2016年5月18日水曜日

ぺんぎんナッツと寝袋の話


ひとに魅力を感じるとか、応援したくなるような理由には色々な種類のものがあると思います。

それが才能にあふれた素晴らしいひとならもちろんですけど、ダメなひとにも一種の母性本能のようなものを持ってしまうこともあります。

NHKの「クローズアップ現代+」で吉本興業が新しく始めた地方展開や世界展開をとりあげていました。

16人の芸人のひとたちがアジアの国に行って「売れるまで帰ってくるな」と言われているそうで、大変なことをやっているようです。
日本国内でも「住みます芸人」として、東京で売れなかった芸人のひとが地方に住んで活動していると。

その中で福島県で活動しているぺんぎんナッツというコンビが出てきて、売れてなかったころの話がチラッとしていたのが、なかなか強烈でした。

当時は月に1度ライブに出るぐらいで、月収500円ぐらい。
公園で寝袋で寝ていたそうなんです。

寝袋の下にダンボールを敷くとだいぶ温かいです、なんて言ってました。

それでも芸人をやめずに続けていたのが立派な気がします。

そういうひとたちですから、やっぱり何かを持っていたんでしょうかね。
福島で活動するようになって、月収は10万円ほどになっているそうです。

こういうのを見てしまうと、なんか応援したい気持ちになるものです。
僕が応援しなくても、福島で大勢に応援されているんでしょうけどね。

寝袋は、もう捨てちゃったんでしょうか。

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