2016年5月17日火曜日
経験は人工知能にも大切らしい
勉強なり仕事なり、それをやることが楽しいからやれるなら一番いいんだろうなとは思います。
それ自体が報酬。
見返りなんかいらない幸せ。
でもやっぱり、何かいただきたいというか。
僕の場合、それがお金ならステキだなと思います。
お金じゃないとしても、せめて、やっていることが自分にとって実になっている手応えのようなものがあるとうれしい。
もしできるなら、なんらかの形でそれを裏付けてくれるものがあれば、とても気持ちが楽になりそうです。
「NHKスペシャル」で人工知能の特集をやっていて、羽生善治さんが開発者を訪ねたりしていました。
その中で囲碁のすごいソフトが出てきて、人間を超える創造性を持っているなんて言っていました。
どうやったのかというと、ソフトに経験をつませたそうなんです。
まず実戦の棋譜データを15万局ぐらいインプットして、かつソフト同士で3,000万局ぐらい対戦させたと。
それによって、人間には理解できないレベルの未知の戦法を生み出せるようになっているそうです。
コンピュータでも経験でレベルアップするわけです。
人間だったらなおさら、上達するために経験が大切なことは間違いないんじゃないでしょうか。
経験すれば確実に自分の身になる。
それを確信させてくれただけでも人工知能にちょっと感謝したいほどです。
ちなみに3,000万局を人間が経験しようとしたら、毎日10局ずつ対局しても8,200年かかるそうです。
できる範囲でやるという割り切りも必要かもしれません。
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