2016年2月6日土曜日

藤沢秀行さんの言葉について考えながら答えにたどり着けずにいます


何年か前にNHKの「にんげんドキュメント」という番組で囲碁の藤沢秀行さんを特集していました。

もうメチャクチャと言えるような生き方をしたひとで、いろんなところにお子さんがいたりして。

番組を見て、なにより奥さんであるモトさんの大変さが印象に残りました。

藤沢さんが何年も家に帰ってこなくなって、奥さんは自宅でお花か何かの教室を始めることにしたら、始まる前日にひょっこりと藤沢さんが帰ってきて全て台無しになってしまったそうです。

「あのときは泣きました」
なんて言ってる奥さんがかわいそうでした。

そんなワガママを通してまで囲碁を極めることを目指した藤沢さんの言葉に

「碁っていうのは人間が打つんだから、人間をたかめなくちゃ駄目」
というものがありました。

人間がやることであれば囲碁にかぎらず、何にでもあてはまることなのかもしれません。
全ての基本のような。

藤沢さんは、そのために書をやっていたそうです。

ときどき藤沢さんのこの言葉を思い出して、僕は人間をたかめるために何をすればいいんだろうと考えたりします。

でも範囲が広すぎなこともあって、いまいち答えが分からずにいます。

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