ブルックリンに住むアレン少年はちょっと変わった子で、お母さんは心配していました。
ウディ・アレンの映画「アニー・ホール」での話です。
ある日、お母さんとアレンは一緒にセラピストみたいなひとの所へ相談に行いきました。
お母さんはアレンの状態を説明します。
「落ち込んで、何もしないんです」
そこでアレンは自分の考えを話すんですけど、何もしない理由は、本で宇宙のことを知ったせいだったんです。
アレンは、こう言います。
「宇宙は膨張してる。ふくらみ続けて爆発したらすべては終わりでしょ」
宿題をしないことについても
「無意味だもん」
たしかに、それが現実になったら終わりですね。
宇宙が爆発するのに努力とかしても意味がないかもしれません。
でも、お母さんのほうもタダ者じゃないんです。
お母さんはアレンに言い返します。
「宇宙がなんです。ブルックリンは膨張してません」
こんなに見事な切り返しをするひとに、ごまかしや言い訳はむずかしいかもしれません。
ホントに宇宙は爆発するんでしょうか。
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