2015年12月13日日曜日

ドトールのレジ横のイチジクのお菓子がうれしかった


最近はコンビニのレジ近くにドーナツがよく置いてある。

つい買いたくなっちゃう心理をうまく突いてる感じ。

僕もコンビニでバイトしていて、やっぱりレジの近くにはドーナツがある。
店の狙いどおりにひとがつい買ってしまう姿を見ると、なかなか複雑な気分。

ドトールでコーヒーを飲むときには、アンパンなんかが目に入って一緒に買っちゃうことがよくある。
前にたしか日暮里のドトールに行ったとき、レジの横に、イチジクを乾燥させたようなお菓子があった。

子供のころ、近くに親戚の家の畑があって、なんか野菜を育てていた。
その畑のすみにイチジクの木が10本ぐらい並んでいた。

それは出荷する目的じゃなく、ついでに植えてあったもので、実がなったら好きなだけ食べちゃっていた。

子供でアホなので、自分がどれほどイチジクに恵まれた幸せな環境にいるかそのときは分かっていなかった。
もちろん「無花果」なんていう漢字も知らなかったし。

知っていたのはイチジクがおいしいことだけ。
でも、その畑は埋め立てられて誰かの家が建って、僕はそれ以来イチジクを食べたことはなかった。

なのでドトールでイチジクのお菓子を見たときは、ちょっと特別なうれしさがあった。

大人になってコーヒーなんか飲むようになって、さらにいま手を伸ばせば一緒にイチジクも食べられる。

ふたつがセットになったらどんな幸せを味わえるんだろうとか思ったけど、100円ちょっとのお菓子だし、さほど感激するような味でもなかった。
まあ、そんなものなのかもしれない。

それでもちょっといい気分でコーヒーを飲ませてくれたイチジクのお菓子にありがとう。

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