テレビ東京の「センニュウ感」という番組を見ていたら、きつねうどんを最初につくった店が紹介されていました。
大阪の「うさみ亭マツバや」という店だそうですけど120年前に、きつねうどんを初めてつくったと。
店主のひとがお寿司屋さんで修行していたことがあって、お稲荷さんの油揚げをうどんに入れてみたらお客さんにうけたという話でした。
ちなみに今そのお店ではお稲荷さんを3日かけて煮込んでから、うどんに入れているそうです。
山口瞳さんのエッセイで、現役時代の王貞治さんに、なんでそんなにホームランを打てるのかと聞いた話が出てきます。
王さんは、野球をやる前に卓球の選手だったので手首をきたえていたのが活きているんじゃないかと思います、みたいなことを答えたそうです。
ぜんぜん関係ないんですけど、きつねうどんの話を聞いて、王さんのこのエピソードを思い出しました。
王さんにとって野球がきつねうどんで、卓球がお稲荷さんだったのかと。
経験を活かすことで、きつねうどんを発明したり、ホームラン王になったり。
いろいろなことを経験しておくって、やっぱり大事なことなのかもしれません。
何が役に立つかは分からないんでしょうけどね。
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