2016年1月2日土曜日
おじさんを信用しないで自分で接着剤でクツを修理して失敗
暖かい季節には、わずかなうえに日当たりの悪いウチの庭にも草がはえてくる。
寄ってくる蚊を手ではらいながら草取りをする。
はらいきれずに蚊に刺されまくりの状態で草を抜いていたら、僕から見えない位置から「ガチャン」という音が聞こえた。
そして、おじさんが歩いてきて「こんにちはー」。
「クツの修理などをしてる店です」と、チラシをくれた。
戻っていくおじさんの先に自転車がたおれていた。
さっきの「ガチャン」の原因が分かった。
自転車を起こして去っていくおじさんを見ながら、手にはもらったチラシ。
僕は底がはがれちゃってるクツのことを考えた。
ビンボーなくせに思い切って1万円ちょっとするクツを買ったとき、このクツを10年は履こうと決意した。
厚手のクツで寒い時期しか履かなかったけど、4年ぐらいで底のゴムがはがれてきた。
残りの6年を乗り越えるためには、どうみても修理が必要。
そこに現れた、たおれた自転車をそのままにチラシを持ってくるおじさん。
ああいうひとにならクツの修理をたのんでみたい。
そう思ってチラシをとっておいて、自転車で出かけたときに場所も確認しておいた。
だけどなんか面倒になっちゃって自分で接着剤で修理してみて、当然のように失敗した。
10年履く決意とかもどうでもよくなって、そのクツは捨てちゃった。
あのときおじさんを信じていたらどんな展開になったのか。
それを知ることができなかったのがちょっと残念だなと思いながら、今年の冬を過ごしている。
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