2015年12月8日火曜日

トカゲにビビッていたのにミーコちゃんは助けてくれなかった


朝、玄関をあけるとミーコちゃんが入ってくる。
離れたところから走ってくることもあるし、玄関の前で待ってることもある。

その日は、玄関があいたことに気づいて走ってきたんじゃないかと思う。

ちょっとしたスキに、ミーコちゃんより先にトカゲが玄関に入ってきた。
思いがけないお客さん。

小さめのトカゲだったけど、僕を恐がらせるには十分だった。
なんとかしないと、これからトカゲと一緒に住むことになっちゃう。

ここはミーコちゃんに助けてもらおうと思った。
日頃からニャンコ・マッサージをしてあげてるし。

早く入ってトカゲを退治してと願っていたのに、ミーコちゃんは玄関の前で入るのをためらっている様子。

ネコとしての野性のカンが、僕がビビッているのを感じとって慎重に行動しているのかもしれない。

その野性のカンこそ、僕がいま求めているものだ。
それをこの場で発揮してほしい。
攻撃的な感じで

ドアを大きく開けて大歓迎ムードにしたら、やっと入ってきたミーコちゃん。
どんな戦いを見せてくれるんだろうと思っていたら、トカゲを素通りして部屋のほうに行っちゃった。

玄関には、ポツンと取り残されたトカゲと僕。

素早く入ってきたわりにはトカゲはじっとして動かないでいてくれた。
これは本当によかったと思う。

ホウキでそおっと外のほうに動かしたら、素直に出ていってくれた。
トカゲを追い出すなんて、すごく野性的な男になった気分だった。

ミーコちゃんにはしばらく冷たくしてやろうと思ったけど、またニャンコ・マッサージしちゃった。

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