2016年5月9日月曜日
石神秀幸さんとラーメンの関係に学んだこと
師匠と呼べるひとはいるでしょうか。
僕には、とくにいません。
誰かに弟子入りしたこともないし。
まず、師匠として着いていきたくなるほど惚れ込むひとに出会うことが必要ですね。
もう何年も前ですけどテレビの「情熱大陸」という番組でラーメン評論家の石神秀幸さんをとりあげていました。
おもしろかったので番組を見ながら少しだけメモをとっていたんですけど、石神さんはラーメンを食べたあと、それと同じラーメンを自分でつくってみるそうなんです。
自分でも食べて、家族にも食べてもらうと言っていた記憶があります。
お店で食べただけじゃダメで、つくってみて裏付けをとる、みたいなことを言っていました。
その番組の最後に「石神さんにとってラーメンとは?」なんて、お約束で聞かれていたんです。
その質問に石神さんは、
「ラーメンは歴史が浅いんで、守りに入っていないんです。つねに前に進んでいる」
この時点で、すごいこと言ってるなあとおどろいていたんですけど、続けて、
「自分にそれを教えてくれる師匠のようなもの」
なんて言っていました。
ラーメンを「師匠」と呼んじゃうひと。
そんな方向から見るひとがいるのかとか、人間って考え方しだいで色々なものから学べるんだなとか、多くの発見があった言葉でした。
僕はインスタント・ラーメンにご飯やキャベツを入れて雑な感じで食べていて、とても弟子入りできそうにはありません。
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