2015年12月20日日曜日
石川雄規さんがカール・ゴッチさんに会えるまでのムチャな話
石川雄規さんといえば、格闘探偵団バトラーツの設立や闘魂ファイトで知られるプロレスラーです。
若いころは藤原組での印象が強いですけど、アメリカでカール・ゴッチさんに弟子入りしてプロレスラーになったひとなんですね。
「週刊ファイト」というプロレス新聞の昔のインタビュー記事でゴッチさんに会えるまでの話をしていて、それがおもしろい。
石川さんは、雑誌でゴッチさんがフロリダ州のオデッサというところに住んでいるという記事を見たらしいんです。
写真もあって、ゴッチさんのうしろに湖が写っていたと。
それで石川さんは、オデッサにある湖の近くにいけばゴッチさんに会えると思ったそうです。
空港からタクシーでオデッサに行って、ドライバーに「湖のところに」とたのんだところまでは順調。
でもそこで「オデッサには数百の湖があるよ」と言われてこまっちゃいました。
ドライバーと一緒に探しまわったけど、数百なんてムチャですよね。
途中でコーヒーを飲んで休憩しながら、その店のお客さんたちにもゴッチさんの写真を見せたらしいです。
するとその中のひとりが「その人ならウチの裏に住んでるよ」。
石川さんも「ラッキーとしか言いようがないですよね」と言ってます。
やみくもに行動に出て失敗したひとは、きっと大勢いるんだと思います。
「もっと慎重に、安全にやればよかった」というひとたちが。
石川さんの例は、とても確率の低い奇跡のようなものでしょう。
でも僕のような弱気で何もしない人間にとっては、行動すれば何かが着いてくるんじゃないかと前向きモードにさせてくれる話です。
それにしても石川さんらしい豪快なエピソードだと思います。
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