2015年10月1日木曜日

地面をツンツンするがんばり屋さんたち


土手なんかで、スズメやムクドリが地面をツンツンしてる。
それを見て、鳥たちがエサを食べているんだとずっと思っていた。

でも考えてみたら、エサはそんなにたくさんはないと思う。
あのツンツンは食べてるというより、エサを探してるのか。

たぶん人間よりだいぶ鼻がいいだろうからエサも見つけやすいのかもしれないけど、モグラのように深い所にもぐれるわけじゃない。
たまたま地面の上のほうにいた虫とか生き物を見つけるまで、ずっとツンツンしなくちゃいけない。

とてもがんばり屋さん。
なのに、アスファルト部分に死んでひからびたミミズがいても放置してる。

新鮮なミミズじゃないとおいしくないんだろうか。
それともスズメやムクドリなりのプライドのようなものがあるのか。

もし僕が独裁者なみの権力を持っていたら、どんな人間になるだろう。
口先では、みんなのためとか、世界の平和とか、立派なことを言うと思う。

でも本当は、自分がいい思いをすることしか考えない。
おいしいものを食べたり、エロいことをしたり。

もし僕がスズメだったら、どんなスズメになるだろう。
そのへんにミミズがひからびて落ちてるのに、わざわざ地面をツンツンなんかはしない。

味もプライドも気にしないで、落ちてるミミズを食べて生きていく。
けっこう自信ある。

ていうか今の僕はミミズは食べないものの、スズメよりずっとダラけてるし。

また土手に行って、地面をツンツンしているがんばり屋さんたちを見習ってこようと思う。


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