2016年3月31日木曜日

残りの半分について考える


物事には良い面と悪い面があるらしい。

困った中にも良い面があると思うと、ちょっと気持ちが楽になる。
失敗しても、そこから何か学んじゃったりして。

腰が痛くて苦しんでるときに、風邪をひいて最悪な状態になったことがあった。

ずっと寝ててやっと風邪がなおったけど、とてもムダに時間をすごしたことが悔やまれた。
でも、気がついたら腰の痛みがすっかり軽くなってたりする。

こういうのが良い面と悪い面なのか。
たくさん眠ったことだって、良いことだろうし。

パンにバターを塗って食べるのが好きなんだけど、最近はバター不足とかで買うのに苦労することがある。

KALDI に、リボンプレミアムバターというのがあったので、それを買ってみた。
普通のバターの倍ぐらいの大きさで、しばらくバターに困らずにすみそう。

帰ってからよく見たら、包んである紙に「バター50%配合」と表記があった。
バターは半分だけ。

これも良い面と悪い面なのか。

残りの50%は何だろうと思ってがんばって読んでみたけど、アホなのでよく分からなかった。

アホの中にも良い面があると思いたい。

2016年3月30日水曜日

土手のニワトリが教えてくれたこと


デジカメを買ってハマッていた時期があったけど、今は熱はかなり冷めている。

出かけるときは小さいデジカメを持っていくものの、あまり写真を撮らない。
何かおもしろい光景があったら、せっかくだから撮っておこうかなというぐらい。

撮った写真もSDカードに入ったままで、なかなか見ない。
写真がたまってくると面倒になって、なおさら見なくなる。

自転車で土手を走っていたら、ニワトリがいたことがあった。

そのぐらいのことがあると、せっかくだから写真に撮っておこうかなと思う。

自転車をとめて、カメラを出した。

近づいたら逃げちゃうかなと思って、そおっと歩いていったら、ニワトリのほうもこちらに近づいてきた。
ひとに慣れてるニワトリなのか。

逃げないんだったら、好きなだけ写真を撮れる。
気が済むまで撮りつづけて、うれしい気分で自転車で帰ってきた。

そうやって撮ったニワトリの写真も、何ヶ月も見なかった。

SDカードがいっぱいになってしょうがなくチェックしたら、ニワトリの写真もたいしてよく撮れてなかったし。
でも、見ない理由はこのへんにあるのかもと気づくことはできた。

2016年3月29日火曜日

齊藤慶輔さんのワシ治療用のユルい手袋


NHK・Eテレの「SWITCHインタビュー 達人達」という番組で、作家の上橋菜穂子さんと獣医の齊藤慶輔さんの対談をやっていました。

齊藤さんは野性の猛禽類専門の獣医さんだそうですけど、とてもアイディア豊富なひとでした。

電線などでワシが感電することがあるので、感電しやすいポイントにワシが嫌う色をつけておくとか。

夜の道路でエサを食べてるフクロウが車のライトで目をやられてひかれてしまうことが多いので、手前にすべり止めの溝をつけて音と振動でフクロウが危険に気づくようにしたりとか。

その番組で見たのなかで一番のアイディアと思えたのは、齊藤さんがワシを治療するときに使うという皮の手袋でした。

ワシは爪がするどいうえに力も強いそうなんです。
皮の手袋をしても危険なぐらい。

なので治療中にワシにつかまれたら、すぐにスポッと抜けるように手袋をユルくつくってあると言っていました。

頭のいいひとは、いろいろなところで工夫するということが分かった番組でした。

2016年3月28日月曜日

映画「ウィトレス」ベッキーのギリギリのホメ言葉


ひとをホメるなら、ただ「すごい、すごい」とか言ってれば、けっこう通用しちゃうのかもしれません。

でも、それなりに変化も欲しいし、ホメてる中に真実味が感じられれば、もっといいんじゃないかと思います。

「ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた」という映画があって、ジェナというパイづくり名人みたいな人妻ウェイトレスが医者とラブラブになったりします。

ジェナの同僚ウェイトレスにドーンというひとがいて、彼女がデートする前にジェナがメイクをしてあげます。
パイづくりがうまいジェナはメイクの才能もあるようで、ドーンのメイクもうまくできていました。

もうひとりの同僚ベッキーが、メイク後のドーンを見て、こう言います。

「ドーン、きれいだわ。肌が普通のひとみたい」

ふつうに考えたら、ギリギリか、あるいはけなしてる言葉かもしれません。
でもこのセリフ、ベッキーとしては本気でホメているようなんです。

ホメかたとしては独特だし、とても正直に言っている感じがします。

これを応用できたら、すごく使い道がありそうな言葉なんじゃないかと思います。

2016年3月27日日曜日

汚れを気にしない家


朝、玄関のドアをあけたら、いつもどおりミーコちゃんが入ってきた。

その日は雨がふっていて、ミーコちゃんも濡れてる。
玄関から家の中に上がったとろこで、ミーコちゃんが体をプルプルさせて水があたりに飛び散った。

せめて玄関のスペースでやってくれたら助かる。
でもネコに言ってもしょうがない。

雨の中で濡れてたことを考えたら、ちょっとかわいそうだし。

これからは雨のときは、いったんミーコちゃんをつかまえて水をはらってから入れようかなとか思った。

別の日、その日は天気はよかったと思う。

母が出かけると言って、玄関を出たかなと思ったところで戻ってきた。
「SUICAを忘れちゃった」と言いながら居間にきて引出しからSUICAを出した。

クツをはいたままだった。

水をプルプルするより破壊力は上かと思う。

でも、そんな感じでリラックスして住める家のほうがいいのかもしれない。
ちょっとした汚れなんかは気にしない。

これからはミーコちゃんには好きなだけプルプルしてもらおうと思った。

2016年3月26日土曜日

リフォームの営業のひとはホントは見てなかった


前に、電話機や周辺機器の営業の仕事をしていたことがある。

電話機が古くなってこまっている美容室があって、上司だったひとと営業に行った。
店主のおばさんと若い女性のフタッフさんがいて、上司は電話機の状態を確認したあと、ふたりに説明をはじめた。

その説明に、妙にカタカナとかむずかしい言葉を入れていた。

会社に戻る途中で、機械にくわしくないひと、とくに女性には、専門用語をズラッとならべてむずかしい印象をあたえるんだと言っていた。
自分にはムリだから、ぜんぶプロのひとにまかせちゃったほうがいいと思わせると。

そのひとは、けっこう契約をとれるひとだった。

家でネコと遊んでるときにチャイムがなって出てみたら、若い男のひとがいてリフォームの営業だという。

「カベなんかと比べると、屋根がちょっと痛んでるみたいだと思って、声をかけさせてもらえたらと…」

屋根に強い会社なのか、それとも普段あまり見ないところを指摘してプロにまかせて、みたいなアピールなのか。

でも、彼が立っていたすぐ横を見れば、うちのカベがゆがんでヒビ割れ状態なことに気づいたはず。
カベも屋根も見てないのがバレバレだった。

そもそもリフォームするお金がないのでおことわりして、うちのカベは今もゆがんでいる。

2016年3月25日金曜日

乾燥のあとのHマーク


洗濯機にいろいろ詰め込んで、一気に洗濯から乾燥までやると「H」というマークが出ることが多い。

アホなので、Hというと、欲望の意味のHかなと思ったりする。
それはそれで、人間にとって大切なことだからしょうがない。

でも、このHの意味は、きっとちがう。
機械だから欲望とかないだろうし。

Hはたぶんホットだかヒートだかの略なのだろう。
それも欲望のにおいのする言葉ではあるけど、ただ熱くなりすぎで危険と知らせてるだけ。

Hマークが出てるあいだはドアが開かない。
待ってるのがうっとおしい。

いつもそんなことになるから、終わる時間の20分ぐらい前、まだ乾燥の途中のところでストップしてみる。

それでも、やっぱりHマークが出ちゃう。

10分ぐらいするとピコッと音がして、ドアのロックが解除される。
詰め込んであるから、そのあいだに服はシワシワ。

20分早く止めちゃったから、まだちょっと濡れてる。

全然うまくいかなくて僕の心もHマーク。

2016年3月24日木曜日

山際淳司さんが小さなこだわりを説明した文章


山際淳司さんが野球選手たちのことを書いた「ダグアウトの25人」という本があります。

最初に「プロローグ」と題された前書き的な文章で、たいていのひとは「ベンチ」と呼ぶものを自分はなぜ「ダグアウト」と呼ぶのかを説明しています。

古い写真を見た印象だったり、他のスポーツとくらべたちがい。
広島カープが優勝を決めた試合でホームランを打って戻ってきた山本浩二選手。
ノックアウトされたピッチャー、三振したバッター。
ダグアウトにある選手たちの喜び、苦しみ。

そういったことを4ページ以上つかって書いたあと、山際さんは、こう書いています。

「それを〈ベンチ〉という平板な言葉でいってしまうのは、どうにも惜しいような気がするのだ。」

小さなことにこだわって、こだわる理由までもひとつの作品のようにしてしまっています。

この本では25人の選手たちについて書かれているんですけど、ハッキリした基準があって選んだわけではない、ということも書かれています。
そういうことを言ったあとに、こんな文章に続きます。

「彼らはみな、ダグアウトに腰をおろすにふさわしい男たちだ。」

前書きでこんなにかっこよかったら、この先を読むのが楽しみになるような文章です。

2016年3月23日水曜日

エアコンの羽がピッタリ閉まらない


近いうちにやらなくちゃと思うことはメモ用紙に書いて、机の上に置いておく。

しばらく、「エアコン」と書いた紙が置いてあった。

部屋のエアコンは10年以上つかっていて、いろいろおかしくなってきてる。

暖房を入れてるとシューとか言って暖かい風が止まったりする。
5分ぐらい放っておくと、また勝手に風が出てくる。

これは、僕にはどうすることもできないレベルだと思う。
直したかったらプロにたのまなくちゃムリ。

エアコンを切ったあと、広がった羽みたいなのが閉じるんだけど、これがピッタリ閉じなくなってもいる。
すきまができちゃう。

これはもしかしたら、そうじとかすれば直るかもと思った。

そのうちそうじをしようと思って「エアコン」と書いて置いてあった。

実際にそうじをしてみたんだけど、やっぱりピッタリとは閉まらなかった。
でも、どこか緩んでいるのを締めたりすれば直るのでは。

「エアコン」と書いた紙は置いたままにして、次は本気で直してみようか。
そんなことを考えたけど、面倒だなと思って紙は捨てちゃった。

今は机の上には「チャーハンにココナッツオイル」と書いた紙が置いてある。

2016年3月22日火曜日

トミーズ雅さんのツッコミながらのボケ


上岡龍太郎さんが現役だったころ、テレビでまちがい電話の話をしていたことがありました。

電話をかけたら知らないひとが出て、まちがえたと気づいた上岡さん。
お笑いのひとの習性のようなものなんでしょうか、「天丼、ひとつ」と言って電話を切ったそうなんです。

それを聞いてほかの出演者のひとたちは、みんなで上岡さんを責めていました。
まあ当然のことですよね。

お笑いのひとたちにとっては、どんな反応をするか、腕の見せ所といえるかもしれません。

そこにはトミーズ雅さんもいて、雅さんは上岡さんにこう言いました。

「今ごろ天丼つくってるかもしれへん」

おもしろいですね。
ツッコんでいるようで、ボケてる言葉。

とても高度なワザだと思うんですけど、こんな見事なものを知ってしまうと、これをヒントにして面白いことを言ってみたくなります。

この番組を見たときは、この程度のことでも上岡さんヒドイなあと思いました。
のちに電話を使ったオレオレ詐欺なんていうものが出てくるとは思っていませんでした。

2016年3月21日月曜日

永倉万治さんはパンダとスタイリストを比較した


スタイリストの助手だった女の子が独立して、別の助手を連れてくる。
その子もいつのまにか独り立ちして、別の助手を連れている。

永倉万治さんの「晴れた空、そよぐ風」という本にある「スタイリストはねずみ算式に増える」というエッセイにそんなことが書かれています。

彼女たちの増殖力のすごさがテーマなんですけど、その前に、ネタ振りとしてパンダについて書いているんです。

パンダの繁殖力は情けないと書いておいて、あとでオチにつなげるのが狙いなんですけど、その狙いはバレないようにしてあります。

人間以外の動物が見てもパンダはかわいいんだろうかとか、ライオンが見たら「うまそう」と思うのか、なんて話を広げています。
パンダの繁殖力の話はちょっとだけ出して、すぐに話を変えちゃうんです。

そのあとスタイリストが増殖していく話を読んで、へえ、おもしろいなと思ったところで最後に

「パンダにも聞かせてやりたいような話である。」
と、締めているんです。

パンダと比べることでスタイリストのすごさが強調されるかどうかは、よく分かりません。
でも、オチが着いて話がおもしろくなっているのは確かだと思います。

2016年3月20日日曜日

きつねうどんから王貞治さんを連想する


テレビ東京の「センニュウ感」という番組を見ていたら、きつねうどんを最初につくった店が紹介されていました。

大阪の「うさみ亭マツバや」という店だそうですけど120年前に、きつねうどんを初めてつくったと。

店主のひとがお寿司屋さんで修行していたことがあって、お稲荷さんの油揚げをうどんに入れてみたらお客さんにうけたという話でした。

ちなみに今そのお店ではお稲荷さんを3日かけて煮込んでから、うどんに入れているそうです。

山口瞳さんのエッセイで、現役時代の王貞治さんに、なんでそんなにホームランを打てるのかと聞いた話が出てきます。

王さんは、野球をやる前に卓球の選手だったので手首をきたえていたのが活きているんじゃないかと思います、みたいなことを答えたそうです。

ぜんぜん関係ないんですけど、きつねうどんの話を聞いて、王さんのこのエピソードを思い出しました。
王さんにとって野球がきつねうどんで、卓球がお稲荷さんだったのかと。

経験を活かすことで、きつねうどんを発明したり、ホームラン王になったり。
いろいろなことを経験しておくって、やっぱり大事なことなのかもしれません。

何が役に立つかは分からないんでしょうけどね。

2016年3月19日土曜日

苫米地英人さんには張り合えない


ダイエーの服売場に行ったのは12月だったのに、すごく薄い生地のシャツが売っていた。

長袖だけど涼しそうなので夏の日焼け対策にいいかと思った。
皮膚ガンとかにならないように。

メーカーはチャンピオンで、1,980円だった値札に980円のシールが貼ってあった。
おトクな感じだし、しまっておいて夏に着ようと1着買って帰った。

家でよく見たら、値札と一緒についてる紙に「寒い日も暖かい裏起毛素材」と書いてあった。

たしかに裏がフカフカしてる。
薄い生地なのに、ぜんぜん涼しい服じゃなかった。

失敗したなあと思ったんだけど、ためしに着てみたら暖かくて、なんかいい。
妙に気に入ってしまって、同じシャツを合計で4着買っちゃった。

苫米地英人さんは面白いひとだなと思っていて、たまに本を買う。

効率アップの本では「全てのことを6倍のスピードでやればいい」なんて書いてあってビックリしたことがある。

そんな苫米地さんは、シーズンごとに同じ服を3着ずつ買って着ているという。
それを交代で着るので、ひとからは毎日、同じ服を着てるように見えると。

僕は同じシャツを4着買ったから、苫米地さんより1着多い。
ついに苫米地さんを超えたとか思って、ちょっとよろこんでみたりした。

でも全てのことを6倍のスピードではできない。

2016年3月18日金曜日

浦沢直樹さんが指摘した五十嵐大介さんによる新しい組み合わせ


新しいアイディアとは新しい組み合わせだ、みたいなことをよく聞きます。
単発のアイディアはもう出つくしている、といった感じで。

Eテレの「浦沢直樹の漫勉」という番組にゲストで五十嵐大介さんが出ていました。

僕は恥ずかしながら、ふたりの作品は読んだことがないんですけど、番組で紹介されていた五十嵐さんの画がすごくておどろきました。

五十嵐さんはもともと美術を専攻していて、マンガでは少女漫画から強く影響を受けているそうなんです。

そういったことを聞いた浦沢さんが、すごく納得した感じで、少女漫画の世界観にメカで出てくるから稀有なんだね、みたいなことを指摘。

浦沢さんの言葉を聞いて分かったんですけど、こういうのが新しい組み合わせなんですね。
とても具体的な例を見せてもらえて分かりやすかったです。

五十嵐さんの作品では、半獣半人とか、カエルと人間が混ざった少女とかが出てくるそうで、新しい組み合わせが得意なひとなのかもしれません。

僕もまずは作品を読んでみることから始めたいと思います。

2016年3月17日木曜日

田上よしえさんの忘れられないギャグ


これまでに何度かお笑いブームのようなものが来たり去ったりして、今は「ブーム」という言葉がいらないぐらい定着した感じがありますね。

今に至るこの流れを起こしたのは、NHKでやっていた「爆笑オンエアバトル」だったんじゃないかと僕は思っているんです。

お笑い番組が全然なくなっていた中で、この番組がヒットしたことで状況が変わってきました。
ここで有名になって、今は中堅あたりのポジションで活躍しているひとも多く見られます。

この「爆笑オンエアバトル」の初期のころを支えていたひとりに、田上よしえさんがいます。
かなり番組を盛り上げていたと思うんですけど、そのあとは、すっかり見なくなっちゃいました。

「オンエアバトル」の中で田上さんが言ったギャグに、こういうものがあります。

「やっていいことと悪いことの区別がついてないんじゃないか。私はゴスペラーズとジョビジョバの区別がついてねえよ」

すごくおもしろいなと思って、ちょっと感動するぐらいでした。

このギャグによって僕の中では、田上さんは歴史に残るお笑いタレントとして君臨しています。

2016年3月16日水曜日

クツのつま先を直したくて調べたら「つま先ならAmazon」


ちょっと寒い雨の日。
カッパを着て、防水のクツをはいて、外を歩いていた。

防水だからと安心してたら、クツに水が染み込んできて冷たくなってきた。

なんか左足ばっかり染み込んでくるなあと思ったら、左のつま先のゴムがはがれていた。
素材が防水でも、はがれていたら意味がない。

いつもはいてるクツなのに、どうして気づくのは雨が降ってる当日なんだろう。

どうして気づくのはお金がないときなんだろうとも思ったけど、お金がないのはいつものこと。

家についてから、つま先のゴムを直す方法を調べてみようと思った。
とりあえずgoogleで「つま先」で検索してみた。

専用の接着剤のことなんかが分かって、なんとかなりそうな感じ。

ちょっとホッとしたら、検索結果の下のほうに「つま先ならamazon」とあるのが気になってきた。

「○○ならamazon」という文字はよく見る。
amazonは何でも売ってるという自信があるのだろう。

でもさすがに、つま先はどうなんでしょう。

ためしにクリックしてみようかなと思ったけど、なんか恐いのでやめておいた。
ほんとに売ってたらイヤだし。

「つま先」でこんなに恐い思いをするとは思わなかった。

2016年3月15日火曜日

行ってみたくなる本屋さんの工夫


NHKのBSブレミアムで「TOKYOディープ!」という番組があって、ここで神楽坂の特集をやったときに、少し変わった本屋さんを紹介していました。

名前は出なかったと思うんですけど、調べてみたら、かもめブックスという本屋さんのようです。

入るとすぐカフェがあって、文房具も売っていて、奥のほうにはギャラリーもある店でした。
もちろんメインは本なんですけど、独特のテーマの本を集めた棚があるようなんです。

そのテーマというのが

「料理家という人生」
「新しい時代を誰かと生きる」
「働くこと生きていくこと」

という感じで。

店主の柳下恭平さんは

「インディペンデントな街の本屋は物量で戦っていない。こんな本あったんだっていう、本との出会いの場をつくる」
なんて言っていました。

そう言われちゃうと、なんかこの本屋さんに行ってみたくなっちゃいます。

いろいろな本のことを分かっているひとがテーマ別に集めた本棚。
そこに行ったら、僕にとってどんな出会いがあるんだろうとか思って。

大型書店もネットもある厳しい状況の中で生まれた、みがかれたアイディアを見た気がしました。

2016年3月14日月曜日

銀シャリ橋本さんが大きさを例えたムダの多い言葉


言葉で何かを伝えようとするなら、結論を先に言うとか、ムダな言葉をはぶいてシンプルに、なんていうコツがあるようです。

効率のよさを求めるならそういう方向にいくんでしょうけど、ムダの楽しさというのも、あるような気がします。

テレビの「趣味バカ」という番組で、銀シャリのふたりがロケでゴルフ・ショップか何かに行っているのを見ました。

そこに、ドライバーというのでしょうか、先が大きいやつですね。
普通でも先が大きいやつの、アマチュアが使うために特別に大きくしてるものがあったんです。

もう、ほんとうに大きい。

それを見て銀シャリの橋本直さんが、こう言いました。

「グルメやないけど、クリームパンぐらいの大きさあるよな」

たしかに大きさとしてはクリームパンぐらいあったと思われます。
でも例えとしてチョイスしたのがなぜクリームパンなのか。

しかも「グルメやないけど」というムダな前置き。

グルメなひとなら、クリームパンとか食べないひとのほうが多いような気もします。

すごく疑問を感じた表現だったんですけど、おもしろいことを言うひとだなあと印象に残りました。

効率の良さを超えるムダというのもあるんじゃないかと思った橋本さんの言葉でした。

2016年3月13日日曜日

良い面と悪い面


物事には必ず良い面と悪い面がある、なんていうことを聞きます。

便利になったと喜んでいる中に、実は失ってしまったものがあったり。
失敗の中に、次につながる何かがかくれていたり。

そういうことなのかと思います。

「サウスランド」というアメリカのTVドラマに出てきた話で作り話なんですけど、ちょっと考えさせられる言葉がありました。

警察官のパトロールにテレビ局の撮影スタッフが同行するという設定で、車の中のシーンでした。

警察官が、この数年でいちばんの変化はGPSだというのです。
カーナビみたいなもので事件現場に着く時間がかなり速くなったと。

それは良いことなんですけど、無線などで事件の状況を把握する前に現場に着いちゃうので、そこで警官が被害に会うことが増えてしまった、ということを言っていました。

あくまで作り話なんですけどね。
良い面と悪い面って、そういうことなんだなと、分かりやすい例を聞いた気がしました。

我々が被害に合ったときには、ケータイやスマホで警察に電話するとGPSで発信した場所が分かって来てくれるのが速いらしいですけどね。

そう考えると、やっぱり便利なほうがいいのかなという感じがして、われながら勝手だなと思います。

2016年3月12日土曜日

林真理子さんが「猫の時間」の中で書いたプロと素人のちがい


林真理子さんの本は3冊ぐらいしか読んだことがないんですけど「猫の時間」という、世の中をきびしい感じで語ったエッセイ集がちょっと好きです。

この本の中に「手づくり」というタイトルの文章があります。
バザーなんかで「手づくり」とか言って小さいお菓子が高い値段で売られていてぜんぜん売れていなかった、なんていう話が中心で。

「手づくり」という言葉が言い訳のように使われて、そして通用していない、みたいなことが書かれています。

その中で、お菓子づくりのプロと素人のちがいについて、軽く触れている部分があるんです。

素人がつくったお菓子でもオーブンから出した直後の熱々とか出来立てなら、プロを超えたおいしさになることもある。

でもそのあと時間がたったものはプロにかなわない。
プロはそこまで計算してつくっていると書いてあるんです。

これを読んだときは、とても重要なことを教えてもらった気がしました。

おいしいものを目指すにしても、やみくもにつくっても限界がある。
プロはもっと先のポイントまで考えているんだと。

「愛情がある」というのも、親類ならいいけど他人には通用しないとバッサリと書いてあって、それも痛快でした。

2016年3月11日金曜日

武田鉄矢さんは、手の美しさから養豚を語った


武田鉄矢さんといえば金八先生で悲しみが多いほどひとにはやさしくできるひとですね。

僕は朝日ニュースターの「週刊鉄学」という番組で見た武田さんの喋りのうまさや頭のよさが印象に残っています。

その「週刊鉄学」に、新しいスタイルの養豚でおいしい豚肉をつくっている若い男性がゲストに出たことがありました。

その養豚場では、ブタにストレスを与えない育てかたをしていて、養豚場には当たり前の臭いニオイもほとんどないそうです。

いろいろと話を聞いたあと武田さんがその男性に、服の胸のあたりに手を当ててみてください、みたいなことを言ったんです。

何を言ってるんだろうと思いました。
男性もよく意味が分からなかったようなんですけど、言われたとおりに手を当てていました。

武田さんは、その手について「きれいな手ですね」とか「ピアニストの指」とか。
何が目的だったのか、それを聞いてやっと分かりました。

手がキレイなことを、その男性がやっている養豚が今までとはちがうことの象徴のようにとらえたわけです。

頭のいいひとは、こんなふうに考えるものなのかとおどろかされました。

別の回だったんですけど、レギュラーの松原隆一郎さんという大学教授のひとが「鉄矢の鉄って、カネを失うって書くじゃないですか」と言っていたのも妙に忘れられません。

2016年3月10日木曜日

動物園の配置の工夫がおもしろい


テレビ朝日の「決め方TV」という番組で、動物園での動物の配についてを取り上げていました。

東武動物公園で配置をどう決めているのか説明していて、いろいろと工夫していることが分かりました。

動物園に入ってすぐの場所には鳥とか犬系を置いて、これはお客さんの期待感をたかめるイントロダクションの役目をするそうです。

最初はわりと身近な動物を見せておいて、だんだん珍しいものや大きいものがいる非日常の世界に進んでいくと。
どうすればお客さんが喜ぶか、いろいろと考えていることに感心させられました。

動物園にはライオンやトラなどの肉食系の動物もいれば、シマウマやヤギなど草食系もいます。
このふたつのタイプは250メートルぐらい離れた場所にオリがあると言っていました。

近くにいると、シマウマたちが恐がるのは想像できるんですけど、ライオンたちも獲物がいるのに食べられないストレスを感じてしまうそうです。

動物の気持ちの面まで思った配置になっているということでした。

肉食動物には、週に1日、エサをあげない日があるそうです。
野性のカンを失わないように、という理由らしいです。

1日エサなしで野性になっていたら近づきたくないですけど、飼育係のひとは恐くないんでしょうか。

2016年3月9日水曜日

キジは撃たずに鳴かせてあげて


キジも鳴かずば撃たれまいとか、ことわざになっていると立派なことを言ってる感じがする。

たぶん、変に目立つようなことをするなとか、必要ないときはおとなしくしてろとか、そういう意味なんだと思う。
それをキジが鳴く姿で表現したと。

でもキジが鳴くのは自然なことで、鳴くのがダメというのは個性の否定にもなりかねない。。
ましてそのキジを撃っちゃったら、存在を全否定。

ことわざにあるぐらいだから、昔は鉄砲でキジを撃っていたのだろう。
撃つということは、やっぱり食べていたんだと思う。

否定したくせに食べちゃう。

キジにかぎらず鳥が鳴くのは、オスがメスに求愛するアピールの意味が多いんだと思う。

鳴かないと人間にも見つからないぐらいだから、メスに見つけてもらうためにもどんどん鳴かなくちゃいけない。
子孫の問題にもかかわってくる。

そうやってがんばっているキジを撃って食べちゃう人間。

おいしいんだったら、僕も食べてみたい。

2016年3月8日火曜日

テレビで河瀨直美さんの作品を見たくて何度も検索してます


河瀨直美さんを知ったのはNHKのEテレが教育テレビという名前だったころです。
番組の名前が「ETV特集」だったと思うので、ETVとも呼ばれていたのかもしれません。

河瀬さんはカンヌで新人賞をとったということで、日本にそんな監督がいたんだと。
その後、テレビで放送された「萌の朱雀」、「沙羅双樹」を見て、すごい映画だなとおどろきました。

その頃はまだビデオテープに録画していました。

「萌の朱雀」は何度も見たあと、映画好きなひとに貸したら返ってきませんでした。
「沙羅双樹」も何度か見たんですけど、ビデオテープの時代が終わっちゃいました。

河瀬監督の作品にそんなに感動したなら、映画館なりDVDなりネットなりで見ればいいとは思います。
でも、そのうちテレビで放送するんじゃないかと思って待っています。

その結果、もう何年も河瀬監督の映画を見ていません。

今は僕はJ:COMでテレビを見ていて、外付けのHDで録画しています。
リモコンで検索したり録画予約したりするのは、けっこう面倒です。

面倒なのをこらえて「河瀬直美」で何度も検索してます。
でも僕が見られる局ではぜんぜん放送がなくて、ずっと見られません。

僕のような者が不満を言うものおかしいんですけど、優れた監督なんだから、もうちょっと日本でも盛り上げていっていいんじゃないかなと思います。

2016年3月7日月曜日

木工用ボンドでヘアブラシの髪の毛やゴミがとれるらしい


道具を使うおもしろさは、もともと作られた目的とはちがう使い方を発見することなんて聞くことがあります。

木工用ボンドがゴミとりに便利だと知ったのは、最近のことでした。
つけて乾いたあとも、簡単にはがれるようですね。

「解決スイッチ」という番組では、ヘアブラシのゴミをとるのに木工用ボンドが使えると紹介していました。

ブラシについた髪の毛とかホコリみたいなものは、キレイにするのが大変です。
歯ブラシでゴシゴシやったこともあるんですけど、なかなかうまくいきませんでした。

でも「解決スイッチ」で知った方法は使えそうです。

ブラシの根元までベタベタとボンドをつけて放置しておいて、乾いたらはがすだけ。
手間もかかりません。

髪の毛もホコリも簡単にとれちゃった映像を見せていました。

ネットでは、リモコンのボタンのすきまにあるゴミを木工用ボンドでとれるという記事もありました。
リモコンのすきまは、ちょっと恐いような気もします。

ていうか、僕はまだ木工用ボンドを買ってもいないので、話はそれからです。

2016年3月6日日曜日

中屋晋さんが教えてくれた「納得」の大切さ


ラジオを聞いていたら、スポーツでのメンタルの強さ、みたいな話が出てきました。

「日本人はメンタルが弱いと言われますけど、部活できびしい練習をしてきたり、日本人なりのメンタルの強さってあるんじゃないですか?」

InterFM の「トーキン・オン・サンデイ」という番組で、質問をしたのは司会の古家正亨さんです。

聞かれたのは中屋晋さんというひと。
勝者のフットワーク塾というところのヘッドコーチだそうです。

中屋さんが言うには、日本の根性論みたいなものには納得がない、ということでした。

先生に怒られちゃうからガマンしてやってるだけ。
「この坂を100回登れ」と言われて、それが自分にとってどんな意味があるのか分からずにやってると。

なるほどと思える意見でした。
せっかく厳しいトレーニングをしても、それを活かせなくちゃしょうがないですからね。

上達するための大事なポイントを教えてもらった気がします。

なかには、やらされてる練習の中に自分なりのテーマや課題を見つけながらできるひともいるんでしょうけどね。
そういうひとは天才のような、例外なひとなんだと思います。

2016年3月5日土曜日

服が裏返しだったのは英語がまぎらわしいから


英語が分かったらインターネットがもっと楽しくなるんだろうと思う。
でも、むずかしくて分からない。

「ザ」が「ジ」になったりして。
関係代名詞とか過去完了とかも、どうなってるのかサッパリ。

would なんか、未来なのに過去形だし。

服を外に干してると色落ちしちゃうので、濃い色の服は洗濯のまえに裏返しにする。
白系とか薄い色の服は、そのまま洗う。

ゴッチャになっているので、着るときに裏返しのまま着ちゃうことがある。

この前も、グレーの服が裏返しだったのに気づかずに着ていた。
着るときにチャンピオンの「C」の文字を見て、表だと判断していた。

「C」の文字は裏から見ても、方向によっては表と同じに見える。
裏表をまちがえても、しょうがないと思う。

「C」だけじゃなくて、ほかにも英語の文字はまぎらわしい。

「A」とか「M」は左右対称だし、「H」や「I」はさらに上下も対称。

「O」にいたっては数字のゼロとも、丸ともそっくり。

英語が分からなくても、言い訳にはこまらない。


2016年3月4日金曜日

空の流れ星と、お笑いの流れ星


初めて流れ星を見たのは、土手の上を歩いているときだった。

北斗七星の近くをスーッと通る光があって、最初は飛行機かと思った。

でも、スピードがぜんぜん速い。
飛行機というよりミサイル。

流れ星というのはヒョイッと流れてすぐ消えちゃうのかと思っていたけど、1秒ぐらい見えていた気がする。

神秘的なできごとに遭遇した感じで、思わず「すごーい」と声に出してしまった。

流れ星というお笑いコンビがいる。
前にCSの旅チャンネルで北海道の食べ物めぐりみたいな番組を見て、おもしろいひとたちだなと思った。

漫才はちょっとしか見たことがないんだけど、手を横に動かしながら「はーい、流れ星」という締めのセリフが記憶に残っていた。

調べてみたら、最近はそのセリフは言っていないみたい。

夜空のほうの流れ星をまだ見たことがなかったけど、もし見たときには「はーい、流れ星」と言ってやろうと思っていた。
流れ星にアイサツするような感じで。

そして土手を歩いていて初めて流れ星を見たとき。
あまりにも感動して、「はーい、流れ星」はすっかり忘れていた。

せっかくのチャンスをのがしてしまったけど、さほど後悔はしていない。

2016年3月3日木曜日

手袋をドライヤーで乾かして臭くなったときに思ったこと


冬に自転車に乗ると色々なところが寒いんだけど、とくに手足の指先が寒い。

クツや靴下は、がんばってお金を出して、そこそこ暖かいやつを買ってある。

靴下は少しぐらい破けても新しいのを買ってられないので、縫って使っている。
もう縫い跡だらけになってる。

手袋も重要なので、厚手のやつを買ってある。

これも破けたのを縫った部分があるし、何年も使っているので全体がボロボロになってる。
そして、ちょっと臭い。

自転車で走ってこようと思って、前の日に洗って干してあった手袋をとったら、まだ少し濡れていた。

それでも気分は自転車に乗りたかったので、手袋をドライヤーで乾かしてみた。
暖かい風をあてたから乾いたんだけど、手袋がすごく臭くなった。

きのう洗ったばかりなのに、ちょっとショック。

しょうがないからその手袋をして自転車で土手の上を走って、帰ってきてからまた手袋を洗った。
でも臭いのは落ちなかった。

まめに洗っていなかった僕が悪いのだろう。
でも自分が悪いとはあまり認めたくない。

ドライヤーがダメだから臭くなったんじゃないかと、責任を押し付けたくなる。

もしかしたら、僕の髪の毛が薄くなってるのもドライヤーが悪いんじゃないか。
ぜったいちがうなと思いながら、軽く頭皮をマッサージしてみる。

2016年3月2日水曜日

松井秀樹さんが目標の大切さを教えてくれたエピソード


松井秀樹さんが現役で日本でプレーしていたときにテレビで聞いた話です。

シーズンに入る前、松井さんはひそかに目標のひとつとして「100フォアボール」というのを立てたことがあったそうなんです。

これは松井さん本人が言っていたのではなく、誰だか忘れちゃったんですけど、たぶん解説のひとだったと思います。
かなり松井さんと親しいひとだったのかもしれません。

そういう目標を立てて、ボール球に手を出さないように気をつけていた松井さん。
シーズンの後半には100フォアボールを達成したそうなんです。

まだ試合は残っていて、そのあとも松井さんは打席に立ちます。

それまでは気をつけて見極めていたのに、目標を達成してホッとしたのか、急にボール球に手を出してしまうことが増えたらしいんです。

松井さんという超一流の選手ですから、それはほんのわずかな紙一重の話なんでしょうけどね。

目標を持つことが大切というのはよく聞きますけど、具体的に目標にはこういう効果があると教えてくれる例でした。

強打者の松井さんが100フォアボールという目標を立てちゃうのも考えてますね。
まずは、そのへんから見習ってみたいと思います。

2016年3月1日火曜日

100円のハサミが1万円のバッグに弱肉強食


僕の部屋のクローゼットは閉めておいても少しホコリが入ってくる。
油断してると、中のものが汚れていることがある。

大きめのメッセンジャーバッグを持っていたけど、あまり使わなくなったので避難用バッグにしてみた。

防水がしっかりしたもので、1万円ぐらいしたバッグ。
そこにいろいろ詰め込んでクローゼットに入れておいた。

しばらく置きっぱなしにしていて、ふと見たら、バッグの表面が激しく汚れていた。
その汚れが、いくらふいても取れない。

防水の素材なのが影響しているのかもしれない。
避難用だからいいかとも思ったけど、避難したときにあまりに汚れたバッグじゃ恥ずかしい。

もったいないけど、捨てることにした。

大きいから、小さく切ってゴミ袋に入れることにした。
切るのは、100円ショップのハサミ。

1万円のバッグは意外にアッサリと切れて、ちょっとした番狂わせを見るよう。
僕の気持ちはどうしてもバッグ寄りになって、なんかくやしい気分だった。

今は別のメッセンジャーバッグを避難用にして、それをゴミ袋でつつんで汚れないようにしている。

もう100円のハサミには切らせない。