2015年10月13日火曜日
「ケイト・レディが完璧な理由」:モンスター・ママの恐ろしさも魅力な映画
エミリー・レディさんの心の病は、
バザーで実母より受けたはずかしめが原因と見られます。
--ケイトの空想上のニュースキャスター
読み方を重視して書くと「ケイト・レディがパーフェクトなワケ」となるんですね。
仕事と家庭のあいだでがんばる女性、といった感じの話で。
アメリカでは女性の社会進出は当たり前で問題ないものとバクゼンと思っていました。
映画のテーマになったりするということは、やっぱり難しいものがあるんでしょうね。
この映画の中でケイトの苦悩を示すエピソードのひとつに、仕事のために子供の美容室デビューを見逃してしまった、というのがありました。
すごくどうでもいいような気もするけど、大切かもしれないこと。
よく考えてるなあと思うし、センスの良さも感じられます。
ここまで考えてる作品なら、もう安心して見てればいいやと思える場面でした。
楽しく進んでいく中にちょっとしたピンチを散りばめてあって、適度にヒヤヒヤしながら見られるのもいいですね。
ケイトの助手のモモが赤ちゃんについて言ったセリフで
「ジャスティン・ビーバーみたいになるかも」
というのがありました。
2011年公開の映画なんですけど、今「ジャスティン・ビーバーみたい」と聞くと全然ちがう意味になっちゃうのが面白いような、悲しいような。
モモを演じているオリビア・マンという女優さんは、その後ドラマ「ニュー・ガール」のシーズン2に少し出てくるひとですね。
ニックの恋人でストリッパーのアンジーという役で。
僕は「ニュー・ガール」のほうを先に見たんですけど、独特で印象的なひとでした。
そのオリビア・マンを見られるのも個人的にはポイント高いです。
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