2016年4月23日土曜日

「他店より高かったら…」にかくされた意味を知って


都合よく言い換えられている言葉ってありますよね。
ことわる気が満々なのに「前向きに考えます」みたいな。

NHKの「オイコノミア」という番組で価格競争をテーマにしていました。

そこで電気屋さんでよく見る「他店より高かったら値下げします」という言葉について解説していました。

お客さんへのサービスを強調しているようなんですけど、実は値下げしないための言葉らしいんです。

ライバル店が安い値段で売っていたら、この店はもっと安い値段で売る。
だからライバル店は値段を下げることに意味がなくなる。

「おたがいに値下げしないでおきましょうね」という合言葉のような意味があるそうなんです。

そんなのズルいとも受け取れる宣伝文句。
ズルいけど、ちょっと頭いいかもしれない。

説明されなければ、ずっと分からないままでいたと思います。

そんなふうに、気づかずに何となくいい気分にさせられている言葉も、きっと多いかと。

番組メイン・キャストの又吉直樹さんが、こんなことを放送しちゃったら電気屋さんに行にくくなると言っていたものも、おもしろかったです。

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