2015年11月27日金曜日

惜しいひとたち


関東地方に山梨県を加えた地域を、首都圏というらしい。
ひとつプラスしたら言い方がけっこうちがっちゃう。

そこに長野県と新潟県もいれると「関東・甲信越地方」になって、最初の呼び方に近くなったりする。

僕は埼玉県で生まれてずっと住んでるのに、そういうことをまるで知らなかった。
もっと世の中のことを知ってるひとになりたい。

それでというわけでもないけど CNN でも見ようかなとチャンネルを合わせてみたら、画面の上のほうに英語の文字がゾロゾロと出てきた。

なんだろうと思ったら、しゃべってることがそのまま入力されて文字になっているようだった。

ニュース番組のトークに、一字一句レベルの細かい台本はないと思う。
入力するひとは言葉を聞いて、それをすごいスピードでタイピングしているのだろう。

次々と出てくる文字を見ておどろきながら、ひとむかし前にいた、ガラゲーの入力の速いひとたちを思い出した。

ケータイ電話のボタンは小さいやつがきゅうくつな感じで並んでいてうっとおしい。
それを両手を使って、とりつかれたような勢いで打つひとたちがいた。

入力が速いという点では、CNN のタイピングのひとと似てるとも思える。
「関東」と「首都圏」ぐらい似てるかも。

でもこれからの時代に必要とされるかを考えると全然ちがってくる。
一方が「スキル」だとしたら、もう一方は良くて「特技」ぐらいか。

僕はいまだにスマホを持っていなくてガラゲーを使っていて、ぜんぜん速く打てない。
ガラゲーの速打ちをしていたひとたちは、ほとんどのひとがもうガラゲーを使っていないと思う。

すごい技術なのに、今では何もなかったのと同じような感じ。
僕に言われたくないだろうけど、なんか惜しい気がする。

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