机の上に立てかけてみました。
立てかけるのもダイソーで買った、見開きでセットできる本立てを使っています。

ゴミの日とか、ちょっとした予定とか、すぐに手にとって書き込めるのは便利かなと思っています。

予定が変わったらペンでグジャグジャと消すので、ちょっと汚くなります。
デジタルでスケジュールを管理してるひとは直すときもキレイに直せていいなと、うらやましい気もします。

今月のページは開いて立ててあるので見やすいですけど、来月を見たくなったとき、本立てにセットしてあると手でめくるのがやや面倒です。

それでも、グータラな僕が放置もしないで使えてるので、いいんじゃないかなと思っています。

いつもは100円ショップで買うんですけど、2015年はDHCでサプリを買ったときにオマケでもらったスケジュール帳を使っています。
今年も残り少なくなってきてますけど、またDHCで買物すればくれるでしょうか。

2015年10月30日金曜日

マサ斎藤さんの Go for broke 精神を自分なりに取り入れてみる


辻 「マサさん、この獣神サンダーライガーですけど」
マサ 「あー、山田ですね」

ずいぶん前ですけど、浜田雅功さん司会の「ジャンクSPORTS」に辻よしなりさんがゲストで出ていました。

スポーツ中継がテーマの回で、実況のアナウンサーのひとたちが集まっていたと思います。
三宅さんが、アジャ・コング選手に怒られた話なんかをしていました。

そして辻さんは、解説のマサ斎藤さんがライガー選手の苗字を言っちゃったエピソードを紹介。
マサさんらしいホノボノとした、いい話だなあと思って記憶に残っています。

「当たって砕けろ」を英語で Go for broke と言うことを、プロレス好きのひとはけっこう知ってると思います。
マサ斎藤さんがよく言っていた言葉だからです。

ひとりでアメリカに行って一流選手になったマサさん。
その苦労は、僕が想像するより、はるかに大きなものだったはず。

苦しいときに何度も「当たって砕けろ」と自分に言い聞かせてやってきたんだと思います。
そんなマサさんの言葉だから余計に説得力があります。

そうやって感動してたわりには、僕はずっと Go for block かと思っていました。
最後は broke が正しいんですね。

カン違いしてましたけど Go for broke の精神で小さいことは気にしないことにします。

2015年10月29日木曜日

つながれていない3匹の犬が自転車の少女を見た


午前10時ごろなら、まだ朝と言っていいかと思う。
ギリギリぐらいで。

僕は小さな川の横を歩いていた。
天気がよくて、平和な感じがする朝だった。

わりとキレイに舗装されたアスファルトの道に1箇所だけ幅の広い部分があって、そこによく車が停まってたりする。
でもその日は車はなかった。

代わりに、おじさんが寝ていた。

ベターッと横になって寝ちゃってる。
そのぐらい平和な朝だった。

おじさんはいつも犬を3匹つれて散歩してる。
この犬たちの特徴は、ロープとかでつながれていなくてフリーな状態なこと。

この日もおじさんのまわりには3匹のフリーな犬たち。
飼い主は寝ちゃってる。

僕が近づいたら、犬が3匹ともこっちに顔を向けた。

僕は子供のころ家で犬を飼っていて、慣れてるつもりだった。
でも通りすがりの犬に噛まれたことが一度あってから少し警戒するようになってる。

フリーな犬3匹に見られたら、やっぱり恐い。

逆方向から、自転車に乗った高校生ぐらいの女の子が来た。
さっきまで僕を見ていた犬たちが、いっせいに女の子のほうを見た。

これは、しょうがない。
僕だってそうする。

ていうか実際に女の子を見ていたので、犬に気づいて彼女の表情がちょっと変わったことが分かった。
女の子がピンチ。

もし彼女に何かあったら僕が助けてあげよう。
勝手に頭の中でヒーローになっていた。

犬たちが静かに見つめる横を、女の子は自転車で普通に通り過ぎていった。

天気は良く、横には川が流れて、道にはおじさんが寝ていた。
平和な朝だった。

2015年10月28日水曜日

鈴木理恵さんが「透き通った」だけでは物足りなくて加えた言葉


ラジオDJのひとたちの喋りの表現力というか、瞬間的な言葉の選び方におどろかされることが、けっこうあります。
すごい能力だと思います。

鈴木理恵さんも、僕をおどろかせてくれるひとりです。

InterFM で「Alternative Nation」という番組を鈴木さんが担当していたころ、聞きながら思わずメモした言葉がいくつかあります。
そのひとつはチャーチズというバンドの曲がかかったあとに鈴木さんが言った、このフレーズ。

「世界3大名水に入るのではないかというぐらいの透き通った歌声ですね」

ただ「透き通った歌声」と言ってるようではDJにはなれないんでしょうね。

「世界3大名水」って、なんとしても自分の言葉で表現するんだという気合のようなものが感じられます。
ヤミクモにフレーズをくっつけたような面白さもあるし、中途半端に具体的なところもいいですね。

鈴木さんのトークを聞いていると、どうやって言葉を集めて、どれだけのフレーズたちが頭の中で出番を待ってるんだろうかとナゾが深まるばかりです。

なんですけど2015年10月現在、鈴木さんはDJとして担当してる番組はないようで、僕はちょっとさびしい時期を過ごしています。

2015年10月27日火曜日

映画「シュガーマン 奇跡に愛された男」 にせもの疑惑すら味付けに


  願わくば、観客が20人いれば……
  --レーガン・ロドリゲス


アメリカで売れなくて活動を断念したシクスト・ロドリゲスという歌手が、本人が知らないところで伝説的な存在になっていたという。

ドキュメンタリー映画なんですけど、ネタになってる事実それ自体がすごいですね。
人類の歴史がこの先続いても、こんなことは二度と起きないのではとすら思えます。

放送局がロドリゲスの曲をかけないようにクギでレコードを傷だらけにしてるのがオドロキでした。
そこまでして、かけたくないのかと。

前半は、2種類のひとたちに取材した映像による構成で。

ひとつは、デビューやレコーディングに関わってロドリゲスをよく知っているひとたち。
もうひとつは、曲は知ってるけど本人のことは全く知らなくてロドリゲスを探してるひとたち。

ロドリゲスがデビューするまでを語るスタッフたちの映像が効果的でした。
専門家から見てとても才能あるアーティストで期待されていたことが分かるようになっていて。

知らずにアルバムが大ヒットしていたこともスンナリと納得できる流れをつくっていました。

ずっと見つからない状態で映画が進んでいって、探してるひととロドリゲス・ファミリーがついに接触。
このときのエピソードがほほえましいですね。

最後は大ハッピーエンドになるんですけど、最初につながったときを振り返るこの場面が僕はとても好きです。

やたら内容を誰かに話したくなる映画です。

2015年10月26日月曜日

メリットを活かせていないけど水筒でコーヒーを飲んでます


今は3本の水筒を持っています。

1本はコーヒー用。
残り2本は水用で、ラジウムボトルに入れておいた水を飲むのに使っています。

コーヒー用がもう1本あったんですけど、古くなって捨てちゃいました。

何年か、朝用のコーヒーを前日の夜に水筒につくっておくのを続けていました。

朝起きたその瞬間にコーヒーを飲めるというのは、ちょっと幸せ。
胃には悪そうですけど、水筒の便利さを感じていました。

コーヒーが入った水筒を持って外出することなんかもありました。
そのころは、水筒のメリットを活かしていた気がします。

今は前もってコーヒーをいれるのが面倒になって、やめちゃってます。

飲みたいときに水筒にコーヒーをつくって飲む。
水筒はただの入れ物。

起きた瞬間コーヒーはムリですけど、これもシンプルでいいかと思っています。

ただしコーヒーを水筒にいれてすぐ飲むと、やたら熱いです。
メリットを活かせていない上に、熱くて口の中が大変。

フタがカップになるものなら飲みやすいんですけど、いま使ってる水筒は直で飲むタイプです。
カップのようなものを別に買えばいいのかもしれませんけど、それはなんかシャクなんです。

どうすれば水筒をより楽しめるのか、いろいろ考えながら使っていこうと思います。

2015年10月25日日曜日

ヨーコ・ゼッターランドさんは久米宏さんの話の流れに逆らった


アトランタ・オリンピックのあと、久米さん時代の「ニュース・ステーション」にヨーコ・ゼッターランドさんがゲストで出たことがありました。

僕はそこで始めて、ゼッターランドさんがアメリカ代表になった経緯を知りました。

バレーボールが弱かった早稲田大学に進学したら日本のバレー界から相手にされなくなったのでアメリカ国籍をとってオリンピックを目指した、ということなんですね。
簡単に言うと。

久米さんと話してる中でゼッターランドさんは
「アメリカで生きるすべをくれたのは日本のバレーだった」
ということも言っていました。

そこまで何となく、日本はダメみたいな方向で話が進んでいたんです。
だからゼッターランドさんもアメリカに行った、という感じで。

そんな中でも、良い点は「良い」と言うゼッターランドさん。
すごくフェアなひとという印象を持ちました。

たぶんその何年かあと、番組名は忘れちゃったんですけどゼッターランドさんが言ったこんな言葉をメモしてあります。

「誰がなんと言おうと、目標は一番高いところに置く」

前半の「誰がなんと言おうと」というのが、いいですね。

ゼッターランドさんほどのひとでも、まわりから色々と言われたりしたのでしょう。
ときには「このひとが、これほど言うなら信じてみようか」と自分を曲げて、やっぱり失敗だったとか。

ゼッターランドさんは、2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会理事のひとりなんですね。
色々な問題が出てきちゃって、さぞかし大変かと。

誰か分からないですけど、ゼッターランドさんを理事に選んだひとは、なかなかエラいと思います。

2015年10月24日土曜日

充電式の乾電池を使ってゴミが減りました。思い出は増えるでしょうか?


充電式の乾電池を使ってるひとは大勢いると思いますけど、これは一度使ったら元に戻れなくなっちゃいますね。

僕の場合、きっかけはデジカメを買ったことでした。
写真を撮るってこんなに楽しいのかと浮かれていました。

僕は今もあまり仕事をしてないんですけど、当時は完全な無職でした。
ビンボーなのに浮かれてるからカメラを持って出かけまくり。

単三乾電池4本を使うカメラで、最初は普通の電池を使っていました。
電池がどんどんゴミになってキリがなかったです。

それで充電式のものを買ってみて、便利さにおどろきました。

約1,000回充電して使える、とか書いてあるし。

避難用バッグにも入れていたんですけど、この場合は充電式がいいかは難しいところですね。
すぐに使わないなら普通の乾電池のほうがいいかもと思って、取り替えました。

今は写真への情熱はやや薄れているんですけど、充電した乾電池を持って色々な場所に写真を撮りに行ったことを思い出します。
なんであんなに楽しかったんだろうとか思います。

カメラに夢中で必死に充電していた頃、僕の心も充電されていたのかもしれません。
ちょっと、うまいこと言いましたね。

2015年10月23日金曜日

請求書を追求されたウォルター・ビショップ博士の答え ドラマ「フリンジ」から


ウォルター・ビショップ博士は天才科学者なんですけど、アストリッドがいないと何もできない子供のようなおじさん。
ハイ・レベルな変質者でもあります。

「FRINGE/フリンジ」というドラマでの話です。

アストリッドはFBIの警察官なのに、なぜかウォルター博士のアシスタントのような仕事をしていました。

ある日、アストリッドは変なものを見つけたようで、博士にたずねます。
「博士、この819ドルの請求書は何ですか?」

ウォルター博士はFBIから特別な仕事をまかされてるひとなので、必要なものを買こともあると思います。
でもナゼかこのときは、正直に答えたくなかったみたいです。

ウォルター博士はこう返します。
「科学はプライスレスだ」

最初に「科学」という言葉がくるのが、ちょっとしたポイントかもしれません。

なんとなくプライスレスでも許される分野のような気がしてしまいます。
そんな小さいことを気にしてる自分って何? という感じで、一瞬ぐらいならごまかされてしまいそう。

なんの解決にもならないけど、かわいい悪あがきのようなセリフでした。

(このセリフが出るのは「FRINGE/フリンジ」シーズン4、第7話「孤独」というエピソードです)

2015年10月22日木曜日

ユージさんのラジオでのトークが面白くて、たまに憎たらしい


ラジオを聞くのがわりと好きなんだけど、いつのまにか聞くのは InterFM ばっかりになってる。

本職のDJのひとや、FMなのでミュージシャンのひとの番組が多い中で、意外に面白いトークを聞かせるのが「Young Blood」という番組をやってるユージさん。
ハーフで俳優とかモデルのユージさん。

ネタのように色々なエピーソドを持っているひとで、ひとつ印象に残っているのが、少年時代の自転車の話。

そろそろ補助輪なしで自転車に乗りたいなと思っていたユージ少年だけど、パパはアメリカだし、乗り方を教えてくれるひとが身近にいなかった。

そんなとき、補助輪つき自転車で公園に行ったら、たまたま男の子に補助輪をとった乗り方を教えてるオジサンがいたらしい。

このチャンスを逃しちゃいけないと思ったユージ少年。
オジサンに「僕にも教えてください」と頼んで、オジサンも了承。

ころびまくって「もう、いいです」と言うユージ少年をオジサンは許さずに、乗れるようになるまで教えてくれたという。

トークの中のちょっとしたきっかけで、ユージさんからはこんな話がポンポン出てくる。

ゲストとの会話でも、ユージさんと話してるうちに相手が楽しくなって話がはずんでいくような印象。
いつの間にかお互いが共鳴してるような感じがする。

とくに女性ゲストとの共鳴具合を聞いてると、このひとはめちゃめちゃモテるだろうなと思う。

そのへんは憎たらしくて、ちょっと嫌い。

2015年10月21日水曜日

こぶ平時代の林家正蔵さんが「ためしてガッテン」で言ったギャグ


アドリブでおもしろいことを言えるひとは、笑わせる仕組みのようなものが頭に入っている感じがします。

その上で、場の状況とか話の流れを活かしながら、おもしろく反応できちゃう。
うらやましいひとたちです。

今の林家正蔵さんが林家こぶ平だったころ、「ためしてガッテン」にゲストで出てるのを見ていました。

何かの病気がテーマの回で、一ヶ所が悪くなったせいで、別の部分に伝わるはずの信号が伝わらなくなってしまう、みたいな話が出ました。
それを立川志の輔さんが「手紙が届かなくなっちゃうんです」と例えたんです。

ゲストの正蔵さんはそれを聞いて、こう言いました。

「じゃあ、電話にすればいいんだ」

それまで僕は、正蔵さんのことをさほど面白いとは思っていませんでした。
あまり、うらやましくなかったです。

でもこの「電話にすればいいんだ」にはビックリでした。
志の輔さんの言葉を笑いの方程式に素早く当てはめたから出てきたギャグ。

さすがプロの落語家ですね。

正蔵さんを真似して僕も面白いことを言ってやろうとチャンスをうかがっているんですけど、基本ができていない僕は全然うまくいきません。

2015年10月20日火曜日

ガンズ・アンド・ギャンブラー : 素敵なムダの詰め合わせ映画


  お前はゲイだから、ひとの部屋を片づけるのが好きだろう
  --ミヤギ


すごくおもしろい映画だなと思っていろいろ調べようとしたんですけど、あまり情報が多くないようですね。
たいしてヒットしなかったんでしょうか。

僕にとってはちょっと感動的なおもしろさで、録画したのをやたら繰り返し見てます。
何度見てもワケが分からないんですけどね。

全体がインディアンのお面を巡る争いという、どうでもいい話なのがステキです。
なぜか命がけの奪い合いになってるし。

クリスチャン・スレーター演じる主人公ジョン・スミスが、プレスリーのモノマネ大会に出たことから争いに巻き込まれてしまう流れも情けなくて、僕をよろこばせてくれます。

そんなくだらない話の中に、アホなジョーク満載で進んでいくんですけど、実は細かく計算された話だということも、だんだん分かってくるんですね。

とくにふたりの女性、ミーガン・パーク演じる"隣の女の子"シンディと、ヘレナ・マットソン演じるザ・ブロンドの設定。
このへんの緻密さにはおどろかされました。

ヘレナ・マットソンはドラマ「666パークアベニュー」でいちばん知られているのかもしれませんね。

僕としては「NIKITA/ニキータ」でのマイケルの奥さん・カサンドラ役が印象に残っています。
「NIKITA/ニキータ」ではおしとやかな演技が多かったんですけど、この映画では銃を乱射する姿と、大きく開いた胸元がワイルドで。

監督のマイケル・ウィニックというひとは、もしかしたらすごい監督なのではと思います。
2015年11月には「The Better Half」という作品が公開予定だそうで。

僕はテレビでしか見ないので、とうぶん先になりそうですけどね。

2015年10月19日月曜日

カーゴパンツが呼んでたのは僕じゃなかった


服とか買うつもりじゃなかったのに、カーゴパンツが並んでるのが見えてフラッと店に入ってしまった。
すでに心のスキができていたのかもしれない。

見たらひとつ、すごくかっこいいズボンがあった。
ここで心のブレーキをかけられるかが分かれ道。

ズボンが僕を呼んでると思った。
「どうだ、かっこいいだろう」と言ってる。
「どうする? 買うよな?」

僕は催眠術にかかったように「分かりました。買います」と即決しちゃった。
いい買物したなあと浮かれて家に帰った。

催眠術が解けたのは、部屋でズボンをはいてみたときだった。

このズボンは、かっこよすぎて僕にはムリ。

呼ばれてたのは僕じゃなくて、イケメンのオシャレさんだったのだろう。
近づいたときに、まちがえて声を聞いちゃったみたい。

考えてみたら店の中でも輝いていたぐらいだから、ウチの近所とかでこんなズボンをはけない。

しょうがないから、これは部屋着としてはくことにした。
やや厚手のコットンなので、けっこう暖かい。

使いかた次第で、少しは失敗を取り戻せるかもしれない。

そういうわけで寒い時期になると、僕は家でかっこいいズボンをはいている。
コンビニに買物に行くときなんかは、別のズボンにはきかえる。

2015年10月18日日曜日

佐藤伝さんの影響で部屋に炭と塩を置く前から寝てばっかり


よく眠れるように色々と工夫してるひとは多いんじゃないかと思います。

僕はいつも寝てばっかりなんですけど、それでも良さそうな方法を知ると試してみたくなります。

定番なところでは耳せんとか、鼻の穴を広げるテープとか。
「ネルネル」という名前の、口をふさぐテープなんかもやってみました。

道具を使わない方法では、寝る2時間ぐらい前に部屋を暗くしたり、瞑想とか自己催眠みたいなことも。

佐藤伝さんの「「いい明日がくる夜の習慣」という本によく眠るための方法として、寝室の四隅に塩と炭を置く、というのがあります。
炭は竹炭がよくて、塩は自然塩を使うそうです。

たまたま備長炭があったのでそれを使って、塩は買ってきて、僕もためしてみました。

もともと寝てばっかりなので、効果があるのかはよく分かりません。
でも部屋に炭と塩が置いてあることが、ちょっと楽しかったりします。

塩が古くなってきたから取り替えたほうがいいと思って新しいのを買ってあるのに、面倒なので交換してません。
固まって、サラサラ感がまったくない塩になってます。

塩を交換しようかなと思うと、それより寝てるほうがいいやと思って寝ちゃってます。

2015年10月17日土曜日

アメリカン・ピーチパイ :すっとぼけて無茶を押し通す成りすまし映画


  ヴァイオラ、なぜ見るたびに乱闘中なの?
  --ヘイスティングス兄妹のママ


これはよくできた、見事なコメディですね。

シェイクスピアの「十二夜」を現代風にアレンジしたということで。
僕はシェイクスピア作品なんてまともに読んだことはないんですけど、ぜんぜん原作を尊重しないで遊んでる感じが、すがすがしいです。

映画の原題が She's the Man というように、女の子が男の子に成りすます話で、この時点でもうムリがありすぎです。

たしかにふたりの顔はちょっと似てるものの、身長も全然ちがうし、成りすませるわけがない。
なのに誰も気づかず、わざとらしい感じで進んでいくのが妙なおもしろさです。

映画自体が成りすまし。

シャワールームや生理用品のネタはお約束だし、基本に忠実な感じでギャクが盛り込まれています。
なるほど、コメディってこうやって作るものなのかと、勉強しているような気分にもなってきました。

アマンダ・バインズ演じるヴァイオラが男の子に変装してることで人間関係がだんだん複雑になるんですけど、その進め方も手際よくスムーズで。
状況がややこしくなったところで、いきなり巻き込まれちゃうひとを用意してあるのもうまいです。

最初からあり得ない設定で、よく最後まで突っ走ってくれたなという爽快さを残す作品でした。

でも、どうして邦題は「アメリカン・ピーチパイ」なんでしょうね。

2015年10月16日金曜日

寝る前のリステリンうがいで口内炎ができにくくなりました


リステリンでうがいをするようになったのはNHK「クローズアップ現代」で、口の中の健康は重要、みたいなことを聞いたのがきっかけでした。

やらせ問題で国谷さんが涙の謝罪をする少し前のこと。
「長寿の鍵は“口”にあり~口腔ケア最前線~」というタイトルで、約30分かけて口の中の健康について説明していました。

口の中ってそんなに重要なのかと、僕はなんとなくその気に。
少しはケアをしてみようとリステリンを買ってきて、ほぼ毎晩、うがいをするようにしてみました。

べつにリステリンじゃなくても、モンダミンでも何でもよかったんですけどね。
僕の場合は、たまたまリステリンで。

口の中が健康になったとしても、自分では分からなくて何の実感もないだろうと思っていました。
それが意外にすぐに、ちがいに気づきました。

僕は以前はしょっちゅう口内炎になっていたのに、寝る前のリステリンのうがいを始めたら何日も口内炎ができなかったんです。
たまに口内炎になっても、治るのがかなり早くなってます。

けっこう苦しんできたというのに、おどろきでした。
こんなちょっとしたことで変わってしまうなんて。

僕は日頃からビンボーでも苦しんでいますけど、これもちょっとしたきっかけで変わってくれないかなとウッスラと期待しています。

2015年10月15日木曜日

歌の先生が BEAST のヤン・ヨソプさんを叱った言葉


K-POP の BEAST というグループにヤン・ヨソプさんという、タヌキっぽい顔の愛嬌あるイケメンのひとがいます。

5年ぐらい前に MTV で、BEAST のドキュメントみたいな番組をやっていて、ヨソプさんが歌のレッスンを受けている場面がありました。
ヨソプさんは、とても歌のうまいひとなんです。

女性の先生が弾くピアノに合わせて歌っていたんですけど、途中で先生がピアノをとめてヨソプさんを叱る場面がありました。

そのときに先生が言った、こんなひと言が記憶に残っています。
「私にあなたぐらいの才能があったら、もっとがんばるわよ」

すごいですね。
言うほうにも、言われるほうにも才能がないと意味がない言葉。

ヨソプさんの歌のうまさなら、すでに大変な努力をしてきたことは先生も分かってるはず。
そこからさらにがんばってもらうための、殺し文句のような言葉です。

僕もこんなことを言われてみたいですけど、それはムリというもの。

なので、せめて何かの機会にこういうことを言ってみたいなと思ったりします。
才能がなくても言えるバージョンを考えて。

2015年10月14日水曜日

花屋のおじさんから勝手に特殊な能力を感じてビビッた日


ある寒い日、部屋にあった2つの花苗を、ひっそりと庭のすみに植えかえた。
日当たりが最悪の庭なので、それは捨てたというのに等しい。

買ったときは喜んでムダに写真を撮ったりしてたけど、やたら虫が出てきてイヤになって2ヶ月で挫折してしまった。

花を買ったのは、12月のわりには暖かく感じる日だった。

部屋の大そうじをしたあとで、妙に気分がたかまっていた。
ここに花なんか置いちゃったら楽しいかもと妄想がふくらんだ。

ヨーカドーでパンを買うついでに、横にあるホームセンターのガーデニング・コーナーに行ったら予想以上の広さ。

花が多すぎて僕にはどれがいいのか分からない。
とりあえずフラフラと歩きまわる。

店員のおじさんが、鉢を手にとって花の手入れをしていた。
ハサミで葉を切り落とす動きに職人ワザの美しさがある。

おじさんは花のことは何でも分かってるひとなのだろう。

僕は2つの花苗を買ったんだけど、おじさんに心の中まで見抜かれてるように思えた。
「あいつ、何にも分かってないくせに買っていったな」
なんていう感じで。

そんなおじさんでも、僕が2ヶ月で花に挫折するとは見抜けなかっただろう。

2015年10月13日火曜日

「ケイト・レディが完璧な理由」:モンスター・ママの恐ろしさも魅力な映画


  エミリー・レディさんの心の病は、
  バザーで実母より受けたはずかしめが原因と見られます。
  --ケイトの空想上のニュースキャスター


読み方を重視して書くと「ケイト・レディがパーフェクトなワケ」となるんですね。

仕事と家庭のあいだでがんばる女性、といった感じの話で。

アメリカでは女性の社会進出は当たり前で問題ないものとバクゼンと思っていました。
映画のテーマになったりするということは、やっぱり難しいものがあるんでしょうね。

この映画の中でケイトの苦悩を示すエピソードのひとつに、仕事のために子供の美容室デビューを見逃してしまった、というのがありました。

すごくどうでもいいような気もするけど、大切かもしれないこと。

よく考えてるなあと思うし、センスの良さも感じられます。
ここまで考えてる作品なら、もう安心して見てればいいやと思える場面でした。

楽しく進んでいく中にちょっとしたピンチを散りばめてあって、適度にヒヤヒヤしながら見られるのもいいですね。

ケイトの助手のモモが赤ちゃんについて言ったセリフで
「ジャスティン・ビーバーみたいになるかも」
というのがありました。

2011年公開の映画なんですけど、今「ジャスティン・ビーバーみたい」と聞くと全然ちがう意味になっちゃうのが面白いような、悲しいような。

モモを演じているオリビア・マンという女優さんは、その後ドラマ「ニュー・ガール」のシーズン2に少し出てくるひとですね。
ニックの恋人でストリッパーのアンジーという役で。

僕は「ニュー・ガール」のほうを先に見たんですけど、独特で印象的なひとでした。
そのオリビア・マンを見られるのも個人的にはポイント高いです。

2015年10月12日月曜日

佐山一郎さんのヒネリと言葉のチョイスが光る1行


佐山一郎さんというと僕としては、スタジオボイスの編集長だったひとでカルチャーのひと、あるいはファッションのひと、という印象があります。

昔、NHK-FMの「FMホットライン」という番組に出ていたヘラヘラした喋りの変なひと、という印象もあります。

最近はやっぱり、サッカー評論のひとなんでしょうか。

佐山さんの本に「こんなサッカーのコラムばかり雑誌に書いていた。」というのがあります。
全然ヒネリがないのが、逆にひねくれた感じのタイトルですね。

その本の中に、サッカーについて書かれた本をいくつか紹介している文があって、それがこのような1行で締められています。

「優れたサッカー関連書の行間からはいつも芝生の香りが立ちのぼる。」

これは美しいですね。
とてもヒネリが効いてるんですけど、スーッと届いて気持ち良いあと味を残す文章です。

本を象徴するものとして持ってきたのが文字でも文章でもなく「行間」。
そしてサッカーからは選手でもボールでもなく「芝生の香り」。

このチョイスが考え抜かれてます。

さらに「立ちのぼる」なんていう言葉は、僕は使ったことないし、もしかしたら聞いたこともなかったかもしれません。

こんなフレーズ、自分でも書いてみたいなと思いますけど、聞いたこともない言葉は出てきませんね。

2015年10月11日日曜日

やらなくちゃ損だと思った簡単な腹式呼吸の方法


頭がよくなりたいとか、自分の能力を引き出したいとか、それなりに願望を持っています。
できれば努力とか苦労とかしないで簡単に素早く頭がよくなったら、それに越したことはありません。

前にNHKの番組を見ていたら、小学生たちに簡単な算数の問題をたくさん解いてもらいながら、腹式呼吸の効果を示す実験をやっていました。

最初は普通に問題をどんどん解いてもらうんです。
何分か時間を決めて。

そのあと、生徒たちに腹式呼吸をしてもらうんですね。

呼吸のしかたは、3秒吸って、2秒止めて、10秒吐く。
それを6回。
だったと思います。

そしてまた問題を解いてもらうと、みんな最初より結果がかなりよくなったんです。

直感的に、これはやらなくちゃ損だと思いました。
最近は4・7・8呼吸法が話題になっていますけど、僕はこの3・2・10をメインにやっています。

何か作業をする前のウォーミングアップ的にやってみたり。
ダルいときにこの呼吸法でちょっとスッキリすることもあります。

でもダルいときは、それすらやる気にならなかったりもします。
寝る前に布団の中でするのもいいらしいんですけど、疲れてるときは腹式呼吸なんかいいから早く眠らせてという感じで。

悪循環になると断ち切るのがむずかしいです。
いい流れは、すぐに断ち切れちゃうんですけどね。

2015年10月10日土曜日

カメラおばさんは、いつの間にかベンチでおじさんといい雰囲気


おもちゃデジカメを持って水元公園に行ったら、ミサイルみたいなレンズが着いたカメラを持ったおばさんがいた。

レベルが全然ちがうのに、僕はおばさんを意識してライバル心のようなものが生まれていた。
もちろん、おばさんは僕のことなんか全く気にしていない。

僕はフラフラ歩きながら、おもちゃデジカメでパチパチと写真を撮っていた。

おばさんのほうは、すごいカメラを持ってるのに撮る様子が全然ない。

ちょっとした鳥のスポットだったので、鳥が来るのを待っているんだと思う。
きっとその気になったらシャッターチャンスを逃さないひとなのだろう。

そんなことを考えながら、僕はまたフラフラしながらパチパチ。

ふと見たら、おばさんは、おじさんとふたりでベンチに座って喋っていた。

おじさんとは知り合いではなくて、初対面で話しかけられたような感じ。
ナンパというほどではないにしても、そういう要素がゼロとは言えない。

おばさんを意識していたのは僕だけじゃなかったようだ。

喋っているふたりを見ながら、僕はそっとその場を離れた。

おばさんにはシャッターチャンスだけでなく、恋のチャンスも逃してほしくないから。

2015年10月9日金曜日

PILOT G-2 僕の知るかぎり一番書きやすいボールペン


机の上につねにボールペンを1本、置いてあります。
ペン立てにあるのとは別に、机の上に1本。

使いたいときに、すぐ取れるようにしたいからです。
自分では時間の節約だと思っているんですけど、ついペン回しの練習をしちゃって時間をムダにしたりもします。

そのボールペンは、パイロットの G-2 というものです。
なめらかに書けて気に入ってるので7本ぐらい買ってあります。

1本は胸ポケットに差したりする止め部分が折れちゃったんですけど、アロンアルファで着けて使い続けています。

ひとから「ペン、貸して」と言われてこの G-2 を貸すと、「書きやすいね」と言われることも多いです。

でも「自分も使いたいからどこで売ってるのか教えろ」とか、そこまで言われたことはありません。

そこそこぐらいの評価でしょうか。

この G-2 を使って、僕はちょっと自分の字がうまくなったとカン違いしてます。
でもちょっとしたきっかけで全然うまくないことに気づいて正気に戻ります。

実力は、そう簡単には変わりませんね。

2015年10月8日木曜日

噛み合わない将棋を料理で表現した千葉涼子さん


NHKの将棋トーナメントの番組で、千葉涼子さんが司会だった時期が好きでした。

千葉さんの喋りはおもしろいし、やたらサービス精神があるところもよかったです。

たまに、おじさんの棋士が解説のときに、千葉さんとぜんぜん息が合わないことがありました。
千葉さんが解説を求めても、おじさん棋士は「プロがそんな質問するな」みたいな返事で相手にしないんです。

もちろん千葉さんは分かってるし、自分で解説しちゃってもいいぐらいなわけです、たぶん。
でも出しゃばるわけにもいかないから、見てるひとのために解説してくださいと言ってるんですね。

サービス精神の差がありすぎ。

CSの囲碁・将棋チャンネルで前に、つるの剛士さんが司会の将棋番組があって、そこに解説者として千葉涼子さんが出たことがありました。

たしか、つるのさんが誰かと対戦して、両者がちがう戦法で噛み合わない感じで進んでいたんです。

それを見て千葉さんがこう言いました。

「フレンチと中華が混ざったような将棋ですね」

噛み合わない状態を見たら、そのまま使えちゃいそうな言葉。
「フレンチ」と「中華」を他の言葉に変えてみるのも楽しそうです。

将棋界は、色々な方向でけっこう人材豊富だと思います。

2015年10月7日水曜日

最高に美しいスィングをしたバッターは熊野輝光さんだと思っています


プロ野球のオリックス・バファローズが「阪急ブレーブス」という名前だったころ、熊野輝光という選手がいて、僕はこのひとが大好きだった。

何が好きかというと、バッティング・フォームとかスィングの美しさが好きだった。

きれいに回転する体にバットがスムーズについてくる。
ムダな力がぜんぜん入っていないように見える。
それでいて、ボールが当たる瞬間、腕にグッと力を込める感じもよかった。

体操やフィギア・スケートの選手の技を見るような、ちょっと芸術作品を鑑賞するようなうれしさがあった。

熊野選手がヒットを打ってもアウトになっても、僕はどうでもよかった。
打撃のフォームだけで価値があるのだから。

なんだったら試合より、熊野選手のバッティング練習を見ていたいぐらいだった。

熊野選手は新人王をとったものの、阪急でも、チーム名がオリックスに変わっても、さほど派手な活躍はできなかった。

でもそのあと、熊野選手は巨人に移籍した。
美しいフォームで大人気になるかもと思ったけど、そういうことにはならなかった。

ほかにもフォームが美しい選手はいたけど、僕の目からは、熊野選手ほどのバッターはいない。

実は最近は、僕の野球への興味はすっかり薄れている。
熊野選手を超えるスィングを見ることはないのかもしれない。

2015年10月6日火曜日

コーヒーを過大評価した日のこと


腰痛は気持ちに左右されることが多いと言われている。
環境を変えたりストレスを減らしたりで腰痛が治るケースもあるみたい。

よく聞くことなので、本当なのかもしれない。

でも、しょっちゅう腰が痛くなってる僕としては、なんか納得できないところもある。

少し前も、油断して腰をギクッとやっちゃって苦しんだ。
痛めてから2日ぐらいしたら歩くのも不自由なぐらいになってきて、これが気持ちに左右されてるものとは思えない。

水風呂に入ったり中山式快癒器でツボを押したりしても痛い。
ちょっとあきらめ気味で、水筒にいれたコーヒーをガブガブ飲みながら座ってテレビを見ていた。

ふと気づいたら、なんか腰が軽い感じになっていた。

立ち上がって体を曲げたりしても、だいぶ痛みがおさまってる。
そのあとは、むしろ調子いいぐらいになっていった。

これはひょっとしてコーヒーのカフェインが効いたんだろうか。
体を興奮させたり血行をよくしたりで、腰にいい影響をあたえたのか。

コーヒー好きなのでそんな効果があると思いたいけど、やっぱりちがうような気がする。
たまたまリレーのアンカーだったから活躍したように見えただけかと。

まぐれなのに手柄を独占。
みんなががんばったから勝てたのに。
ひとりで天狗になるつもりなのか。

腰と関係ないところが気持ちに左右されてる。


2015年10月5日月曜日

「首都圏」の地図本。不要な地区は破いて軽くして使ってます


6年ぐらい前に自転車を買って、急に行動範囲が変わりました。

範囲が「変わった」のであって、広くなったわけではありません。
どちらかというと狭くなったぐらいなんですけど、それまでと違う場所に行きやすくなりました。

より行動しやすいように、本になっている地図を買おうと思いました。
でもそこで、ちょっと悩むことになったんです。

僕は埼玉県の三郷市というところに住んでいて、東京都とも千葉県とも隣接してます。
自転車で行動するには、どれを買えばいいのでしょう。

GPSが当たり前の時代に、そもそも地図で悩む必要ないだろうと思うひともいるかもしれません。
でも僕にはGPSはレベルが高すぎるので、地図のほうがいいんです。

いくつかの地図本を買ったんですけど、僕にいちばん便利だったのは文庫サイズの「首都圏」というやつでした。

ページが多くて重いので、家から自転車で無理な地域は破いて捨てちゃいました。
だいぶ軽くなって、カバンに入れて持ち運ぶのも楽です。

その地図本を見て、道に迷いながら色々な場所に行きました。
冒険の時代でした。

今は、自転車より歩くほうが楽しくなっています。
行動範囲は、さらに狭くなっています。

地図なんか必要ないぐらい。

かつて冒険の相棒だった地図本が、今は気休めとしてカバンに入っています。

2015年10月4日日曜日

「僕らのミライへ逆回転」 堅実さの中に心はずむバタバタ感がある映画


  妹は才能あると思うわ。学芸会で冷蔵庫の役
  --アルマのお姉さん


話が楽しい映画もありますけど、この「僕らのミライへ逆回転」は映像がとても楽しい作品ですね。

ストーリーはいらないぐらいなんですけど、レンタル・ビデオ店が取り壊しのピンチという設定や伝説のミュージシャンの話を軸にしてあって手堅いです。

人気映画のパクリ作品を撮影するのがメインの話になっていて、そこまでの流れというか、撮影しなくちゃいけなくなる理由がメチャクチャですばらしい。

ジャック・ブラック演じるジェリーが発電所で感電したりして、だんだんパクリ撮影の話にもっていく壮大なつじつま合わせに感激でした。

撮影シーンでは、子供が夢中になって遊んでいるかのような姿がうれしくさせてくれます。

女優が必要になってクリーニング屋さんのアルマという女性をスカウトしてプロデューサー気取りになってるし、どんどん有頂天になっていく様子も面白いです。

部屋でそうじとか片づけなどをしながら画面にこの映画を流しっぱなしにしてることも、僕はよくあります。

楽しく作業できるというか、細かいことはどうでもいいからサッサと片づけちゃおう、みたいな気分にしてくれます。

アルマ役のひとはメロニー・ディアスという女優さんで、調べてみたらドラマ「パーソン・オブ・インタレスト」シーズン1・第10話に出ていたんですね。
僕はシーズン1だけは全話を見たんですけどね。

こんな魅力ある女優さんのことを全く覚えていないのが情けないです。


2015年10月3日土曜日

女性バス運転手と、運転に不向きな男


ぼくは車の免許は持ってるけど、ほんの少ししか運転したことがない。
今後も、車の運転はするべきではないと思っている。

運転は恐いし、すぐエンストとかしちゃう。
右折なんかは、意味が分からない。

さらに状況に応じた判断となったら、僕の脳の限界を超えてる。

僕はすぐに眠くなっちゃうから、技術的にOKだったとしても、そもそもムリ。
「気がついたら寝てたんです」と言っても許してもらえない。

運転しないように念入りに不向きな人間に作られたんじゃないかと思えてくる。

母の買い物の荷物持ちとして出かけてお昼に坦々麺を食べたあとも、どうしようもなく眠くなっていた。
帰りのバスに乗ってからも、ウトウト。

バスの運転手は、若い女性のひとだった。

女性が運転手さんなんて、ちょっと尊敬。
坦々麺を食べて眠くなったりしないんだろうか。

なんて思っていたら、運転手さんは僕のようなひ弱ではないようで、とてもキビキビした運転だった。
ブレーキをかけるときはソフトで丁寧な感じで、ぜんぜん揺れない。
乗ってる僕は安心して眠れる。

うしろから、救急車が来た。
状況判断が必要な、僕の脳ではムリなケース。

ここでも運転手さんの対応は的確で、バスはスムーズに脇に寄っていた。
素早いんだけど、止まりかたはやっぱりソフト。

そのかっこよさに、僕はちょっと目が覚めた。


2015年10月2日金曜日

テンスターのヘナ入りトリートメントで白髪&天然パーマ対策してます


白髪を染めるのに何がいいかと僕なりに試してみたんですけど、今のところの結論としてはテンスター カラートリートメント ソフトブラックというで定着しています。
チューブに入っている製品です。

ヘナも入っているけど、染めるために入ってるのではなくトリートメント成分のみらしいです。
カラーリングは色素が担当ということで。

そもそもは、粉になってるヘナを使ってみて、トリートメント効果がいいなと思いました。
テンスターのファインヘナ、あと紅屋(ベニヤ)というメーカーが出してるものもよかったです。

僕は天然パーマのゴワゴワの髪の毛なんですけど、それがけっこうまとまりやすくなるんです。
さすがに縮毛矯正と比べたらかなり落ちますけど、金額を考えたら十分なレベルです。

もしも僕がマメな人間だったら、粉のヘナを使い続けると思います。
でも粉を溶かすのが手間なので、テンスターのチューブに入ったもので十分かなと。

トリートメント効果は粉のタイプより少し落ちるかなと思うんですけど、だいぶ手軽につかえます。
色々と妥協した感じはあるものの、自分ではなかなか満足しています。


2015年10月1日木曜日

地面をツンツンするがんばり屋さんたち


土手なんかで、スズメやムクドリが地面をツンツンしてる。
それを見て、鳥たちがエサを食べているんだとずっと思っていた。

でも考えてみたら、エサはそんなにたくさんはないと思う。
あのツンツンは食べてるというより、エサを探してるのか。

たぶん人間よりだいぶ鼻がいいだろうからエサも見つけやすいのかもしれないけど、モグラのように深い所にもぐれるわけじゃない。
たまたま地面の上のほうにいた虫とか生き物を見つけるまで、ずっとツンツンしなくちゃいけない。

とてもがんばり屋さん。
なのに、アスファルト部分に死んでひからびたミミズがいても放置してる。

新鮮なミミズじゃないとおいしくないんだろうか。
それともスズメやムクドリなりのプライドのようなものがあるのか。

もし僕が独裁者なみの権力を持っていたら、どんな人間になるだろう。
口先では、みんなのためとか、世界の平和とか、立派なことを言うと思う。

でも本当は、自分がいい思いをすることしか考えない。
おいしいものを食べたり、エロいことをしたり。

もし僕がスズメだったら、どんなスズメになるだろう。
そのへんにミミズがひからびて落ちてるのに、わざわざ地面をツンツンなんかはしない。

味もプライドも気にしないで、落ちてるミミズを食べて生きていく。
けっこう自信ある。

ていうか今の僕はミミズは食べないものの、スズメよりずっとダラけてるし。

また土手に行って、地面をツンツンしているがんばり屋さんたちを見習ってこようと思う。


2015年9月30日水曜日

「23号室の小悪魔」のジューンが精一杯の気づかいを見せた別れのセリフ


ジューンは、カフェで一緒に働くマーク青年から想いを伝えられて、付き合いはじめました。
エッチもしました。

「23号室の小悪魔」というアメリカのドラマでの話です。

マーク青年は幸せいっぱい。
しかしジューンのほうは素早く気持ちが冷めてしまいました。

とくにエッチ面に不満で、友達に戻ろうと提案します。
どんな言い方をすればいいか、むずかしいところですね。

その場面でのセリフが

「理論上は私たちはうまくいくはずだけど、現実はちがう」

というものでした。

もちろん理論なんか全然ないんです。
でも何となく相手を気づかっている感じもあり、そう言われたらあきらめるしかないのかなと思ってしまいそうです。

この「23号室の小悪魔」というドラマは、クロエという恐ろしい女性に、ルームメイトのジューンが振り回される話でした。

クロエ役にはクリステン・リッター、ジューン役はドリーマ・ウォーカー。
ふたりともキレイなひとなのに、このドラマの中では全然キレイに見えませんでした。

僕はとても面白いと思って見ていたんですけど、打ち切りになって、最後の7話は撮影が済んでいたのに放送されなかったらしいです。

この番組も、理論上はうまくいくはずだったのかもしれません。

(このセリフが出てくるのは「23号室の小悪魔」シーズン2 第17話「人を利用する女」の回です)


2015年9月29日火曜日

クツの底がはがれた修理に接着剤、そしてハリガネ


ベッドの下の引出しに見捨てられた感じで針金が入ってます。
巻いてあるんですけど、ざっと10メートルとか、もしかしたらもっと長いかもしれません。

12年ぐらい前、部屋の模様替えをしたときに買いました。
でも、そのあと使った覚えがありません。

とてもムダです。
もういらないと思いながら、なんとなく捨てずに放置していました。

その針金が急に役に立ったのは、クツの底がはがれそうなのを直したときです。

ホームセンターでクツ用の接着剤を買ってきて着けてみたんですけど、とめた部分が浮いちゃうんです。
説明書には、着くまで48時間かかる、みたいなことが書いてありました。

たしかに僕はヒマなんですけど、48時間、手で押さえてるわけにもいきません。
どうしようと思ったときに針金のことを思い出しました。

針金でしばりまくって48時間。
結果としては、接着はあまりうまくいかなかったんですどね。

すぐ必要ではない物をとっておくか、捨てるか。
判断に悩むことは多いです。

なんでもとっておくわけにはいきませんから、これは永遠の問題なのかもしれません。
スペースに限界があるかぎり。

でも僕にとって、針金に使い道があることは確かなようです。

クツに底があるかぎり。


2015年9月28日月曜日

金具がついたままバッグを燃えるゴミに出しちゃった苦しい言い訳


ゴミを出すときは、なるべくルールにしたがって出したいとは思っている。

母に、バッグを捨てるから金具をはずしてと言われたときも、そうだった。

テーブルの上にバッグが3つ置いてあるのを見ても、僕はやる気だった。
普通の紙を切るハサミで切ってみたら話にならないので、ちょっといいハサミを出してきた。

僕はむかしアパレル関係の会社にいたりして、そんなことで本格的なハサミを持ってた。
でもそれは布用のハサミ。

皮のバッグを切ったらダメになっちゃうかもしれない。
なんか固い皮だし。

それでもゴミ出しのルールだからがんばってみたけど、手が痛くなってきた。

切り方がどんどんいい加減になる。
最後は限界を超えちゃったので、まだ金具がついてるのをそのまま出しちゃうことにした。

市役所のサイトでゴミの分類を見たら、バッグは燃えるゴミになっていたけど、注意書き的に「金属部分ははずして出してください」とある。

ルールは守れなかったけど、一応がんばった点は認めてもらえないでしょうか。
いいハサミをダメにする覚悟なんかも。


2015年9月27日日曜日

ニュースへのコメントにお天気用語を使った言い回し


おもしろいと思ったフレーズなんかは、わりとメモしておくほうです。
この何年かはPCのエディタ中心に。

なのでフレーズそのものはメモが残るんですけど、その前後のことはすっかり忘れちゃってることが多いです。

僕のPCのメモの中に「風速で例えると」という短い言葉があります。

たぶんもう10年以上前にニュース番組で聞いた言葉です。
これはちょっとヒドイなあというニュースがあって、そのあとが、お天気コーナーだったようなウッスラとした記憶があります。

それで予報士のひともまざったところで、キャスターのひとがニュースの内容をからかう感じで言ったんですね。
「ヒドイですねえ。風速で例えると……」

おぼろげながら、キャスターのひとが軽くドヤ顔で、ちょっとムカッときたことを覚えています。

それでも例えの基本というか、話の内容や状況に合わせて便利に使えそうなフレーズかと思います。

料理の話をしているときなら、「焼き具合で例えると」とか「塩加減で例えると」。

家の話をしていたら、築年数とか。
間取りのほうがいいですかね。

この文章を間取りで例えたら3畳1間ぐらいになるでしょうか。
日当たりは、かなり悪そうです。


2015年9月26日土曜日

「人生はノーリターン」 おせっかいママと、醤油を持ち歩く息子の物語


  一緒にピラティス教室へ? 先生はレズビアンよ 
  --ジョイス・ブリュースター


正式な邦題は「人生はノー・リターン ~僕とオカン、涙の3000マイル~」というんですね。

場面ごとにママが小刻みに出しゃばってくるのが面白い映画です。
なんというか、絶妙なおせっかい。

息子のアンディは、そんなママと一緒に移動することを提案して、わざわざ自分から手に負えない状況をつくってしまうという。

仕事には口出しするし、アンディが開発した商品よりママが持ってる小道具のほうが担当者の気を引いちゃったりして。

アンディが商品アピールの小ネタとしてつねに醤油の小ビンを持ち歩いてるのが、なんかうれしかったです。

いちばんメインの話の締めかたも、実にうまいですね。
もしかしてガッカリな感じで終わるのかなと思わせてから、フワッと暖かい気持ちにさせてくれて。
最初のほうで、何気なく大事なネタ振りをしてたし。

ジェシカという役で、ドラマ「CHUCK/チャック」のサラ役だったイヴォンヌ・ストラホフスキーが少し出ているのもポイントかもしれません。

主演がバーブラ・ストライザントとセス・ローゲンということもあって、ストラホフスキーは貴重なキレイどころでした。

知らなかったんですけど、セス・ローゲンは「ザ・インタビュー」の共同監督のひとりなんですね。

このひとが北朝鮮を怒らせたのかと思いながら見ると、この「人生はノーリターン」をさらに楽しめています。