2016年6月6日月曜日

影ながら江戸川を応援している


スポーツなんかで好きなチームや選手を熱心に応援するひとがいる。
人間ならみんな、誰かを応援したくなる心理みたいなものを持っているのかもしれない。

DNAに組み込まれちゃってる感じで。

応援してるひとが負けたときは、怒るひと、悲しむひと、暖かい感じで受け入れるひとなど反応がバラバラ。
このへんはDNAには組み込まれてはいないんだろうか。

江戸川の横の土手を歩くことがけっこうあるんだけど、所々、川が細くなってる部分がある。
なかには、ちょっと勢いがついたら川が止まっちゃうかもと心配になる場所も。

上葛飾橋という橋の下もひどくて、陸地がどんどん出っ張ってきて島みたいになってる。

何年か前まで、そこは普段は水にかくれていて、ときどき砂地が出てくるぐらいだった。

一度、砂地におじさんがいて、服を脱いでパンツ一丁で川に入っていったのを見たことがある。
ひょっとしたら人生にサヨナラするのかなと思ったけど、おじさんはすぐ戻って服を着ていた。

けっこう寒い時期だったので水も冷たかったと思う。

そんなおじさんとの思い出の砂地が、あっという間に木や草でいっぱいの島になっちゃった。

川が止まったら悲しいので、がんばって水が増えてくれと思う。
パンツ一丁のおじさんのためにも。

僕が応援してもムダだと思うけど、DNAに組み込まれているからしょうがない。

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