2016年1月10日日曜日

食事のあとに変な出しゃばりかたをした部長


作業の途中で休憩をとるには、中途半端なところでとるのがいいらしい。

ひと仕事終わったところ、区切りのいいところで休憩すると、安心しちゃって作業に戻るのが面倒になりがちだという。

中途半端なところだと、休憩しながらもやり残し感があって次に何をするかも分かっているから戻るのもスムーズ。
うまくいけばボケッとしてるあいだに潜在意識が働いて答えをみちびいてくれるかもしれない。

それは期待しすぎかもしれないけど、中途半端にもいい点がある。

前に会社づとめをしていたとき、ナゼか常務と部長といっしょにお昼を食べに行ったことがあった。

食べ終わって会計のときに常務が
「じゃあ、僕のおごりで」
と言ってサイフを出して、僕はよろこんでいた。

そこに部長が
「ちょっと待ってください」
と割り込んできた。

僕としては、おごってもらえればどっちでもいい。

ふたりで勝手に結論を出してくれと思っていたら、部長は続けて
「ここは割り勘にしましょう」

出しゃばるならしっかり出しゃばればいいのに何を言ってるんだ。
しかも変な熱意みたいなものを見せていて、部長の意見がとおって割り勘になって、僕も自分の分を払った。

部長としては、常務におごられるのはプライドが許さなかったみたい。
でも自分が全員の分を払う気もなくて、こんなことになったと。

中途半端にもいい点はあるようだけど、これはイヤなほうの中途半端だった。

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