2016年1月4日月曜日

土手のミニ風車とソーラーを見てモグラについて考えた


江戸川の土手の一部に「モグラ対策の実験中」という看板が立っていた。

そこは土手を強くする工事が終わったばかりの場所。
地面に、小さい風車と、小さいソーラーが、いくつも並んで刺さっていた。

看板に書かれた文によると、工事のあと芝を植えて、モグラが動きまわっていると芝が育ちにくいので、その対策みたい。

風車で地面に振動を与えて、ソーラーからとった電気で音を出してモグラをおどかす作戦らしかった。

芝が育っても草がぼうぼうにはえてくるんだから意味がないのではと思ったけど、考えてるうちに地面の上じゃなく内側の問題なんだと気がついた。

たぶん、地面の中に芝が根を張ってるほうが土手が強くなるのだろう。

土手が強いほうが僕も安心なんだけど、ちょっとモグラがかわいそうな気も。

ネットで検索してみたら、モグラの被害にこまってるひとは意外に多いみたいだった。
土の中に住んでいて地味な感じなのに影響力があるモグラ。

しばらくたったら、土手の風車もソーラーもなくなっていた。

おどかしてるあいだに芝が育ってもう十分ということなんだろうか。
モグラたちが自由になってよかった。

人間に被害をあたえなければもっといいんだろうけど。

きっと今も土の中で暴れているモグラたち。

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