2016年4月30日土曜日

アルボムッレ・スマナサーラさんが頭の中のものをくつがえす


自分の頭の中で当たり前だと思っていたことが突然くつがえるようなことがあると、おどろきもするし、うれしく感じたりもします。

アルボムッレ・スマナサーラさんというスリランカのお坊さんの「怒らないこと」という本があります。

いきなり
「『私は怒りました』などと言うのは、『私はバカです』と触れ回るようなものですからね」
という文章があります。

怒りは本能だからと言い訳するのは努力しないで怠けること、なんていうことも書かれています。

この時点でかなりビックリだったんですけど、続編の「怒らないこと2」という本には、「『許す』は格好悪い」という章があります。

許すとか許さないというのは、自分が正しいと思っているから生まれる感情だと、スマナサーラさんは言っています。
まちがっている相手を許してあげる俺ってかっこいいでしょう、ということだと。

これは、僕の中の色々なものがくつがえりました。
実はそれまで僕は、許すということを重要なキーワードのように思っていました。

スマナサーラさんによると、すべてのものは不完全である、ということを理解するのが重要だということです。

そういうものなのかなとは思うんですけど、まだまだそんな境地には行けていません。
とりあえず、もうちょっと色々なものをくつがえしていかなくちゃいけないのかなと思っています。

2016年4月29日金曜日

バターのカビに涼しさを感じる


朝、ベランダのそうじをするんだけど、冬のあいだは6時ごろベランダに出ると外は真っ暗。

寒いし、手すりとかが凍っていたりすると大変。
こんなことをずっとしなくちゃいけないのかと絶望すら感じてしまう。

暖かくなるにつれて、朝の6時でもだんだん明るくなってくる。
最近はベランダに出ると昼間の明るさで、すっかり春のおとずれ。

これが夏になったら、虫とかで困ることになってくる。

ベランダそうじが終わったら、パンを食べることが多い。

冷蔵庫からバターが入った容器を出したら、底のほうに黒くカビがはえていた。
ここにも春のおとずれ。

バターは下のほうは危険そうなので、上から様子を見ながら使っていこうと思う。
味はとくに変わっていなくて、おいしかったし。

下までいく途中で、味が変な感じになってくるんだろうか。

冬の寒さはツライのに、暑くなってくるとそれもイヤで涼しさを求めたりする。
わざわざ怪談とか恐いことで寒気を感じてよろこんでみたり。

まだ夏になっていないけど、僕はしばらくバターのスリルで涼しさを味わうことになりそう。

2016年4月28日木曜日

島村麻里「OLモノ」まえがきの最初の1行


本を読むときに、最初の1行がおもしろいかどうかって、重要だと思います。
先を読むのが楽しみになるような書き出しであってほしいものです。

島村麻里さんの「OLモノ バッグの中の持ち物検査」という本があります。

女性がバッグに入れてる物、あるいは身近に置いている物について書いたエッセイ集です。
ネタになっているのは、スケジュール帳や名刺、香水や紙クズなどからパンティやコンドームまで。

そんな本の、まえがきの最初の1行は、こう書かれています。

「一日でいいから、成田の入国審査官あたりになってみたいものです。」

いいですね。
ひとの持ち物を探るのが大好きですと宣言するような、このあとどんな文章が出てくるのか説明するような書き出し。

このひとはとても考えて文章を書くひとなんだと分かります。

1行でこんなに喜ばせてくれる本ですから、中身のほうもおもしろくて繰り返し読んでます。

島村麻里さんは2008年に亡くなっているそうで、残念なことです。
残っている本の中に、島村さんの素敵な文章がたくさんあることはまちがいないので、それを味わっていきたいと思います。

2016年4月27日水曜日

沖縄旅行をはずしたときの菊地亜美さんの言葉


最近、テレビで見ておもしろいと思うひとに菊地亜美さんがいます。
この前は TBS の「旅ずきんちゃん」でゴルフの企画のときに出ていました。

ゴルフ歴1年と紹介されて登場したんですけど、クラブを見て「面積、小さくないですか?」とか言ってる菊地さん。
打ってみようとするんですけど、クラブの持ちかたも分からなかったり、「グリップ」という言葉も知らなかったり。

ウソついて出演したのがバレバレなのに、堂々としている菊地さんに、不思議な勇気をもらいました。

Eテレの「すイエんサー」で、「おしいッ!」と思ったときにナゼかひとはのけぞる、みたいなテーマのときがって、そこに菊地さんがゲストで出ていました。

おしい状態をつくるために、沖縄旅行が当たるダーツというのが用意されていました。

菊地さんではないひとが矢を投げたときに、真ん中には当たらなかったんですけど、すぐ横ぐらいの、おしいところに当たったんです。

それを見て菊地さんが
「九州じゃダメですか?」
と言っていました。

沖縄ははずしちゃったけど、こんなに近いんだから九州ならという発想。
こういうことを瞬間で言えちゃうのが、さすが売れっ子タレントさんです。

ウソついてゴルフ企画に出ても、僕は許せます。

2016年4月26日火曜日

電子書籍を読んだことがない


今のテレ朝チャンネル2が朝日ニュースターという局だったころ、看板番組のひとつに「ニュースの深層」というのがあった。

そこで電子書籍の特集をやっていて、もしかしたら便利かもと思ったことがある。
検索が簡単にできるとか、本屋にない本もすぐ買えるとか、買ったら60秒で届くとか。

紙の本ならパラパラ読みができるし、折り目もつけられるんだから、勝負は見えてるだろうと思っていたけどアッサリと考えが変わった。

でもキンドルとか持ってないし、高いのは買いたくない。

調べてみたら、PCでも読むことはできると分かった。
それには、Kindle for PC というソフトが必要で、無料でダウンロードできるみたい。

無料だったらいただいておこうと思って操作をしたら、ダウンロードされてる表示が出てきた。

「あと5秒です」という文字を見て安心していたら、そこから20分ぐらいたってもそのままだった。
理由は分からなかったけど、失敗だったらしいとは分かった。

しょうがないからダウンロードは中止した。

それが、3年半ぐらい前のこと。
僕はいまだに電子書籍の本を読めていない。

2016年4月25日月曜日

アロエハンドソープのボトルにキレイキレイを入れる恐怖


アロマのミストを飛ばすディフューザーという機械があって、これを洗おうとしたらプラスティックの小さい部品がひとつ取れた。

どこにつけていいのか分からない。

こういうとき、僕はすごく不安になる。
この部品なしで使ったら爆発するんじゃないかとか。

恐る恐る使ってみたら、とくに問題なく使えて安心した。

テレビのリモコンで乾電池を2本入れるのに、ちがうメーカーの2本を入れたりするときなんかも、ちょっと恐い。
でもコンセントじゃなくて乾電池だから、さほどひどいことにはならないだろうとか思う。

この前は、手を洗うキレイキレイを買ってきた。

ボトルに入ったものじゃなく、詰め替え用の袋のやつ。
その前に使っていた、アロエハンドソープというやつのボトルがあるので、それに入れようと思った。

でも帰ってきてからキレイキレイの袋を見たら「必ずキレイキレイのボトルに入れて」とか書いてある。

被害があったとしても最小限にとどめようと思って少なめに入れて、ためしに出してみたら、ちゃんと使えた。

なんだよハッタリかよ、とか思いながら、やっぱりちょっと安心していた。

2016年4月24日日曜日

手塚眞「ヴィジュアル時代の発想法」の整理しない整理術


世の中には情報整理術みたいなものがたくさんあって、そういう本もよく見かけます。
自分が持っている情報を整理したり活かしたりするヒントを探しているひとも多いのかと思います。

僕もそんなヒントを求めて、手塚眞さんの「ヴィジュアル時代の発想法」という本を買ったことがあります。

でも、この本には「情報は整理してはダメ」なんていう章があったりします。
手塚さんは情報整理することを「ただの趣味」とか「暇潰し」とか書いています。

じゃあ手塚さんのオススメの方法はどういうものかというと「野性のままに放っておくこと」だそうです。

必要な情報を探すときは、本や雑誌の中から時間をかけてひたすら探すそうなんです。
そうすると、つい関係ない文章や記事まで読んでしまう。

この偶然が大切だというのです。
たまたま目にとまっただけで、大抵はいま必要な情報じゃないんだけど、もっと根本的なところで自分が必要としている何かがそこにあると。

なんか、とても夢のある話のような気もします。
同時に、そんなにうまくいくものなんだろうかという疑問も。

でも、偶然に流されてみる余裕みたいなものを持って生きていくのも、いいのかもしれません。

2016年4月23日土曜日

「他店より高かったら…」にかくされた意味を知って


都合よく言い換えられている言葉ってありますよね。
ことわる気が満々なのに「前向きに考えます」みたいな。

NHKの「オイコノミア」という番組で価格競争をテーマにしていました。

そこで電気屋さんでよく見る「他店より高かったら値下げします」という言葉について解説していました。

お客さんへのサービスを強調しているようなんですけど、実は値下げしないための言葉らしいんです。

ライバル店が安い値段で売っていたら、この店はもっと安い値段で売る。
だからライバル店は値段を下げることに意味がなくなる。

「おたがいに値下げしないでおきましょうね」という合言葉のような意味があるそうなんです。

そんなのズルいとも受け取れる宣伝文句。
ズルいけど、ちょっと頭いいかもしれない。

説明されなければ、ずっと分からないままでいたと思います。

そんなふうに、気づかずに何となくいい気分にさせられている言葉も、きっと多いかと。

番組メイン・キャストの又吉直樹さんが、こんなことを放送しちゃったら電気屋さんに行にくくなると言っていたものも、おもしろかったです。

2016年4月22日金曜日

中野翠さんが素朴な女性をホメた文章


女性のホメかたというのも、いろいろあるかと思います。
かわいいとかキレイとか、簡単な表現では伝わりかたも弱く感じられます。

相手の魅力をとらえたホメかたというのはむずかしいですけど、うまくいけば苦労がみのるのかもしれません。

中野翠さんの「毎日一人はおもしろい人がいる」という本で、素人カップルが出るテレビ番組で見た女の子について書いている文章があります。

その文章によると特別キレイな女性ということではないようなんですけど、内面的な魅力が感じられるひとだったようです。
その女性について、中野さんは、こう書いています。

「もし、女の子が何人かいて、『この中の誰にオムスビを作ってもらいたいか?』ともし聞かれたら、断然この子に作ってもらいたいと思う。そういう感じの女の子だ。」

その女性がどんなひとなのか分からないんですけど、中野さんが言いたいことはよく分かる気がします。

べつにオムスビをもってこなくてもいいんじゃないかとも思うんですけど、ここは具体的な何かに絞り込むことで伝わる表現になっています。

自分の言葉で言うための、多くのヒントがつまっている文章じゃないでしょうか。

2016年4月21日木曜日

藤原喜明さんが話した学びのコツ


パターンを分析することは、それによって理解が深まったり、応用ができたりとかで、大事みたいです。

最近は人工知能が話題にされることも多いですけど、コンピュータに作業させる基本も、パターンを多くインプットしておくことのようですし。

「週刊ファイト」というプロレス新聞の1749号で藤原義明さんがインタビューを受けていて、カール・ゴッチさんの道場で学んだときのことを話しています。
その中で藤原さんは、こんなことを言っています。

「ゴッチ教室に行ったひとは何人もいるけど、たぶんまともなことは何も覚えていないと思うよ。私はゴッチさんのやり方に気付いたんだよね。ゴッチさんは『1000の技を持っている』と言うけど、基本になる技は30か40だからね。それをつかめばいいんだよ。不思議なもんで、一つか二つわかると、パラパラと一気にわかってくる。それは勉強になったね。」

さすが関節技の鬼と呼ばれる藤原組長だけあって、話の組み立てかたもうまいですね。

1000のワザも、基本は30か40。
その基本も、一つ二つわかると、一気にわかってくる。

大変そうに思えることも意識を持って取り組めばなんとかなる、と思える流れになっています。
「パターン」という言葉はとくに出てきませんけど、何が大切なのか教えてくれている話でした。

藤原さんは、ゴッチさんにワザを教わったらイラストにして描いておいたそうなんです。
ある日、ゴッチさんにそのイラストを見せたら、急に教えてくれなくなったという面白い話もありました。

きっとポイントをとらえたイラストだったんだと思われます。

2016年4月20日水曜日

どうでもいい話に大げさなフレーズをくっつける


電話に着信履歴という機能がありますね。
受けたほうは、出られなかったとしても誰から電話がきたか分かって、便利な機能です。

かけたほうとしては相手が出なくても、電話をした記録が残ります。
それも便利な気もするんですけど、そう思わないひともいるようです。

「そんな彼なら捨てちゃえば」という映画で、話のあいまに女性が出てきて、とつぜん着信履歴について不満を言う場面があります。

彼女は、意中の男性に電話をかけて、出なければ15分おきにでもかけ直したいそうなんです。

でも今は、履歴が残ってかけたことが相手に分かっちゃう。
変な女だと思われちゃうと怒っていました。

彼女が言うには、出れば誰からの電話か分かるんだからいいじゃないか。
何年も誰だか分からずに出ていたじゃないかと。

続けて彼女は、こんなセリフを言います。

「それで死んだひとは、いない」

急に話がおおげさになってます。

そもそも命にかかわるような話じゃないんですけどね。
逆に、そんな重大な話じゃないから使えるフレーズかとも思えます。

どうでもいいレベルの話の中で急に言われたら、たしかにそうかもと納得できるかもしれない言葉。
使える幅は広いのかもしれません。

2016年4月19日火曜日

梅原猛さん「百人一語」で一番かっこいい言葉


梅原猛さんの「百人一語」という本があって、百人の言葉を引用して、梅原さんがエッセイっぽい感じで解説しています。
琵琶法師や聖徳太子から湯川秀樹や三島由紀夫なんかの言葉がとりあげられています。

この本のあとがきに梅原さんは

「私はいつも新しい仕事を引き受けることによって私の知識の幅を広げることにしている」
と書いています。

かっこいい言葉ですね。

この本に書いた文章は朝日新聞の連載だったもので、梅原さんはこの仕事をすることで、日本の文化の中であまり得意ではなかった時代の知識を得られると思ったそうなんです。

百の言葉を選ぶために読む本は百冊では済まないわけで、膨大な量になったということなんかも書かれています。
それから、ひとつひとつの文章を書くとなったら大変な作業ですね。

仕事を引き受けることで知識を広げるという方法も参考にしたいですけど、梅原さんほどのひとが、まだ知識を広げようとしていた意欲と熱意を見習いたいと思います。

2016年4月18日月曜日

「茶工場のまかない緑茶」という商品名のアピール力


コーヒーばっかり飲んでいたんですけど「ためしてガッテン」の最終回を見て、急に日本茶を飲みたくなりました。

それも、氷水でいれたお茶を。

氷水でいれたお茶はおいしくなるし、免疫力アップとか言っていてました。
ひと口飲んだ宮本亜門さんがビックリしていた顔が忘れられません。

とりあえずお茶を買って、氷水でいれて飲んでます。
免疫力とかはよく分からないんですけど、しばらく続けてみようと思っています。

ヤオコーに行ってコーヒー豆を買ったときも、ついでにお茶の売り場も見てみました。
そこで目に入ったのが「茶工場のまかない緑茶」というお茶でした。

商品はたいてい、売ることが目的で作られると思います。
売るためには、商品名を工夫するのは重要ですよね。

この商品目でのポイントは「まかない」という言葉かと思います。
身内だけのものとか、まちがいなくおいしいとか、そんな印象をあたえる特別感のある言葉です。

アピールする言葉のパワーに負けて、これを買っちゃいました。

ほんとに工場のまかないで飲まれているのかは分かりません。
まだ飲んでいないので、おいしいかどうかも分かっていないんですけど、これだけ商売上手な商品なら、買って悔いはない気がしています。

2016年4月17日日曜日

「NYボンビーガール」のマックスがやわらげて伝えた言葉


表現をやわらげて伝えるのがうまいと、いろいろと便利なんじゃないかと思います。
ちょっと無理っぽいことを頼んだり、軽く言い訳するときなんかに。

「NYボンビーガール」というドラマがあって、マックスとキャロラインという女の子がケーキ屋さんを出すために奮闘する姿が描かれています。

ふたりは出店の資金をためようとカフェでアルバイトしています。

あるときマックスが、アールというおじさん店員のところにきて「新しい伝票をくれる?」と言いました。

伝票を使い切ったわけではないようで
「冷蔵庫とオーブンのあいだに落として」
と言うマックス。

この「あいだに」というのがちょっとしたポイントになっています。

続けてマックスは、こう言います。

「面倒と無理のあいだの気分なの」

落とした伝票を拾うのが面倒くさいから新しいのちょうだい、と言うより、なんかやわらかい印象を受けます。

うまくいけば無理を聞いてもらえるかもしれないけど、かなりセンスのいいひとじゃないと失敗することのほうが多い気もします。

この「NYボンビーガール」というドラマはアメリカでシーズン6まで進んでなお継続中で人気があるようです。
やっぱりセンスのいいドラマなのかもしれません。

2016年4月16日土曜日

ウグイスとおじさん


外を歩いていて、とつぜん知らないひとに話しかけられることがある。

少し前には、買い物に行く途中の道で、前から歩いてきたおじいちゃんに「寒いねえ」と言われた。

こういうときに、ジョークみたいな、しゃれたことを返せたらいいなと思う。
でも僕はアドリブとか効かないし、人見知りだし、ぜんぜん面白いこととか言えない。

「寒いねえ」と言ったおじいちゃんにも、「そうですね」と返事をしただけで、そのあとしばらく反省した。

鳥の名前とかにくわしいひとになれたらいいなと思う。
姿を見ただけ、あるいは鳴き声を聞いただけで鳥の名前が分かっちゃうような。

そう思いながらも、とくに鳥について調べるわけでもなく、僕の鳥についての知識は増えない。
ムクドリとヒヨドリのちがいも、よく分かっていない。

水元公園の中を歩いていたら、ウグイスの鳴き声が聞こえてきた。

鳥の知識のない僕でも「ホケキョ」がウグイスだとは分かる。
すぐ近くで鳴いてるようだけど、木がたくさんあるので姿は見つからない。

ウグイス見えないかなあと、横を向きながら歩いていたら、前から来たおじさんに「お早うございます」とアイサツされた。

僕も「お早うございます」と返したら、おじさんは

「ウグイスの姿はなかなか見えないねえ」
と言う。

ここは、何か面白い返事をする場面。
でも考える時間は一瞬しかなくて、僕はアドリブが苦手。

けっきょく「そうですね」としか言えなかった。

ウグイスがどんな姿か知らなかったので、見えたとしても僕には分からなかったし。

2016年4月15日金曜日

中条友莉さんを想うタク石黒さんのシャレたひと言


言い方にひとつヒネリを加えるだけで、印象が大きくちがってきたりします。
ちょっとしたことで、ありきたりな表現が自分の言葉に変身するような。

CSの釣りビジョンというテレビ局のレギュラーのひとにタク石黒さんというひとがいます。
釣りの都市伝説に挑戦して、スーツを着て釣りをしたり、バナナばっかり食べながら釣ったりしています。

別の番組で釣りガールとして活躍しているひとに中条友莉さんという品良くかわいい女性がいます。

タクさんは、そのユリちゃんが大好き。

ロケ収録の途中でタクさんに、ユリちゃんから応援の電話がかかってきたことがありました。

タクさんは大喜びで、会話が終わったあとすぐ、着信の番号にかけなおしてみることに。
でもそこでイヤな予感もしたようで、タクさんはこんなことを言いました。

「かけ直したら別のひとが出るシステムなんですよね」

さすが人気ある釣りびとのタクさん。
「別のひとが出るシステム」という言い方に味があります。

そう言いながらかけ直したら全然ちがう男のひとが出て、ホントにそんなシステムだったようです。

おもしろい言い回しとともに、ガッカリしたタクさんが見せた哀愁も忘れられません。

2016年4月14日木曜日

矢野顕子さんが当たり前のことに気づかせてくれた言葉


知らず知らずのうちに、それが当たり前だと決めつけてしまっていることって、あるんじゃないかと思います。
疑問も持たないぐらいの思い込み。

野村雅夫さんというラジオのDJのひとがいます。
イタリア生まれで、なぜかベルボトムばっかり履いてるひとらしいです。

その野村さんの番組に、矢野顕子さんがゲストで出たことがありました。
ふたりで話している中で野村さんが、矢野さんの歌はラブソングは少なくて食べ物の歌が多いですよね、ということを言いました。

矢野さんは、よく言われるんだみたいなことを言ったあと、こう続けました。

「だってね、ご飯と恋愛、どっちが大事?」

言われてみたら、そうですよね。

世の中にラブソングが多いのは、多くのひとが求めているものだからなのかもしれません。
でも、ご飯は求めている自覚がないぐらい必要なもの。

ご飯の歌がもっとあっても不思議じゃないぐらいです。

僕がボケてるから気づかなかっただけかもしれないですけど、きっとほかにも色々とカン違いをしているんだと思います。

矢野顕子さんのすごく当たり前の言葉に、大きな発見がありました。

2016年4月13日水曜日

ポイントカードの記入でミスして気づいたこと


買い物するとポイントカードを作ってとか言われることがある。

そんなカードはあまりほしくない。
住所とかの情報が売られて出回っちゃうものイヤだし。

でも言われると僕はことわれなくて、つい作っちゃうことも多い。

ことわれないくせに、せっかちなので、用紙にはすごい速さで記入する。
読めるギリギリぐらいの雑な字。

よく分からないけど、そうやって心の中のバランスをとっているのかもしれない。

この前は「ポイントカード、おもちですか?」と聞かれて素直に出したら、それはもう古いカードだと言われた。
新しいカードに変えるから、用紙に記入しなおしてと。

なんて面倒くさいんだろうと思いながらも、用紙を受け取ってペンをにぎっていた。
いつも以上に心のバランスが必要で、書くスピードもアップ。

気がついたら、郵便番号の欄に住所をぜんぶ書いていた。

郵便番号の欄だから、かなり小さい。
すぐ下には大きな空白。

店員さんも、それに気づいたようだった。
こんなアホにこれ以上いてほしくないと思ったんだろうか、「それでいいですよ」と言う店員さん。

僕としては書き直したかったけど、それもことわれずにそのまま渡した。

残念だったけど、僕は小さい字を書くのが得意なのかもと思ってうれしいポイントカードだった。

2016年4月12日火曜日

浅田真央さんの振付師ローリー・ニコルさんが言った楽しむことの大切さ


気持ちが体に与える影響は大きいといいます。

健康な自分の姿をイメージすることで、病気が改善したりとか。
イヤな作業をするときに、無理やり口の両端を上げて笑顔っぽくするだけでも全然ちがってくる、なんていうことも。

リニューアルした「クローズアップ現代+」で、現役続行を決めた浅田真央選手の特集をしていました。

そこに、浅田選手の振付師で精神面も支えているというローリー・ニコルさんという女性が出てきたました。

いろいろと悩んでいた時期の浅田選手に、ニコルさんが
「楽しんで。とても大切なことよ」
と言う場面がありました。

英語で言ってたんですけどね。
「エンジョ~イ!」みたいな感じで。

そのあとインタビューされていて
「私の経験では、選手はハッピーな状態であればジャンプを成功させる」

さらに続けて
「これは魔法ではない」

と、たいへん力強く言っていました。

くわしいことは知らないんですけど、ローリー・ニコルさんは世界で結果を出しているひとなんだと思います。
単純なもので、そういうひとが言ってると、やっぱり重要なことなんだなと思えてきちゃいます。

楽しむこと。ハッピーな状態。
大切にしたいですね。

2016年4月11日月曜日

吉行淳之介さんの落ち着きのある例え


何かを例えて表現するときに、もとのネタより例えのほうが弱かったら、あまりおもしろくないですよね。
例える意味すら、ないかもしれません。

吉行淳之介さんの「やややの話」という本に「財布もしくは蟇口」というエッセイがあります。

この中で、ある男のひとが結婚前はサイフなんか持たずに気軽にお金を使っていたけど、結婚したら奥さんがきびいしのでサイフに入れて無駄遣いを減らすようにしたという話が出てきます。

お金を立ち止まらせる役目がある、みたいなことが書かれたあと、こんな文章に続きます。

「つまり、自殺の名所の崖縁に、
『ちょっと待て』
と立札が立っているのと同じ効果を、財布が与えていることになる。」

落ち着きのある文章ですけど、例えのスケールが大きいですね。
お金を使うことが自殺になっちゃってます。

このあとさらに、結婚と自殺をつなげるようなニュアンスの文章も出てきたりして、吉行さんのテクニックが光っています。

自殺の名所にホントにそんな立札があるのかは分かりません。

2016年4月10日日曜日

3分でゆで上がるマ・マー・スパゲティの工夫がアルデンテ


革新的な発明を見て、言われてみたら簡単なことだなとか思うことってあるんじゃないかと思います。
なんでこんなことに気づかなかったんだろう、みたいな。

NHK BSの「cool japan」という番組で2015年に紹介した中から1番を選ぶベスト・オブ・クールというのをやっていました。

その中で、マ・マー・スパゲティの3分でゆでられるスパゲティみたいなのが出てきました。
ゆで上がるのに普通は7分ぐらいかかるスパゲティを3分に短縮。

その秘密は、たて方向から見たら円のようになっているスパゲティを風車のような形にしたことだそうです。
芯の部分から細いのが3つ出てる感じ。

そういう形にすることで、ゆでる時間が短くできたと。

言われてみれば、それなら時間を短くできますよね。
でも、そこにたどり着くのは大変なことなんだろうと思います。

この場合は、技術的なむずかしさもあるでしょうけどね。

番組の中では外国人から見た日本の変なものとして、メロンパンという名前のパンを食べたけどメロンは入っていなかった、というのもありました。

これも言われてみれば、なるほどという気がします。

2016年4月9日土曜日

ピース又吉さんが言ったピンチの切り抜けかた


ピンチというのは、思わぬときにやってくることが多い気がします。

気をつけているときは、意外にこなかったりして。
来るのは、油断しているとき、心の準備ができていないとき。

そんなときのために、ピンチを切り抜けるための色々なパターンを知っておけたらいいなと思います。

Eテレの「オイコノミア」はピースの又吉直樹さんが出ている経済学をテーマにした番組です。

この中で、恋人の誕生日がきのうだったと気づいたらどうすればいいか、みたいな話が出ていました。
大変なピンチの状況ですね。

これを切り抜けるアイディアとして又吉さんが言ったのが、こんな言葉でした。

「ちょっと早いけど、来年の誕生日をお祝いしたい」

さらに、必死さをアピールすると怒りはどこかに行っちゃうものです、みたいなことも言っていました。
又吉さんは、ほんとに頭のいいひとだなと思います。

一緒に出ていた経済学の先生は

「普通のひとが真似したらケガしそう」
なんて言っていました。

たしかに、そうかもしれませんね。
使えると思える言葉も、自分に合った感じにアレンジして使うのも大切なのかもしれません。

2016年4月8日金曜日

新橋のクレープにはキャベツやネギ


NHKの「TOKYOディープ」という番組で新橋の特集をやっていて、鉄道グッズの店やミニ四駆サーキットなんかも紹介されていたんですけど、まずはサラリーマンの街という面がフューチャーされていました。

とくに朝の新橋はあわただしくて、スーツ姿でパンを食べながら歩いてるひとや、立ち食いソバのひとも。

そのなかに、クレープを買っているひともいたんです。
かわいい感じのクレープ屋さんだったんですけど、そのクレープの中身はキャベツやネギが入っているそうなんです。

ほかの店にもあるメニューなのか、場所が新橋だから特別なのか分からないですけど、クレープに野菜を入れちゃう柔軟性におどろきでした。

今は浅草から渋谷までつながっている都営地下鉄は、元々は新橋発で、浅草行きと渋谷行きがあったということも紹介されていました。

それを新橋でつなげたために、ふたつあった新橋駅のひとつが必要なくなったそうなんです。
渋谷行きのほうで使っていた駅はスタートから8ヶ月後に廃止になって、今も地下に残っているとのこと。

最初からつなげる方向でつくればいいのにとも思うんですけど、8ヶ月で駅を廃止にするのも、なかなかできないんじゃないでしょうか。
銀行が合併したあともムリヤリに名前を残そうとするような、変なプライドが邪魔したりして。

クレープに野菜を入れるし、駅は廃止になる。
番組を見ていて、新橋はとても柔軟性がある場所に思えてきました。

2016年4月7日木曜日

丁寧にしたらケアがスムーズで速くなった介護の例を聞いて


仕事だとか作業だとか、できればテキパキと進めて早く終わらせたいものです。
そう思うひとは多いようで、ライフハックのようなアイディアや、効率を上げるコツ、あるいは時間管理術などの本もよく見かけます。

NHKの「クローズアップ現代」が新しくなりましたけど、前の国谷さんが進行役だったころ、介護を仕事について特集した回がありました。

介護の仕事をテキパキと進めようとしても、お年寄りを相手にすることですから、スムーズにいかないことも多いようです。
そこでひとつの案として、お年寄りのお世話をする作業の前に、コミュニケーションをとる時間を長くしてみたそうなんです。

たとえば口の中のケアをするときに、会話とかスキンシップの時間をとってからケアの作業に入ると。

ケアだけでも時間がかかるのに、さらに時間を伸ばして効率が悪くなると心配もあったと言っていました。
けれど実際にはケアへの抵抗が少なくなって、時間は短くて済むようになったそうです。

丁寧にやったら時間も早くなるという、いろいろと考えさせられる例でした。

他のことでも急ごうとして遅くなってることが多いのかもとか。
もしかしたら、丁寧なほうが基本なのかもとか。

「急がば回れ」という言葉もあるわけですからね。
でもなぜか、あまり回りたくないなと思っちゃうんですよね。

2016年4月6日水曜日

影山民夫さんが相手の言葉をふくらませた文章


会話の中で、相手が言った言葉を拾って、それをふくらませて面白いことを言えたら楽しいのではと思います。
相手も自分も活きる感じで。

言葉を拾われたほうも自分が面白いことを言ったように思えて、会話も充実したものになるのではないでしょうか。

影山民夫さんが文章で山藤章二さんがイラストを描いている「食わせろ!!」という本に、影山さんが映画のスタッフと会話した話があります。

撮影所に行って仕事をしたあと「一杯やりませんか」と影山さんは誘われたと。
でも、撮影所のまわりにお店はない。

バスで10分ぐらいのところに駅があって、スタッフのひとたちはいつもその周辺で飲んでる。
スタッフのひとりが、たまに池袋なんかで飲むと肩がこる、みたいなことを言ったそうなんです。

それについて影山さんは、こう書いています。

「池袋で肩が凝ってたら新宿で入院、六本木でご臨終である」

肩が凝るというのをポイントにして、ご臨終までいっちゃって。
フタッフのひとが言ったことは全然おもしろくなかったんですけど、それを面白くふくらませてます。

この例だと相手にはよろこんでもらえそうにないですけど、こんなテクニックを使ってみたいものです。

2016年4月5日火曜日

稲垣えみ子さんに教えられた1歩踏み込むということ


TBSの「情熱大陸」に稲垣えみ子さんというアフロヘアのひとが出ていて、これがなかなか面白かったです。

朝日新聞の記者だったひとだそうで、今は電気代が1月200円ぐらいの生活をしているといことでした。

ガスは契約すらしていなくて、料理などするときはカセットコンロを使っているそうです。

稲垣さんは、とくに節約が目標なわけではなく、幸せに生活するための実験なんだと強調していてしました。
見ていても、ストイックな感じではなく、楽しそうな様子でした。

その稲垣さんが、ふかわりょうさんのラジオ番組に出たときのシーンも放送されていたんですけど、そこで、ふかわさんも驚いていた面白いことを言っていたんです。

稲垣さんによると、電気にも電気の得意なこと・不得意なことがあると。

お湯を沸かしたりするのは、電気には不得意らしいです。
でも、電気が得意なことに使うと、電気代もとても安いと言っていました。

節約するにしても、そこまで考えてやっているひとは、なかなかいないんじゃないかと思います。
ひとより少しがんばっていると思って、これで十分だろうと安心していたり。

踏み込むひとはそこまで考えるものなんだなと、ヒントをもらった気がしました。

2016年4月4日月曜日

高速に入ったチワワのニュースでのカリフォルニア・ジョーク


会話のなかに軽くジョークをはさめちゃうひとがたまにいて、うらやましく思います。
テレビで見るアメリカ人なんかは、そういうひとが多いですね。

テレビ東京の NEWSアンサーという番組を見ていたら、カリフォルニアで高速道路にチワワが侵入してしまったニュースを伝えていました。
バイクの警官が、逃げるチワワを追いかけて保護したそうです。

チワワはポンチという名前をつけられて飼い主を探しているとか伝えたあと、こんなことを言っていました。

「違反切符は切られずに、口頭の注意で済んだということです」

切符を切られなかっただけでも面白いんですけど、それは当然といえば当然ですね。

そのあと、犬に口頭の注意をしたかのような、とぼけた言い回し。

たぶんアメリカのほうでのコメントをテレビ東京が訳したと思うんですけど、ニュースでこういうことを言っちゃうのがシャレてます。
きっと生まれたときから家族や周りのひとたちがみんなこんなジョークを言うひとたちで、訓練されて育ってきているんでしょうね。

僕は気のきいたジョークは言えないんですけど、早くチワワの飼い主が見つかるといいなと思います。

2016年4月3日日曜日

MC.RYUさんが教えてくれたハッピーになる考えかた


クラブミックスというのかDJミックスというのか、正しいことはよく分からないんですけど、そんな感じの音楽が好きだったりします。

たいてい Youtube で聴くんですけど、ラジオでは InterFM897 の TOKYO SCENE という番組で、そういう音楽がよくかかっています。

司会の MC.RYUさんはラッパーのひとらしくて、ラジオでのしゃべりもテンポがよくて心地よく聴けるひとです。
その MC.RYUさんがちょっとした話の流れで、ハッピーに生きる心構えみたいなことをサラッと言ったことがあるんです。

それはまず、交通事故かなにかで死んじゃったと思うそうなんです。
だけど、コイツには家族もいるからと神様が特別に考慮してくれて、条件を悪くしたうえで生き返らせてくれて今の自分があると考える。

そう思っているとハッピーでいられるなんて言っていて、それを聞いた僕は感激して急いでメモをとっていました。

とくに「条件を悪くしたうえで」というのが、いいんじゃないかと思います。

ほんとうは無事に生きてるだけで十分に恵まれているわけで、感謝するべきなんでしょうけどね。
うまくいかないときは、なかなか感謝モードにはなりにくいです。

条件が悪くなったけど特別にあたえられた命を生きてると空想したら、ちょっと気持ちが楽になるような、安心させてくれるような。
そういうものがあるんじゃないでしょうか。

こういう言葉を期待していない番組で聞けたのも、なんかトクをしたような気分でした。

2016年4月2日土曜日

千鳥・ノブさんがクモの巣を例えたツッコミ


うまい例えを聞く機会はいろいろあると思いますが、そのひとつにお笑いのツッコミというのがあります。
例えツッコミというんでしょうか。

状況に応じて瞬間的に例えを考えるのは大変なことだろうと思いますけど、それを見事にやってくれるひとがたまにいます。

テレビ埼玉で放送されている「いろはに千鳥」という番組で、千鳥のふたりがダチョウを飼育してる施設でエサをあげる場面がありました。

ノブさんがエサをあげることになって、小屋の横にある長グツをとろうとしました。
その長グツの中に、クモの巣がはっていたようなんです。

それを見てノブさんが、こんなツッコミをしました。

「長グツの中、古民家ぐらいクモの巣はってるやないですか」

クモの巣がはっているものって色々とあると思うんですけど、そこから「古民家」をもってくるセンス。

実はその前に、ダチョウのエサにハエがたかっていることにノブさんは

「レッドクリフの死体ぐらいハエがたかってる」
なんて言っていました。

千鳥は大悟さんのボケのほうが注目されているかもしれないですけど、ノブさんもなかなか。
妙にワガママなキャラで押していたりして、そのへんも面白いと思います。

2016年4月1日金曜日

2階の窓の前で、おとなりが屋根の修理


心が体に影響を与えることがあるとか、ないとか。
イヤなことがあるとお腹が痛くなっちゃったり。

2階の窓の前に机を置いてあって、僕はそこにいることが多い。

普段は誰かに見られることはほとんどないと思うけど、高い場所にひとが来ると、外から目立つはず。
前に、おじさんが電線の工事をやっていたときは、なんとなく気まずかった。

別のある日、おとなりの屋根に3人の職人さんと思われるひとが乗って修理みたいなことを始めた。
こういうときは、僕より職人さんたちのほうが気まずいのかもしれない。

職人さんたちは仕事だから、ウチを覗いたとか文句をつけられたりしたらこまっちゃうだろうし。
僕は「気にしないでくださいね」みたいなテレパシーを送りながらパソコンをいじったりしてた。

午後に、僕は部屋の中で運動することがある。

ひそかに運動してる姿を職人さんたちに見られたら、僕はかなり恥ずかしい。
なので、運動をはじめる前にカーテンを閉めた。

さりげなく閉めたつもりだけど、閉めかたが感じ悪くなかったかなとか、変に考えてしまった。
職人さんたちは、好きでウチの窓の前で仕事してるわけじゃないのに。

心が体に影響を与えて、その日は運動に集中できなかった。