アドリブでおもしろいことを言えるひとは、笑わせる仕組みのようなものが頭に入っている感じがします。
その上で、場の状況とか話の流れを活かしながら、おもしろく反応できちゃう。
うらやましいひとたちです。
今の林家正蔵さんが林家こぶ平だったころ、「ためしてガッテン」にゲストで出てるのを見ていました。
何かの病気がテーマの回で、一ヶ所が悪くなったせいで、別の部分に伝わるはずの信号が伝わらなくなってしまう、みたいな話が出ました。
それを立川志の輔さんが「手紙が届かなくなっちゃうんです」と例えたんです。
ゲストの正蔵さんはそれを聞いて、こう言いました。
「じゃあ、電話にすればいいんだ」
それまで僕は、正蔵さんのことをさほど面白いとは思っていませんでした。
あまり、うらやましくなかったです。
でもこの「電話にすればいいんだ」にはビックリでした。
志の輔さんの言葉を笑いの方程式に素早く当てはめたから出てきたギャグ。
さすがプロの落語家ですね。
正蔵さんを真似して僕も面白いことを言ってやろうとチャンスをうかがっているんですけど、基本ができていない僕は全然うまくいきません。
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