2016年1月13日水曜日
おばあちゃんとダックスフンドの不思議なバランス
テレビで、幻冬舎の見城徹さんを取材した番組を見たことがある。
かなり前だったのでほとんど忘れちゃってるけど、記憶に残っているのが、見城さんが犬の散歩をしていた場面。
「何をやってる時も仕事のことが頭にあるんだけど、こいつといる時だけは仕事のことを忘れる」
なんて言っていた。
犬の散歩ってそんなに楽しいものなんだろうか。
見城さんが連れていたのはわりと大きな犬で、見城さんと並ぶとバランスがいい感じがした。
なかには飼い主と犬にギャップというか、変な組み合わせのこともある。
ごっついオジサンが小さくて可愛らしい犬を連れていたり、小柄な女性が見ていて心配になるぐらい大きな犬と一緒だったり。
歩いて出かけたときに、知らないおばあちゃんが犬を連れて散歩していた。
ダックスフンドっぽい、足が短い犬。
代わりに胴が長くて、尻尾も長かった。
犬には首輪もロープもついていなかった。
おばあちゃんは、ロープの代わりに犬の尻尾をつかんで一緒に歩いていた。
犬は速く歩きたい気配なのに、尻尾をつかまれてぜんぜん進めない。
アスファルトの上で足がツルツルすべってた。
ノンビリ歩いてるおばあちゃんと、進みたいのにすべって進めない犬も、不思議なバランスがとれてるような気がした。
僕は犬を飼っていないので見城徹さんが言っていた一緒に散歩する楽しさは分からない。
でも、犬の散歩をしてるひとを見るのもけっこう楽しいと思う。
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