2016年5月31日火曜日

増井修さんが『BASTARD!!』を論じるのに使った「ヘヴィ・メタル」という言葉


何かを伝えるときに、ちょっとしたキーワードのようなものが有効になることがあります。
伏線的にキーワードを何気なく設定しておいて、あとれそれがビシッと決まったりすると、気持ちのいいものです。

増井修さんの「マンガに恩返し」という本があって、いろいろなマンガ作品について書かれています。

その中に「敬意を込めて呼んであげたい『BASTARD!!』はヘヴィ・メタルだ!」という文章があります。

いきなり「敬意を込めて」というフレーズで「ヘヴィ・メタル」という言葉をいい意味に使っていると定義しているのが巧みな感じです。

そして文章の中では

「単に名前や絵がヘヴィ・メタルだというのではない。こんマンガの根底に流れる精神そのものがヘヴィ・メタルなのだ」

なんて書いています。
かっこいいですね。

「ヘヴィ・メタル」という言葉が強く響くように設定しておいて、さらにその流れを利用した文になっていて。

せめて、言い回しだけでもマネしてみたいと思うんですけど、むずかしそうです。

2016年5月30日月曜日

ボビー・バレンタインさんが伝えた、ほめることが大切な理由


ひとを育てるにはホメることが大切というのは、よく言われることです。
とくに子供の場合は、ホメてあげることは重要なようです。

でも、なぜホメてあげることが大切なのでしょう。

NHKのBS1で「奇跡のレッスン~世界の最強コーチと子どもたち~」という番組があって、その野球編で、ボビー・バレンタインが指導者として出演した回がありました。

ボビーさんも少年たちに野球を教えるにあたって、やはりホメることに重点を置いているそうで、ホメながら指導する様子を見せていました。

さらに少年たちの親に、ボビーさんがホメることの大切さを伝える場面もありました。

野球する子どもたちには、つねに失敗への恐怖がある。
なぜ恐怖があるかというと、親をよろこばせたいからだと、ボビーさんは言っていました。

悲しませてしまったらどうしようという不安があるんだと。

結果ではなく、正しいプレーをしたことをホメて恐怖心から解放してあげれば、子どもたちは全力でプレーをできると。

ただホメてあげるのと、そうやって深いレベルまで理解して接するのとでは、やっぱりちがってくるのではと思えます。

僕は子どもはいないのですぐに使えるものではないですが、とても参考になります。

上辺で理解したつもりになっているのではなく、さらに踏み込んで考えるポイントを示してもらったような言葉でした。

2016年5月29日日曜日

ベランダにいたハト


ひとの心理というのはなかなか分かりにくいもので、何気なく言ったことがひとを怒らせてしまったりする。

誰かが、「ケンカの多くは、よかれと思った行為が原因だ」みたいなことを言ってたと思うけど、よく思い出せない。

朝、起きてパソコンを立ち上げて、テレビのスイッチも入れたあとだったと思う。
まだカーテンが閉まったままの窓のむこうから「カチッ」という音が聞こえた。

ベランダにひととかがいたらどうしようとビビリながらカーテンを開けてみたら、手すりにハトがとまっていた。

ちょっと小さめのハト。
たぶん、まだ子供のハトなんだと思う。

子供をおどかしちゃいけないから、そおっとカーテンを閉めておいた。

そのあと、洗濯物を干す前にゾウキンを持ってベランダのそうじにいったら、さっきハトがいた場所にウンチがあった。

ウンチを残していくなんて、ハトを怒らせてしまったんだろうか。
子供あつかいしたのが気にさわって、怒りのウンチなのだろうか。

ひとが怒る原因もよく分からないけど、ハトだったら余計に分からない。

でもたぶんハトはそんなことでは怒らないから、自然なウンチなんだろうと思いながら僕はゾウキンで手すりをふいた。

2016年5月28日土曜日

阿部ダイキさんの自分が優先という基準


何か行動しようと思うと、やっぱり不安もあるので、情報や意見が欲しくなるものです。

情報が欲しいくせに、調べ始めちゃうとたくさんありすぎて困ったりもします。
ひとにアドバイスを求めると、みんな色々なことを言うし。

どの情報、どの意見を選べばいいのか。

NHKの「サキどり」という番組があって、さいきん結婚した片山千恵子アナウンサーが出てたりします。

その番組で、「ひとりメーカー」という特集をしていました。
商品の企画からお店に並ぶまでの流れは会社単位で行われることが通常ですけど、それをひとりでやってるひとがいると。

その中で、ひとり文具メーカーの阿部ダイキさんというひとが出てきました。
ヒット文具を多く出しているひとで、フリーサイズブックカバーという1,620円の商品は8万枚売れてるそうです。

その阿部さんは、自分が欲しいものしか作らないそうなんです。

ペンケースを企画したときにSNSで意見を集めたときの話が紹介されていて、多くの意見の中で採用したのは、自分が共感できた「ものがサッと取り出せる」という意見だけ。

「いろんな人の意見を集約していくと、八方美人な商品になって、誰も欲しくない商品になる」
なんて言っていました。

自分が優先で、そうじゃないものは、いい意見でも採用しない。

気が小さくてすぐ他人のことを考えちゃう僕にとって、この「自分が優先」というのは、真剣に考えてみたいキーワードです。

2016年5月27日金曜日

締切りいらず


締切効果とかいって、いつまでにやらなくちゃという意識があると、ひとはやる気を出すものらしい。

いつでもいいとなった場合は、いつやってもいいのに、やろうとしないもの。

部屋で運動をすることがあるんだけど、僕は汗っかきで床を濡らしちゃったりする。
運動したせいで家が腐って住めなくなったら困る。

それで10年ぐらい前に、ホームセンターで半畳のタタミを買ってきた。

タタミの上で運動すれば、汗をかいても床まではなかなか濡れない。
でも10年も使っていたら、タタミが痛んできて、もう捨てたいと思っている。

タタミは、どう捨てればいいのか。

市のホームページを見たら、市では収集してくれないらしい。
業者さんに頼むと1,000円とか、それ以上かかることもあるみたい。

そんなお金をかけるぐらいなら、がんばってタタミを小さく切って、燃えるゴミに出せないだろうか。

外側を見るとタタミは固そうな感じがする。

中身はどうなっているのか、すき間からのぞいてみたら、意外にやわらかそう。
ギュウギュウじゃなくて、フカフカした感じ。

これならハサミで切れるかも。
手がちょっと痛くなるだろうけど、なんとかいけそう。

切ってゴミの日に出せばいいだけ。

それならいつでもいいやと思ってしまったので、きっとやらずに何年も過ぎていくことになる。

2016年5月26日木曜日

アルゼンチンのパウラさんがむずかしさを表現した言葉


簡単なように見えることでも、最初に気づいたり発見するのはむずかしいことだと思います。
誰かが見つけて、それをパクるのだったら簡単なんですけどね。。

NHKの「BS世界のドキュメンタリー」に「シリーズ 幸せをさがして」というのがあって、その中に「35歳・シングル」という番組がありました。

アルゼンチンのパウラさんという女性が35歳で結婚できないのはどうしてだろうと、答えを探すドキュメンタリーです。

過去に付き合った男性たちを訪ねて色々と聞いてみたりするんですけど、パウラさんは何もつかめないようでした。

それで、インドに行って、スピリチュアルな世界でとても有名な指導者に会おうとするんです。
でもそのひとはスターで、まわりには常に大勢のファンがいて近づくのもむずかしい。

なんとかそばまで行って、質問を書いた紙を渡せたパウラさんなんですけど、そのあとに、こう言っていました。

「答えをもらうのはミッション・インポッシブルに思われた」

この「ミッション・インポッシブル」というのが面白いです。
無理そうなことなら何にでも使えそうな言葉。

こういう言葉も、使われているのを聞いて初めてその便利さに気づいたりします。

パウラさんは、結局このスピリチュアルなひとと話はできませんでした。
チャンスがあったのに、高熱を出して動けなくなっていたんです。

でも熱でうなされながら見た夢の中で、進む道が見えてくるという終わり方でした。

むずかしそうに思えても、意外に答えは自分の中にあるのかもしれません。

2016年5月25日水曜日

影が薄い男


僕は影が薄い男で、子供のころも先生になかなか名前を覚えてもらえない子だった。
大人になってからも、喫茶店に入って席に座ってるのに店員さんがメニューを聞きにきてくれないような。

ケーブルTVの会社から、機械を新しいのに交換するよ、みたいな通知が来た。

交換までの順番は、電話でアポイント、説明訪問、新しい機械設置、みたいな感じ。
訪問の期間が1ヶ月ぐらいあって、日にちも書いてあった。

なのに訪問の期間が終わっても、僕にはアポイントの電話すら来ていなかった。

やっぱり影が薄いから、僕のことは忘れられているんだろうか。
フォークダンスで手をつなぐ相手がいなかった悲しい思い出がよみがえる。

機械の交換の期間も書いてあったけど、それを過ぎても全く連絡がない。

交換しなかったらテレビが見られなくなっちゃうのではと心配になって、こちらから電話をかけて確認してしまった。
とりあえずテレビは見られるようなので安心。

書いてあった期限をだいぶ過ぎてから、連絡が来て、機械は交換された。

自分で言った期限も気にしないノンビリした会社。

そんな会社なのに、口座にお金を入れておくのを忘れると、すぐにハガキが来る。
その点はぜんぜんノンビリしていない憎たらしい会社。

2016年5月24日火曜日

JOE横溝さんが、フジ・ロックに行けないひとの気分を例えた言葉


InterFM897 に「デイヴ・フロム・ショウ」という陰謀ロック番組があって、メインのデイヴ・フロムさんと、もうひとりジョー横溝さんというひとが喋っています。

ジョーさんは番組の中で、デイヴさんからもリスナーからも、やたらいじめられる役目をしています。
最近は薬物疑惑なんかでからかわれていたりして、かわいそうなほど。

でも本当は頭の回転が速くてエロ動画が好きな、なかなかいいトークをするひとなんです。

2年ぐらい前なんですけど、リスナーからの「フジ・ロックが近いけど都合で行けない」というメールが読まれていました。

メールは「休みの日にツーリングで苗場まで行ってフジ・ロックに行った気分になってきます」と続いて。

それを聞いたジョー横溝さんが、こう言っていました。

「うなぎ屋さんの前まで行ってニオイだけかいで帰るみたいなもんですね」

うまい表現ですよね。
フジ・ロックをうなぎ屋さんに例えちゃうのが見事。

近いうちにウナギはいなくなっちゃうようで、ナマズを食べてウナギを食べた気分になる時代がくるみたいです。
ナマズも、いいニオイがするんでしょうか。

2016年5月23日月曜日

山内惠介さんの師匠・水森英夫さんが言った大事な点の見極め


「あちらを立てればこちらが立たぬ」なんていうことわざがあります。
知らなかったんですけど調べてみたら「双方立てれば身が立たぬ」と続いたりするそうです。

2つ同時に良くするのは、それほどむずかしいというわけですね。

TBSの「情熱大陸」で演歌歌手の山内惠介さんを特集しているのを見ました。
おばさまたちに大変な人気がある山内さんがファンのひとたちをとても大切にしている姿が印象的な内容でした。

その中で、山内さんが、師匠の水森英夫さんというひとからレッスンを受けているシーンがありました。

ここで水森さんが山内さんに言っていたのが、歌いかたと歌詞のバランスについてでした。

「ここは、こう歌ったほうがいいよ」と言われると、そこを気をつけて歌う。
そうすると、つい歌詞より技術のことを考えながら歌ってしまうと。

演歌は歌詞が重要なんだから、と水森さんは言っていました。

双方を立てることができれば一番いいんでしょうけど、それがむずかしいなら、どちらがより重要なのか。
それを見極めることも大切なんでしょうね。

水森さんは、ちょっと売れて天狗になってしまうひとについて、

「ひとりでエラくなったような気がしてカン違いして、そこからボロボロと崩れていくんだよな」
なんていうことも言っていました。

これもたいへん勉強になる言葉でした。

2016年5月22日日曜日

頭のいいひとは省略する


話の要点をしぼって、ムダな部分は省略する。

頭のいいひとは、そういうことができるらしい。

逆に頭の悪いひとは、それが苦手。
僕も苦手だから、納得できる。

ダイエーで安い服なんかを買って帰ろうとしていたら、若い男のひとに道を聞かれた。
それも「ダイエーって、どこですか?」と。

僕はダイエーを出てから2分ぐらいしかたっていなかったと思う。

いま来た道を説明すればいいだけ。
目の前の軽くこまっているひとを助けられる。

あちこち指差したり、「あのあたりで看板が見えると思いますよ」とか、やたら丁寧に説明してみた。
それでも分かってもらえたか不安だったけど、そのひとはアッサリと

「つまり、次の道を左ですね」

これが頭のいいひとと、悪いひとのちがいなんだなと思えるできごとだった。

こうやって書いていても、この文のどこが要点なのかよく分からない。

2016年5月21日土曜日

農業ベンチャー西辻一真さんのイメージの正確さ


何か行動するとき、自分が目指しているもののイメージをしっかり持っていることって大切かと思います。
何をやろうとしているのか、どこに行こうとしているのかを、自分が分かっていること。

NHKの「東北発 未来塾」という番組で「農業を活かすチカラ」という4回シリーズをやっていて、農業ベンチャーの会社をやっている西辻一真さんというひとが講師をしています。

その2回目のタイトルが「テーマパーク行く? それとも農園行く?」というものでした。

西辻さんは自分のやっていることを「農業サービス業」と言っていて、農業を体験してもらうビジネスをやっているそうなんです。
農業の楽しさを体験してもらうのは当然ながら、農業の苦労も伝えることも大切だと強調していました。

そこでは、とりたての野菜をイタリアンのシェフに料理してもらって食べてもらったりしているそうです。

家族で畑作業から食べることまで体験してもらう、そんなビジネスについて西辻さんが「ライバルはディズニーランドやUSJ」と言っていたのが印象的でした。

目指していることをイメージできているから出てくる言葉ですね。
そこから逆算して、いま何をすればいいのかも分かってくるように思えます。

西辻さんのビジネスは会員が1万人で、年商4億円になるそうです。
アタマのいいひとというのは、すごいものですね。

2016年5月20日金曜日

イギリス王室記者がダイアナさんを例えた言葉


ガチガチに高級感な素材ばかりを使っておいしい料理ができることもあるしょう。
でも、シンプルな中に、ちょっとした味付けがあることで全体が変わってくることもあるんじゃないかと思います。

NHKのBS1「BS世界のドキュメンタリー」という番組の「ライバルたちが時代をつくった」というシリーズで、エリザベス女王とダイアナさんの確執をとりあげた番組を放送していました。

チャールズ皇太子について「彼は本当に女好きでした」なんていうナレーションから始まって、色々とおもしろい番組でした。

ダイアナさんを報道するメディアがどんどん加熱していったことを伝える場面があったんですけど、そこで王室の記者のマーク・ソーンダーズさんというひとがコメントしていました。

「60年代にはビートルス旋風が起きましたが」
というソーンダーズさん、続けてこう言いました。

「ダイアナは、まるでティアラをつけたビートルズのようでした」

普通なら「80年代のビートルズ」とか言ってしまいそうですけど、ひとつヒネリが入っているんですね。
「ティアラをつけた」という、このワンポイントだけシャレた言葉をもってきたのも効いてるように思えます。

メディアに注目されているダイアナさんについて、エリザベス女王は、なぜみんな関心をしめすの? たかが髪型やセーターやドレスじゃない、なんて言っていたそうです。

女王の強気な感じもいいですね。

2016年5月19日木曜日

「それいけ!ポンコツ少年野球団」ディックの力強い屁理屈


言葉というのは、言い方とか表現によって印象が変わるものだと思います。

「それいけ!ポンコツ少年野球団」というアメリカのドラマがあって、テリーというシングル・マザーが野球チームのコーチになって子供たちを指導したりします。

ライバル・チームのコーチにはディックというおじさんがいます。
イヤミな感じで嫌われているんですけど、このひとが摂食障害という設定なんです。

そのディックがグラウンドの横の売店でお皿に山盛りのハンバーガーを買ったところを、テリーに見られてしまいます。

テリーはハンバーガーを見てアゼンとした様子。
それに対してディックは、こう言います。

「食うんじゃない。食われるんだ」

ふつうに考えたら、食べるより、食べられるほうがダメなような気がします。
でもこの場合は後半の「食われるんだ」はあまり重要ではないのかもしれません。

先に「食うんじゃない」と、力強く断言することがポイント。
あとは屁理屈でサラッと流しておけばいい。

妙なおもしろさのあるセリフでした。

このドラマは、へたな子供たちを指導するテリーの奮闘ぶりもよかったし、テリーのパパが偏屈なところも好きだったんですけど、あまり成功はしなかったようです。
残念です。

2016年5月18日水曜日

ぺんぎんナッツと寝袋の話


ひとに魅力を感じるとか、応援したくなるような理由には色々な種類のものがあると思います。

それが才能にあふれた素晴らしいひとならもちろんですけど、ダメなひとにも一種の母性本能のようなものを持ってしまうこともあります。

NHKの「クローズアップ現代+」で吉本興業が新しく始めた地方展開や世界展開をとりあげていました。

16人の芸人のひとたちがアジアの国に行って「売れるまで帰ってくるな」と言われているそうで、大変なことをやっているようです。
日本国内でも「住みます芸人」として、東京で売れなかった芸人のひとが地方に住んで活動していると。

その中で福島県で活動しているぺんぎんナッツというコンビが出てきて、売れてなかったころの話がチラッとしていたのが、なかなか強烈でした。

当時は月に1度ライブに出るぐらいで、月収500円ぐらい。
公園で寝袋で寝ていたそうなんです。

寝袋の下にダンボールを敷くとだいぶ温かいです、なんて言ってました。

それでも芸人をやめずに続けていたのが立派な気がします。

そういうひとたちですから、やっぱり何かを持っていたんでしょうかね。
福島で活動するようになって、月収は10万円ほどになっているそうです。

こういうのを見てしまうと、なんか応援したい気持ちになるものです。
僕が応援しなくても、福島で大勢に応援されているんでしょうけどね。

寝袋は、もう捨てちゃったんでしょうか。

2016年5月17日火曜日

経験は人工知能にも大切らしい


勉強なり仕事なり、それをやることが楽しいからやれるなら一番いいんだろうなとは思います。

それ自体が報酬。
見返りなんかいらない幸せ。

でもやっぱり、何かいただきたいというか。
僕の場合、それがお金ならステキだなと思います。

お金じゃないとしても、せめて、やっていることが自分にとって実になっている手応えのようなものがあるとうれしい。

もしできるなら、なんらかの形でそれを裏付けてくれるものがあれば、とても気持ちが楽になりそうです。

「NHKスペシャル」で人工知能の特集をやっていて、羽生善治さんが開発者を訪ねたりしていました。

その中で囲碁のすごいソフトが出てきて、人間を超える創造性を持っているなんて言っていました。
どうやったのかというと、ソフトに経験をつませたそうなんです。

まず実戦の棋譜データを15万局ぐらいインプットして、かつソフト同士で3,000万局ぐらい対戦させたと。
それによって、人間には理解できないレベルの未知の戦法を生み出せるようになっているそうです。

コンピュータでも経験でレベルアップするわけです。
人間だったらなおさら、上達するために経験が大切なことは間違いないんじゃないでしょうか。

経験すれば確実に自分の身になる。
それを確信させてくれただけでも人工知能にちょっと感謝したいほどです。

ちなみに3,000万局を人間が経験しようとしたら、毎日10局ずつ対局しても8,200年かかるそうです。

できる範囲でやるという割り切りも必要かもしれません。

2016年5月16日月曜日

風が強い日の女の子


ウチの2階の窓には、雨戸がない。
台風なんかが来ると、ガラスが割れそうで恐いからガムテープを貼って補強する。

最初は茶色いテープを使っていた。
でも外から見られたらと思うと恥ずかしい。

それで最近は透明のテープを貼るようになった。

これなら、あまり目立たない。
その点はいいんだけど、目立たない分、はがすのが面倒になって放置してしまう欠点がある。

もう何年も前なんだけど、とあるハイキング的なものに参加したことがある。

その日も、風の強い日だった。
遠くのほうで、雲がすごい速さで動いていた。

参加していた女の子が立ち止まって、お母さんの手を握りながらその雲を見ていた。
たしか、小学校3年生か4年生の子だったと思う。

雲がある方向に山もあったので、雲が動いているのが分かりやすかった。
女の子は、黙ってジーッと雲のほうを見ていた。

ずいぶん興味を持ってるんだなあと思っていたら、とつぜん女の子がパッとお母さんのほうを向いて、こう言った。

「山が動いてる!」

台風が来ると、僕は窓にガムテープを貼る。
そして、あの女の子の言葉を思い出す。

2016年5月15日日曜日

微生物はたぶん目では見えない


自分の目の中に、なんか小さいものがたくさん動いてるのが見えることがある。
ライトとか、明るいものに目を向けたときに、とくに見える。

無知なもので、これは目の表面に微生物なんかがいて、それが見えているのだと思っていた。

微生物なんか見えるわけないんだろうけど、目の表面にいて、さらに明るいほうを向いたら、見えちゃうこともあるような気がしてた。

たまたま目に関するサイトを見たときに、それは危険な症状かもしれないと知った。
小さいのが動いていたら、網膜剥離の恐れもあるらしい。

でも、そうじゃない場合もあるみたいで、ちょっとよく分からない。

僕は外出するときはコンタクトレンズを着けている。
レンズを買う際に目の検査が義務のようになってる店もあるけど、僕が買っていたのはユルい店で、何年もぜんぜん検査とかしていなかった。

網膜剥離になったら恐いから、レンズを買う店を変えてみた。
検査してもらって異常なしと言われてホッとした。

安いレンズに変えたんだけど、前のレンズよりよく見えて、そういう意味でも店を変えてよかった。

調子に乗って、目の表面で動いてるのはやっぱり微生物じゃないかとか思ったりしている。

2016年5月14日土曜日

JFKのシークレットサービスだったクリント・ヒルさんが危機に直面したときの反応


実力のあるひとと、そうでないひとなら、違いはまあまあ分かりやすいかと思います。
みんな実力のあるひとだったら、その中でのわずかな差は分かりにくいんじゃないでしょうか。

でも、そんなわずかな差がはっきりと出てしまうことも、ときにはあるようです。

NHK BSプレミアムの「アナザーストーリー 運命の分岐点」という番組で、ジョン・F・ケネディ暗殺事件をとりあげていました。

とくに、ケネディ元大統領のシークレットサービスだったクリント・ヒルさんという人物に注目した内容になっていました。

狙撃犯が3発の銃弾を撃ったんですけど、クリントさんは最初の銃声を聞いてすぐに大統領の車に駆け登って自分の身で大統領を守ろうとしてるのが映像から分かりました。

そのプロ意識もすさまじいんですけど、その直前に、このひとはプロの中でも別格だと思わせる姿がありました。

最初の銃声が響いた瞬間、ほかのシークレットサービスのひとたちは音がした右後ろの方向をむいていました。
大きな音だったようなので、反射的に見ちゃうと思います。

でもクリントさんだけは、大統領がいる前方をむいていたんです。

本当に訓練された一流のひととは、こういうものなのかと思える姿でした。

クリントさんは、大統領を守れなかった責任を感じてPTSDに苦しんだりしたそうです。
それも、一流だったゆえの苦しみかと思えます。

2016年5月13日金曜日

ノーラ・ヤングさんが情報多すぎな状況を例えた表現


例えを使って表現するときというのは、そもそも伝えたいことがあって、それをよりよく理解してもらうために例えるわけですよね。

当たり前のことなんですけど、むやみに例えるのではなく、言いたいことに合った例えをすることが必要になります。

NHK BS1 の BS世界のドキュメンタリーという枠で「データに溺れて」という番組を放送していました。
自分に必要なことを探そうと思っても情報があるれるほど出てきてしまう、みたいな内容でした。

そこにノーラ・ヤングさんという女性が出てきました。

アメリカのラジオ番組の司会者のひとらしいんですけど、情報が噴出している状況についてノーラさんは、こんなふうに言っていました。

「消火ホースから直接、水を飲もうとするようなものです」

情報を得ることを水を飲むことに例えるのも巧みな感じです。

それ以上に、海でもダムでもシャワーでもなく、消火ホースをもってくるところが絶妙なんじゃないでしょうか。
ふつう、出てこないです、消火ホースなんて。

しゃべりのプロのひとですから、普段から言葉をあやつる訓練と実践の経験が豊富なんだと思います。
だからこそ、こういう表現ができるのでしょう。

日々の過ごしかたがひとを作るものなんだなとか、そんなことも考えたくなる言葉でした。

2016年5月12日木曜日

お店でアドレスを書いたけどメールは来なかった


メールアドレスというのは、長くなりがち。
あまり短いと宣伝のメールが来やすいとか言うので長めのほうがいいのかなと思ったりもする。

もともと co.jp とか ne.jp とかついてるし。
co や ne の意味はよく分からないけど、jp は Japan のことなのだろう。

べつにメールアドレスに国名が入っていなくていいのではと思う。
伝える必要があるなら自分で「日本人です」って書くし。

受け取った側も、どうしても知りたかったらメールでたずねるなりすればいい。
co とかも、きっとたいして必要ではないんだと思う。

バターを買ったときに店のスタンプカードを出したら、新しいカードに変わったと言われた。

紙のカードだったのがプラスティックのキレイなカードになるとかで、名前や住所を記入。

面倒なので急いでガーッと書いちゃう。
とくにメールアドレスは雑になる。

r と n とか、見分けがつかないかと思ったけど、まあいいやと思ってそのまま出した。
どうせ宣伝のメールが来るだけだろうし、いいだろう。

それから2週間ぐらいたって、その店から宣伝メールも何も来ない。

そのぐらいになってから、もうちょっと見やすく書いておけばよかったかなとか思ったりする。
お店のひと怒ってるかなと不安になったりもする。

メールアドレスがムダに長いのが悪いんだと、ひとのせいにしてみる。

2016年5月11日水曜日

胴がLLサイズで足の長さがMサイズな男


幸せを考えるとき、ひとと較べてはいけないという。
較べていたら、けっして幸せにはなれない。

レイクタウンのヴィクトリアで手袋を買った日、帰ってきてから着けてみたら、親指だけ長さが余ってる感じだった。

今まで気づかなかったけど、僕は他の4本とくらべて親指が短いのかもしれない。
指の長さを較べても、きっと幸せにはなれない。

年末にアウトドア系とか服とかの店で買い物をすると、袋に福袋のチラシが入っていることがある。
たぶん、服関係の福袋というのは、MとかLとかサイズで袋が分かれているんだと思う。

僕は親指が短いだけじゃなく、足も短い。
胴はけっこう長いけど。

上半身に着る服のサイズはLLなのにズボンはMとか、そんなせつない体型。
衣類の福袋は、買うのがちょっとむずかしいと思う。

較べても幸せになれないとしても、もしもこれが逆だったらと考えたくなる。
上がMで足の長さがLLサイズだったなら。

福袋を買いにくい点は共通かもしれない。

でも、それを超える何かがある。
やっぱりそういうことは考えないほうが幸せなんだと思う。

2016年5月10日火曜日

古川周賢さんによる、弟子を上達させる順番


何か新しいことを覚えたいとか上達したいと思うけど、どんな手順でやっていけばいいかは、むずかしいです。
こんなことをやっていて本当に上達するんだろうかと不安になったりして。

NHK Eテレの「SWITCHインタビュー」という番組で、立川談春さんと古川周賢さんというお坊さんが対談していました。

談春さんは弟子をもって指導している中で悩むこともあるそうなんですけど、師匠の談志さんは亡くなってるから聞けない。
生きていたとしても照れくさくて聞けないとも言っていましたけど、どっちにしろ聞けないと。

それで古川さんに学びに行く、みたいな流れになっていました。

その古川さんが言っていたんですけど、弟子が入ってきてお寺のそうじや雑務をやらせるときに最初の半年ぐらいは、とにかく「速くやれ」とだけ言うそうなんです。

速くできるようになったら「丁寧にやれ」と。
そして次に、「先のことを考えてやれ」と教えると言っていました。

お寺の修行でそう教えてるからと言って、全てに当てはまるわけではないですけど、かなり色々なことに当てはまるようにも思えます。

「速くやる」の基準は、がんばって1時間かかることを40分から45分ぐらいでやるのが目安だそうです。

けっこうむずかしいですけど、順番として、先ずはそこだと。
そう思って集中できるだけでも、かなりのちがいが出てきそうです。

2016年5月9日月曜日

石神秀幸さんとラーメンの関係に学んだこと


師匠と呼べるひとはいるでしょうか。

僕には、とくにいません。
誰かに弟子入りしたこともないし。

まず、師匠として着いていきたくなるほど惚れ込むひとに出会うことが必要ですね。

もう何年も前ですけどテレビの「情熱大陸」という番組でラーメン評論家の石神秀幸さんをとりあげていました。

おもしろかったので番組を見ながら少しだけメモをとっていたんですけど、石神さんはラーメンを食べたあと、それと同じラーメンを自分でつくってみるそうなんです。
自分でも食べて、家族にも食べてもらうと言っていた記憶があります。

お店で食べただけじゃダメで、つくってみて裏付けをとる、みたいなことを言っていました。

その番組の最後に「石神さんにとってラーメンとは?」なんて、お約束で聞かれていたんです。
その質問に石神さんは、

「ラーメンは歴史が浅いんで、守りに入っていないんです。つねに前に進んでいる」

この時点で、すごいこと言ってるなあとおどろいていたんですけど、続けて、

「自分にそれを教えてくれる師匠のようなもの」

なんて言っていました。
ラーメンを「師匠」と呼んじゃうひと。

そんな方向から見るひとがいるのかとか、人間って考え方しだいで色々なものから学べるんだなとか、多くの発見があった言葉でした。

僕はインスタント・ラーメンにご飯やキャベツを入れて雑な感じで食べていて、とても弟子入りできそうにはありません。

2016年5月8日日曜日

マーティ・フリードマンさんがBABYMETALのパフォーマンスを例えた言葉


前にマーティ・フリードマンさんとパトリック・ハーランさんがテレビで対談してるのを見たことがあります。
日本語を覚えるのに苦労した話なんかが出たんですけど、その中でマーティさんが、日本語を話すためにはまちがった英語を覚えなくちゃいけないと言って、パックンもたいへん納得した感じでした。

マーティさん、日本人には気づきにくい面白い指摘をして、するどいひとだなあと思ったことを覚えています。

NHK の BABYMETAL の特番では、BABYMETAL の3人とマーティさんが対談していました。
日本語の歌でワールド・ツアーをまわってる BABYMETAL は、やっぱり言葉について考えることがあるようでした。

英語か日本語かというテーマについてマーティさんは「日本語のほうがかっこいいし、神秘的」なんて言っていて、これもなるほどと思わせるものでした。

そして、日本語が分からないひとたちにダンスや、あるいは情熱のようなもので伝えようとしている BABYMETAL のパフォーマンスについてマーティさんは

「ある意味、手話みたい」

と言っていたんです。

ヘビメタ・サウンドの激しいステージを「手話みたい」と、意外な方向なのに、すごくよく分かる例えです。

苦労した日本語でもこんなことを言えちゃうマーティさん。
さすが、世界のギタリストですね。

2016年5月7日土曜日

ミーコちゃんはエサに気づかない


ミーコちゃん専用のお皿があって、そこにエサを入れて、あげている。
ちょっと多めにあげちゃったときは、エサが残っちゃうこともある。

専用のお皿にエサがあるのに、ミーコちゃんはこれを食べなかったりする。
それでいてニャーニャーと「エサをくれ」的な感じで鳴いている。

なんでエサに気づかないか不思議だけど、時間がたって臭いが弱くなっているからなんだろうか。

CSのアニマルプラネットの番組を見ていたら、クマは5キロ離れた場所にあるハチミツの臭いが分かる、みたいなことを言っていた。

5キロなんて、ちょっと考えられない距離。
野性のパワーというのは、そんなにすごいものなのか。

ミーコちゃんも、5キロは無理だとしても、目の前にあるエサぐらい気づいてもいいのでは。
ネコとして、克服しなくてはいけない課題。

僕は、ミーコちゃんにアッサリと新しいエサをあげてしまう心の弱さを克服しなくちゃいけない。

それにしてもクマは、ハチミツの5キロ圏内に何頭かいたら、みんなで奪い合いになるんだろうか。
なんか恐ろしい。

2016年5月6日金曜日

なんとなく、歴史にくわしくなりたい


本気でチャレンジしたいわけじゃないけど、なんとなくいいなみたいな、やってみたいなとバクゼンと思ってることがいくつかある。

たとえばガーデニングとか。
そんなスペースもないし、植物を育てる大変さも分かってないくせに、キレイに花が並んでる家を見ると、あんなことしてみたいなと思う。

でも何もしない。

あるいは手品。

できるひとって、かっこいい。
不思議だし。

でも手品をマスターするには、かなり練習しなくちゃいけないらしい。
テレビでマリックさんが言ってた。

その時点で気力がなくなる。

もっと単純に、お金持ちになりたいという願望もある。
これも大変だろうし、確実にお金持ちになれる方法も分からない。

とりあえず、お金を稼ぐためには働くことが必要ということは分かる。
でも、ちょっとしか働いてない。

結局、そのぐらいで十分かなと思っている。

そういうもののひとつで、歴史の勉強をしたいとも思っている。

ヒマなんだから、好きなだけ勉強すればいい。
でも、やらない。

やっぱりボンヤリと思ってるだけ。
歴史にくわしくなって色々と語ってみたい願望だけはある。

徳川幕府のあの将軍がどうのこうのとか。
フランス革命がホニャララとか。

ボンヤリした願望なので、説明すらちゃんとできない。

2016年5月5日木曜日

五十嵐大介さんが教えた旅行から多くを得る方法


何か行動するときに、それが自分にとってプラスになるか、ただ作業をこなして終わっちゃうか。
それって大きなちがいだと思います。

プラスになったほうがいいに決まっているし、できればより多くのことを吸収したいものです。

NHKのEテレに「杉浦直樹の漫勉」という番組があって、ここに五十嵐大介さんがゲストに出ていました。

その中で五十嵐さんのノートのようなものが映って、旅行先で描いたという絵もいくつか出てきました。

五十嵐さんは、旅行に行くと、まず絵を描くそうなんです。
あいさつのような、その場所になじむための儀式みたいなものと言っていました。

描く時間をとって、集中して、それを経たあとのほうが旅行中の色々なものが身にせまって、体験になる。
あとからでも、そのときの空気感がよみがえってきやすい。

五十嵐さんは、そんなふうに言っていました。

旅行というひとつの行動を大切にしていることがうかがえます。
バクゼンと過ごすのではなく、そこから何かを吸収しようという積極的な行為。

べつに旅行じゃなくても、絵ではなくても、いいのかと思います。

意識を強く持つための、心構えとかではなく、テクニックとして応用できるのではないでしょうか。

2016年5月4日水曜日

中野翠さんが銀座に怒った文章


怒っている言葉や文章に、おもしろくする芸があるかどうかというのは大きなポイントだと思います。
ただ怒っているだけじゃ、しょうがないですからね。

中野翠さんの「東京プカプカ」という本に「コム・デ・ショック」というエッセイがあります。

妹さんとデパートのバーゲンに行ったらコム・デ・ギャルソンの店がなくなっていたと怒る文章です。

好きな店がなくなっちゃうのは、ハラが立つものです。
中野さんは怒るのが仕事のようなひとですから、こういうときはどんどん怒ってほしいと思います。

この文章ではコム・デ・ギャルソンの話から、自然に銀座全体の話に広がっていきます。
好きな店が消えていく銀座について、中野さんはこう書いています。

「残ってるのは超高級ブランドか、いかにも若い子向けの安価だが品質のよくないブランドのものばかり」

なんか共感できる文章です。

終盤では中野さんは、お店を見て回ることを農業に例えています。
商品を見つける楽しさは、農家のひとが芽が出てきたとか実がついたと喜ぶのに近いとか。

そして今の銀座について、こんなふうに書いています。

「そういう意味では、急に野良が荒れてしまったという印象だ。」

銀座を野良に例えちゃうのが、いいですね。
さすが、怒るのが仕事のひとです。

2016年5月3日火曜日

コロッケサンドはゆっくり食べる


僕は何をやっても大抵はトロい。
でもトロい奴というのは、どこかでせっかちな部分があるのではないかと思っている。

僕の場合、なんでも遅いけど、食べるのは妙に速い。

なんで速く食べるんだろうと自分の心理を分析してみると、ゆっくり食べてたらボケッとする時間がなくなっちゃうから急いでいるような気がする。

噛まないでガンガン食べて、さあボケッとするぞと思ったら、お腹が痛くなっちゃたりする。
胃がどんどん悪くなっていきそう。

パンエッセンというパン屋さんのコロッケサンドがすごく好きで、週1回ぐらい買いに行ってる。

家からけっこう遠い場所にある店で、自転車で行っても40分ぐらい、歩いていくと1時間半ぐらいかかる。
そうやって買ってきたコロッケサンドなので、これだけは急がずにゆっくり食べる。

あるとき、雨が続いたり色々あって、中2週ぐらいパンエッセンに行かなかったことがあった。
久しぶりに買いに行って、やっとコロッケサンドを食べられることになった。

水筒にコーヒーもいれて、いつものコロッケサンドよりさらにゆっくり、ミリ単位で食べて幸せを感じていた。

僕の食事がすべてコロッケサンドになったら、どうなるだろう。

栄養がかたよるだけかもしれない。
でもきっと、胃はよくなると思う。

2016年5月2日月曜日

ノット・フォー・セールHoshiさんのフシギな占い結果


道具というのは、たいていは使い途がハッキリしています。
ていうか、先に使い途があって、そのために道具があるのでしょう。

言葉の場合、おもしろい言い回しなんかを聞いて、マネして使いたいけど使い途がよく分からないことがあります。

メンズ占いユニットのノット・フォー・セールというグループがあるそうで、メンバーの Hoshi さんというひとがラジオ番組のゲストに出ていました。

InterFM897 の「デイヴ・フロム・ショウ」という番組。
それが2015年10月で、局の名前が InterFM から InterFM897 に変わったばかりのころでした。

占い師の Hoshiさんがゲストということで、局の名前が変わったことについて占ってもらっていたんです。
占った結果、Hoshi さんはこう答えていました。

「今まで石坂浩二さんみたいだったのが、いとうせいこうさんみたいになった感じですね」

このときは、石坂浩二さんと「なんでも鑑定団」の件が騒がれる前でした。

Hoshi さんは自分の言葉について「インテリジェンスにフレンドシップが加わった感じです」と解説していました。

それを聞いてももぜんぜん意味が分かりません。
具体的なのかバクゼンとしてるのかもよく分からなくて、言葉を使ったとても新しい表現を聞いたようにも思えました。

ぜひマネして使ってみたいんですけど、どう使えばいいのか分からずにいます。

2016年5月1日日曜日

島田紳助さんのトークのコツ「3人に話すとネタになる」


おもしろい出来事があって誰かに話してみたら、全然おもしろく話せなかったりすることがあります。
とくに僕は、しゃべりが下手だし。

自分にとっておもしろかったとしても、ひとに伝える場合には、そのための準備みたいなものが必要なのかと思います。

引退しちゃった島田紳助さんが、たぶん「クイズ紳助くん」だったと思うんですけど、トークについて話していたことがありました。

その中で「3人に話すとネタになる」と言うのを聞いて、なるほどと思ったことを覚えています。

紳助さんのことですから、思いつきで話してもおもしろくできちゃうんでしょうけど、使えるネタになるようにそうやって磨いていたようです。

トークのヒントとしても役に立ちそうだし、準備をおこたらないプロの心がけも見習いたいものです。

今はブログなんていうものもあるので、ひとに話す前に書いてみるというのもいいかなと思ったりもします。

紳助さん、今は何をやってるんでしょうね。