2016年4月30日土曜日
アルボムッレ・スマナサーラさんが頭の中のものをくつがえす
自分の頭の中で当たり前だと思っていたことが突然くつがえるようなことがあると、おどろきもするし、うれしく感じたりもします。
アルボムッレ・スマナサーラさんというスリランカのお坊さんの「怒らないこと」という本があります。
いきなり
「『私は怒りました』などと言うのは、『私はバカです』と触れ回るようなものですからね」
という文章があります。
怒りは本能だからと言い訳するのは努力しないで怠けること、なんていうことも書かれています。
この時点でかなりビックリだったんですけど、続編の「怒らないこと2」という本には、「『許す』は格好悪い」という章があります。
許すとか許さないというのは、自分が正しいと思っているから生まれる感情だと、スマナサーラさんは言っています。
まちがっている相手を許してあげる俺ってかっこいいでしょう、ということだと。
これは、僕の中の色々なものがくつがえりました。
実はそれまで僕は、許すということを重要なキーワードのように思っていました。
スマナサーラさんによると、すべてのものは不完全である、ということを理解するのが重要だということです。
そういうものなのかなとは思うんですけど、まだまだそんな境地には行けていません。
とりあえず、もうちょっと色々なものをくつがえしていかなくちゃいけないのかなと思っています。
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