梅原猛さんの「百人一語」という本があって、百人の言葉を引用して、梅原さんがエッセイっぽい感じで解説しています。
琵琶法師や聖徳太子から湯川秀樹や三島由紀夫なんかの言葉がとりあげられています。
この本のあとがきに梅原さんは
「私はいつも新しい仕事を引き受けることによって私の知識の幅を広げることにしている」
と書いています。
かっこいい言葉ですね。
この本に書いた文章は朝日新聞の連載だったもので、梅原さんはこの仕事をすることで、日本の文化の中であまり得意ではなかった時代の知識を得られると思ったそうなんです。
百の言葉を選ぶために読む本は百冊では済まないわけで、膨大な量になったということなんかも書かれています。
それから、ひとつひとつの文章を書くとなったら大変な作業ですね。
仕事を引き受けることで知識を広げるという方法も参考にしたいですけど、梅原さんほどのひとが、まだ知識を広げようとしていた意欲と熱意を見習いたいと思います。
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