最初はマザコンのドラマかと思ったんですけど、そうではありませんでした。
主人公のテッドが子供たちにとってのママ、つまり自分の奥さんと結婚にいたるまでを聞かせていく話で。
このひとがママなのかな? と思わせてジラすのが巧妙で、にくたらしい番組でした。
ロビンは、テッドの恋人だったりルームメイトだったり、ときには体だけの関係だったり色々。
あるとき会話に「ジャマイカ」という言葉が出て、ロビンがテッドに聞きます。
「ジャマイカって、島よね?」
関係は変わってもふたりには、油断しておかしなことを言ったら攻め込まれてとんでもないことになるような緊張感がありました。
島だと即答しても問題はないようにも思えますが、このときのテッドの返事は、こういうものでした。
「話の方向による」
肯定も否定もしないで、ひとまず慎重に相手の出方をうかがう受け答え。
状況に応じて逃げ道を作れそうな便利なセリフです。
番組の中ではこのジャマイカの話の続きはなくて、「話の方向」がどう進むのかは見せてくれませんでした。
こういうところも、にくたらしい番組でした。
(このセリフが出てくるのは「ママと恋に落ちるまで」シーズン8、第3話「完ぺきな子守を求めて」という回です)
0 件のコメント:
コメントを投稿